シュウ(Shu、św)

 その名は『光る大気』『光り輝く生気の揺らめき』を意味する。基本的には、人身の姿をもって表されるがごくまれにライオンの頭を持った男性の姿で表される。エジプト神話の世界創生に関わる神の一人。彼は大気命の息吹命の根源であり、それらを死者に伝達する。また彼は、風や、雲、霧などの気象現象を支配する。常に交わっている点の女神ヌトと土地の神ゲブに嫉妬したラーによって二人の間に送り込まれ、二人を引き離した。その後ヌト(空)が落ちてこないように彼女をその手で支え続けている。

参考文献

ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』172頁

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最終更新:2021年05月30日 09:16