プロメテウス

ティターン(巨人)族の生き残りで、エピメテウスの兄。
その名前は「先に考えるもの」と言う意味があり、その言葉どおりの聡明な性格。

人間に「火」を贈り物として与えたため、ゼウスの怒りを買うこととなり、罰として
岩山に鎖で拘束され、その肝臓をハゲタカに食われるという苦行を課せられることとなった。
プロメテウスの肝臓はいくら食い荒らされても、一晩で元通りになってしまうため、この苦しみは
永遠に続くこととなったわけである。

その後、ヘラクレスがプロメテウスの岩山を訪れた際、プロメテウスを苦しめている
ハゲタカを倒して、ゼウスにプロメテウスを許すよう望んだので、これを機にプロメテウスは
ようやく許されて、自由の身になった。ただ、以前ゼウスはプロメテウスを永遠に岩山に鎖で
拘束しておく、という神々の誓いを立てていたため、プロメテウスを拘束していた鎖と岩山の岩の破片で
指輪を作り、これをプロメテウスの指につけておくことで、この誓いを破ることなく、プロメテウスを解放することとなった。

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最終更新:2005年08月07日 13:10