テーブルターニング(Table Turning)

はじめは心霊現象のひとつとされ、19世紀に西洋で流行しました。
これに参加する人はテーブルを囲んで座り、両手をテーブルの上に置きます。すると、霊がテーブルを動かしたり傾けたりし、意思を伝えてくると言われています。
霊はより正確に通信するため、テーブルの脚で床を叩き、その回数でかなり細かい質問に答えることもあるそうです。

しかし、流行した当時から否定的意見も多く、ガウスやメンデーレエフ、エンゲルスらはテーブルターニングについて反論をしました。
さらには1853年ごろにファラデー(電磁気に関する研究で有名な学者)が実験を行い、人間の無意識による運動が原因であることを突き止めたため、心霊現象ではないと結論付けられてしまいました。

シャルコー(19世紀の精神医学界に於ける重要人物)の書いた「神経病学講義」という本には、テーブルターニングにより集団ヒステリーが引き起こされた事例が紹介されています。

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最終更新:2006年04月11日 07:22