ティタン(Titan)

ティターン、タイタン、またはウラニデス(「ウラノスの子孫」の意)とも。
神々の「第2王朝」にあたる十二人の神々。

神話

ティタン12人はガイアウラノスの間に生まれた。12人の名と性別は以下の通り。


クロノスは父ウラノスを粛清し、神々の王座を勝ち取る。
そして妹であるレアを妻とし、神々のいわば「第2王朝」を築いた。
この時代は野蛮な時代だったとも逆に至福と繁栄の黄金時代だったとも言われる。

だが、ガイアウラノス
クロノスは自らの息子によって王位を奪われるであろう」
という予言を恐れ、生まれた自分の子供を全て飲み込んでいた。

レアは末っ子のゼウスが生まれた時に、なんとか今度の我が子は無事に育てたいとガイアに相談した。
機転により無事に育ったゼウスは兄たちを救出し父と叔父叔母らティタン神族に戦いを挑む。
これが「ティタノマキア」である。

戦争に敗北したティタン達は地底世界タルタロスに封印される。

現代のティタン

ティタンの名は硬い金属元素・チタン(Ti)に使われている。
また、英語で「巨人」を意味する言葉にもなった。
「Titanic」は「巨大な」という形容詞であり、処女航海で沈没した有名な豪華客船の名にもなった。

参考

尾形隆之介『通読 ギリシア神話』東京図書出版会
ルネ・マルタン『図説ギリシアローマ神話文化事典』原書房

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最終更新:2005年06月28日 00:59