菩薩
菩薩とは、サンスクリット語のボーディサットヴァを漢語で音写した語で、『菩提薩埵』を簡略化した語であり、本来は出家する前の釈迦(語の由来として、
釈迦の名であるゴーダマ・シッタールダを、梵語で反対から読んだ形から来ている)を表していたが、現在では如来になる前の段階にいる者を示す。しかし、
密教では
如来が悟るために修業する姿を、まだ悟りを体感していたない者のために見せているとされる。
これら菩薩は、『菩薩形』と呼ばれる、金・銀・玉などの装飾品で着飾った姿をしているのは、元は出家する前の
釈迦が、シャカ族の王子であったことから、その姿が繁栄したとされている。唯一の例外が
中国・
日本などでみられる『比丘形』とよばれる姿をした
地蔵菩薩である。
参考
新紀元社 密教曼陀羅
最終更新:2025年05月26日 13:08