概要


 トゥルサスは、フィンランドの叙事詩『カレワラ』の中に出てくる水属性の巨人。

 フリームスルスと、色々似る。ただ、北欧の言葉ノルド語では「なんとかスルス」というものが普通で、単体で使われることがないことから、スオミ(フィンランド人の自称)の言葉がオリジナルで、北欧に伝播していった可能性がある*1

 ちなみに「カレワラ」は、「カレワの土地」の意で、カレワはフィンランドの伝承に出てくる巨人。であることからこっちは「ヨトゥンヘイム?ヨトゥン」に対応する。なんかフィンランドと北欧で文化の交流があったらしい。

参考文献


 健部伸明編集『幻獣大全1 モンスター編』新紀元社

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最終更新:2023年09月12日 16:22

*1 『幻獣大全』97頁