ウルズ(Urðr)
ウルド(Urd)とも書く。
北欧神話の運命の女神である
ノルニルのうちの一人。
エッダや
サガのなかでは女性の姿をした神格として現れるが、本来は抽象的な「運命、成ること」を意味する概念だった。
古ザクセン語のwurd、古高ドイツ語のwurt、古英語のwyrd、そして古ノルド語のurðrはすべて同語源である。
古英語のウィルドwyrdはラテン語の
パルカエ?(運命の女神)の訳語として用いられたが、まだ擬人化はされてなかったらしい。ウィルドは8、9世紀ごろの文学で
パルカ?のように女性の運命の女神だとされるようになった。北欧でも
エッダや
サガの時代の少し前に女性の女神として擬人化されたらしい。
古英語のウィルドは音が似ているウィアードwierd(忌まわしいこと)の影響によりウェルドwerdに変化し、魔女のような姿をしているとされるようになった。運命をつかさどる女性3人セットは15世紀の中ごろの
イギリスでも広く信じられていた。
シェイクスピアの『マクベス』に現れるウィアード・シスターズ(weird-sisters)は
ノルニルやウルズがイギリスで進化した結果の登場人物である。
参考資料
ぁぅ
最終更新:2025年05月02日 13:48