グラウコス

人間から海の神の一族に転生した漁師の青年。

ある日グラウコスが漁を終えて、獲れた魚を選別するため、岸辺に生えていたハーブを敷き詰めて
そこに魚を並べたところ、魚たちは急に水中にいた時の様に元気になって飛び跳ね周り、とうとう
自分で水の中に戻っていってしまった。

驚いたグラウコスが、これは敷き詰めたハーブの力のせいではないかと考えて、試しにハーブを口にしてみると、
果たして自分も魚たちのように水の中への憧れが強くなり、自ら水の中に飛び込んでいった。しかし彼は
おぼれることも無く、更にその体も徐々に人間離れしていき、トリトーン?のような姿となって、新しい
海の神の一族として、暖かく迎えられることとなった。

その後、グラウコスはニンフスキュラに恋をするが、その結末はスキュラの項で
参照していただきたい。

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最終更新:2005年08月28日 23:55