ゲブ(Geb、gb)

 正確には解明されていないがその名は『大地』を意味する思われる。人間の姿を持って表され、その際立った姿、座った姿、足を曲げ、大地に寝そべり、肩肘をつき、天空の女神ヌトに届くように身を起こした姿で描かれる。シュウテフヌトを両親に持ち、天空の女神である妹ヌトを妻に持つ。ゲブとヌトは固い愛で結ばれており、常に互いに抱き合っていたが、それに嫉妬したラーは、大気の神シュウを遣わし引き離してしまう。彼は神々の父とされ台地と、太陽がその旅の間に囲むものすべてを創造する。

参考文献

ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』55頁

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最終更新:2021年05月30日 09:12