化け猫

日本において、猫はタヌキやキツネと並ぶ、化ける動物の代表格である。

歳を取った猫は不思議な力、いわゆる霊力を身につけ、人の言葉を理解したり、
変化などの妖術を身につけると言われている。タヌキやキツネの変化は人間に対して
いたずら程度で済むことも多いが、猫の変化は、人に深刻な危害を加えるケースが少なくない。

こうした化け猫がさらに齢を重ね、自らの術に磨きがかかると尻尾が二股に分かれ、
猫又?になるとも言われていた。

香川県では、自分の家の飼い猫が化け猫や猫又?になるのを防ぐ方法として、歳を取った
猫に、小豆飯と魚を赤い手ぬぐいに添えてやり、「暇をあげるから、ここから出ていきなさい」
と言うと、猫は黙って姿を消すのだという言い伝えが残っている。
猫を飼い始める際に、「○年飼ってやる」とあらかじめ年季を告げることも各地で行われた。

猫の種類に「ジャパニーズ・ボブテイル」という、日本産の極端に尾の短い猫があるが、
尾が長い猫を化けると忌み嫌い、結果的に尾が短い猫の間で選別淘汰が行われた為発生したといわれる。

最終更新:2005年10月03日 23:22