Odyssea専門用語集
五十音順
か行
歌
歌(か)は、Odysseaにおける幹部に値する者の爵位を表す。
機関所属隊員が公式に幹部に任官する際にのみ末端番号が交附される。
幹部が死亡した場合は、その死亡した幹部より歌数が大きいものは自動的に繰り上がるシステムであり、欠番は存在しない。
そのため、歌数と幹部の印象は一致せず、Odysseaでは「第何歌」のように歌数で幹部を呼称することは稀である。
就任期間が長いほど歌数順は上になり、実力と順位が一致しているとは言い難い。
―――――私窩子乍(しかしながら)、だ。 第一歌「
リタロウ」は、最強(つよ)いぞ?
廻送機関
廻送機関とは、機関Odysseaの別名である。
世界を「無」に廻送するOdysseaの創造的虚無行為が由縁と考えられており、魔族上流階級の華人が好んでこの名を呼称する。
通常『廻送機関』と呼称する場合は、『廻送機関第七位』の意味合いを含んでいる。
廻送機関第七位とは、まだ正気を保っていた時期のオンドルーン、即ち『ゼノ=フリードリヒ』のことである。
ゼノが多発性異常プリオン炎魔腫(TB-SK型ウイルス)の魔界大汎発流行時に、魔族の華人居住区に物資を供給したことは、
機関Odysseaの知名度を大きく上げたきっかけでもあり、ゼノが世界救世主(マーシアハ)として魔界を風靡したことは既に周知である。
余談だが、ゼノが正気を失った時期とも重なるため、今のオンドルーンの状態はウイルスが原因ではないかという説も存在する。
改変超視力師匠
Odyssea大修行時代(非公開)にて幹部達の実力を底上げした伝説の師匠。ただひたすらに、最強(つよ)い。
超視力とあるが、両義眼の盲聾。第六感でのみ世界を把握する力を所持する座頭市のそれである。
末端が一番弟子として拾われ、次にリタロウが腕試しに師匠との武闘を行い、互いに師の実力を垣間見ることとなる。
末端にはハッキングの精度を、リタロウには
聖詠の強化にそれぞれ鞭撻を仰いだ。
修行プランは、あらゆる勝負で超視力師匠にただ一回だけ「勝つ」という簡素な内容であるが、それは「修羅」の具現、そのものである。
末端は157年、リタロウは9ヶ月かけてそのプランを終了させた。
その修行成果は驚異的であり、リタロウが一人して魔力粒子(マナ)の始原であるユグドラシルの大樹を表世界から枯渇させるほどである。
因みに、超視力師匠の武闘の締めには必ず「今の認識(み)えないかー?」の一言を添えつつ光速で接近、万物の死(破壊)を強要後、美酒を堪能する。
その際の師は、「先の勝者にて敵非ず」と謳われる第一歌リタロウですら数十本の骨折りを強いることだろう。
また、改変超視力師匠は、『社会構築ボアズキョイ~非想非非想天の息子~ 第147話「修行!?洞窟の仙人現る!!」』にて、
洞窟の中で真理の修行を貪り穿つ神秘の仙人として、主人公一行を鍛え上げる師匠キャラで初登場を果たした。
骸架教団
骸架教団とは、元々は
FMT等の現世に申し訳程度に影響を与えていく下級死霊や魑魅魍魎等が、
人間(ニンゲン)のオカルト思想を持つ新興宗教『骸架教』と結び付き、カタチを為した新興宗教団体である。
死霊達は人間の躰を器として提供してもらう代償として、能力を使役しつつ架空の唯一神『プロディギウス』を創造する。
それにより信者の数を増進させ、更なる戦力を養い、信者の絶対的な洗脳=信仰をモノにしている。
この奇妙な共生関係は、表世界に留まっている魔族にとって最も厄介な存在となっている。
魔族の共通エネルギーである魔力粒子(マナ)を恰も蚊の如し、「吸っていく(のちの
アブソーブ)」のである。
現在の骸架教団最高唱導者は骸架教開祖の末裔
カガで、社会構築原理提唱者である。
幹部の全てが社会構築主義者であり、幹部の4番手
D-driverは魔界の存在定義が揺らぐ程の絶大な魔力を所持し、
カガの定義した社会構築原理を絶対真理として行動を喚起する為、表世界での活動が多いOdyssea側から見れば骸架教団とは大敵足り得る存在である。
画可
オンドルーンによる「人類識別番号計画」の発端となった「可」の一文字を書き加える勅令を指す。
オンドルーン学技術研究分野によると世界最古の御画可は「動座」であり、記録に残る始原の識別番号と言われている。
加工済み
リタロウと
ネクロノミコンが考案した魔導式変換アルゴリズム。
Odysseaで使用されている現在の暗号様式であり、108のコードブックからなる。
使い方としては、暗号化したい文章に対して「加工済みだ」と呟くだけであり非常に手軽である。
火サプ作戦
Odyssea基本七元心理戦法の一つ。
主に二人以上で行われる作戦。心理戦法というよりむしろ娯楽に近い。
そのため、Odyssea基本七元心理戦法の中で唯一癒しとして使われることが多い。
その内容は単純であり、理解力が必要である。
まず、二人以上が知っているテンプレを用意することから始まり、お互いによく台詞の手合わせをしておく。
そして、一人がここぞというときにテンプレの台詞を言う。
その後、もう一人が別の台詞を言う→別の人が台詞で派生→派生→派生→以後ループ
これが最も美しく、最も親しまれている火サプ作戦の全貌である。
決まると気持ちが昂り、感動すら分かち合えるこの心理作戦だが、如何せん他人には厳しく排他的であり、
一定の輪を作ってしまうために、火サプ作戦は友人の間でしか発生しないので汎用性に欠け、何より相手にとって心理戦法でないのが最大の弱点か。
Odyssea内で使われている(使われていた)テンプレ
カムイ大綬章
軍属に於いての高位勲章の一つ。”銃後の守り”に於ける”勇敢な行為”を讃えるために制定された。
深紅色の六芒星を用いた六条の琴線をベースに黄金の頸飾と先端に付ける記章を加えた、非常に繊細かつ麗美なデザインの勲章である。
勲章には「思わば緋となり災誅なせ」の文字が刻まれている。
大綬は106mm幅で、赤の織地を翡翠色の十字が描かれたデザインとなっており、勲章は大綬を持って右肩から左脇に垂れ、左胸に副章を佩用する。
奇蹟のカーニバル
世紀末・・・・徹夜・・・・課金・・・・略奪・・・・占領・・・・ネカマ・・・・
強盗団・・・・アイテムくれくれ厨・・・・最強の武器(笑)・・・・
芋厨・・・・通報厨・・・・馴れ合い厨・・・・引退厨・・・・放置厨・・・・放置狙い厨・・・・
暇人厨・・・・待ち厨・・・・裏切り厨・・・・言い訳厨・・・・強種族厨・・・・自慢厨・・・・
自滅厨・・・・道連れ厨・・・・味方爆撃厨・・・・糞回線厨・・・・切断厨・・・・
戦争狂・・・・自営業宣言・・・・廃神・・・・ハイエナ・・・・晒し上げ・・・・
ネトゲの遊び方を教えてやる・・・・
文句のあるやつ全員まとめてかかって来い・・・・
奇蹟のカーニバル
開 幕 だ
奴隷大農園な
読みは『きにする』な。Odysseaにしては珍しく相手を気づかう言葉である。
正確な初出は不明だが、少なくとも古代オデュ時代~大黄金時代にはすでに存在していたとされている。
発見の原因としては、リタロウが自分自身の記憶の中でも他者との対話を主に保管している
通称『喰いかけの林檎』と再対話した際に浮かび上がってきたものとされる。
Odyssea文化の中でも最古参であるが、現環境には馴染みにくく中堅に甘んじているのが惜しまれる。
君、後ろ
空白の黙示録
FMTの発現や現世のD-Driverの妨害は
骸架教団の物と判明。
また、王立学士研究院に提出する予定の課題がそれらの妨害により、提出することが出来ない事がある。
これを空白の黙示録と呼ぶ。
切死たん
オンドルーンの斬首である。文字通り切って死に至らす。「たん」は申し訳程度の萌え要素である。
Odysseaでは斬首と言えばまほちゃんが存在(い)ることから、オンドルーンのまほちゃんに対する僅かながらのリスペクトと分かる。
追加コマンドで斬った断面から『あの男』が浮かび上がり(発生3F)、隣人愛を伴う。
その姿を見る者は、例え渓谷の地でひたすらに雑務をこなそうとも『あの男』の存在を感じずにはいられない。
尊いのだろう。悔い改め、そして苦患の歎きに耳を傾ける事ができようか。況や、をや。
―――――Odysseaは神を否定す。
キング・オブ・ウガンダ理論
Odyssea上級応用理論。通称「キンダ理論」。
本来、あまりにも限定的な条件が揃わないと理論が成立しない、机上の空論に甘んじている理論。
主に、大統領の主治医が大統領の妻を寝取り、更にその大統領がその事態に然るべき対応をする為に生み出されたウガンダ式拷問術を
活用する直前に、予め数人の部下の手で袋叩きにした主治医に向かって呆れ果てた顔で、
「情けない・・・」
と、ただ一言告げる理論である。
条件が出揃ってないとまず理論が成り立たない非常に高度且つ最難関の理論であり、汎用性は限りなくゼロに近い。
が、近年のOdysseaでは、あらゆる相手の失態にことごとくこの理論を押し付ける理不尽な状況が横行している。
そのような尾籠者(おろかもの)を発見次第、即刻ウガンダ式拷問術を断罪(あた)えるべきである。
キン=ゾック卿
ニューロゼニア星に住む異星人。鍛冶屋『キン=ゾック=スキカ(訳:民集う意思)』を経営している。がたいが非常によく、身長は3mを超す。
それなりに顔は広く、鍛冶屋業界で名を知らぬ者は居ない。口癖は「金属好きかぁ~?」。
見知らぬ人だろうが、誰だろうが、出会い頭に金属について熱く語るほどの金属嗜好(マニア)である。
Odysseaでは「金属おじさん」の名で親しまれている。幼少時代のリタロウを知る数少ない人物でもある。
如何せん製造武器があまりにも巨大なため、人間(ニンゲン)サイズのカタチが多いOdysseaでの需要はほとんど無い。
喰いかけの林檎
- リタロウの別名。由来は旧友が喰いかけの林檎に似ていると言ったことから。
- 3マナ、40000、ブロッカー
- 古オデュロン時代に作成された古文書(アーカイブ)。 → 「喰いかけの林檎(古文書)」を参照
公家おじさん
自分が生来の貴族、『公家』と疑わない眉雪の人物。魔界都市のツインサイドカントリー~ウエストボートブリッチ間で報告例がある。
「天皇と自分は友達」、「農民に気を付けなければいけない」などの特徴的な言動が見られ、見かける人間全てに演説している。
上記のことから到底健常とは言い難く、もはや彼は彼でなくなっていると謂えよう。
また、終生(おわ)り際に数式を高速で音読していたことから、
数学史に残る難問『OH(オンドルーン予想)』に挑み、多くの例に違わず自我が潰えてしまったと推測される。
グラサン専門店
表世界の都市部に位置する駅周辺にある廃れた隙間産業。
グラサン専門店ではグラサンしか扱っていない。全く流行らない理由はここにある。
しかし、夜9時からクラブ『星夜爆裂疾風弾(スターナイトストリーム)』が開店する。
店のポスターの裏にある隠し通路から入ることができる。
このクラブは骸架教団キャラ作り筆頭の溜まり場となっており、リタロウはこれについて調査中である。
グリホ理論
Odyssea上級応用理論。発見されてからまだ日が新しくα版ともいえる理論。
単騎での敵地本陣潜入を前提としており、Odysseaの幹部達でさえ限られた者にしか扱えない最高難度の作戦理論である。
汎用性は皆無だが、数ある作戦や理論の中で種族値はトップクラスであり、致死の破壊力を誇っている。
正に“雷が稲妻を襲った”と形容するにふさわしい理論である。
実例
主「(適当に挑発)~組織を崩し、私の配下になれ」 ①この時点でカバンを置くのが理想
敵「おまえはもう終わってる、引退しろこの糞野郎」
主「この私が怖くないのか?」
敵「ジイさん。お前なんか怖くねーよ」 ②言い終わると同時に敵の配下を殲滅し、ボスを瞬時に無力化する。此処が鬼門中の鬼門
主「本当に、この私が怖くないのか?」
敵「スイマセンスイマセンスイマセン」
主「さっきと言っていることが違うな」
主「私のことをさっき“ディスコ時代のサンタ”と?私を“退屈な存在”とも言ったな?」
敵「イッテマセンイッテマセンイッテマセン」
主「正直に言って・・今の言葉は侮辱だ」 ③此処で素直に帰ろうとするのがポイント
敵「おい忘れ物…」 ④敵の本陣を出た処で①で置いたカバンの中の爆弾を起爆させ、止めを刺すと同時に証拠を全て吹き飛ばす
※蛇足だが、起爆したと同時にスローモーションをかけると宛も銀幕の劇場に居るかのような美しさに昇華する。
クロムウェル
主に、
リタロウが使用する魔法構築術式名。分類としては自己強化魔法に属する。
発動後、自分にとっての絶対空間(クロムレンジ)を決定でき、空間内をc(299863.381km/s)の速さで圧縮・消去するまでに至る。
リタロウ自身の固有魔法ではなく、帝国軍に所属していた時の彼が研究により完成させたものらしい。
その名の由来は、クロムウェル卿がアイルランド遠征の際行った虐殺に冠する。
卿曰く、「野蛮人に対する神の正当な裁き」。
訣別のαバウンダリー現象
魔界から表世界へと通過する際、それ相当の対価を払うべく行われる儀式過程。
α線上の歪曲には自己が確立できる人物を摘除する必要があり、それを対価として払うことで初めて境界(ゲート)を突破することが可能になる。
ただし、生まれが半神半人のようなそれ自体が神性である無分類(オリジナル)の存在として『世界』から乖離する場合、代償を必要としない。
Odyssea首脳部では、ただ一人人間(ニンゲン)の
まほちゃん以外全ての幹部が代償なしに越境することができる。
月9作戦
Odyssea基本七元心理戦法の一つ。
相手の心の内を探る時によく用いられ、その汎用性の高さに
アオイドス委員会からは高評価を得ている。
用例
自分「・・・ん?あれ?」
相手「なんだ?そんなにじろじろ見て」
自分「あの・・・もしかして、月9に出てるあの人ですよね?」
相手「え?・・・いや、違」
自分「あ、やっぱあの人だ! ええと、彼ですよ、ジャニーズの」
相手「えっ?ジャニーズって」
自分「そうそう!ジャニーズの!えっと、彼の名前はなんて言ったっけ・・・」
※ここで相手の反応の出方を見る。ここで冷静になって違うと言い張った者は間違いなく数多くの『場数』を踏んでいる。
ここで少しでもにやけたり、うれしそうなそぶりを見せた者は、自惚れして隙を作っているか、もしくは素人に間違いない。
よって多くの場面で活用が期待でき、多用途型。現在は、これをメインにコンボを繋げる猛者も現れるほど発展している。
九傘男
犯罪者予備軍。九つのビニール傘を背負う青年。識別番号は「436(シイザル)」。
学園都市サウザンドリーフの学生区にて勉学に勤しむ学生であり、HH(ホンマイッショウ)を崇拝している。
日頃から六曜を常に気にしており、赤口の日は眼前の人間全てに赫(し)の烙印を調印することで世界の不幸度(ラック)を調整している。
ゼノ=フリードリヒの曰く、トータル・アームドフォース・ライン・トレインにて視認した彼をこう評価した。
「実際に犯罪は存在した。しかし、それは未だ犯罪を達成していないだけであった」
引用『ゼノ=フリードリヒ=ランゲフェルド“オンドルーン”漢語録』より
固有座標能力は『正蟲殻ヲ破リ死(ヴァーティカル・アライン)』。
傘の先端を対象の急所に向かって、強制的に位置ずれ(テレポーテーション)を起こさせる座標移動能力。故に必中。
また、九つのビニール傘を使い、以下の打(わざ)を使用する。
- 自由ノ太刀『九突鋭鋒(ここのつのきれあじ)』
- 束縛ノ太刀『沙翁丸(さおうまる)』
- 解放ノ太刀『九十九刺死斬々(つくものさしきず)』
「大安(オレ)ァ、識識別番号号号号号(ナァンバアアアアア)4444444336666666(シイイイイイイイザァアルウウウウウウウ)
…死死(しィ)ね。
――固有座標第四三六番『正蟲殻ヲ破リ死(ヴァーティカル・アライン)』」
引用『社会構築ボアズキョイ 第507話「襲来!? 犯罪者予備軍!!」』より
最終更新:2024年08月18日 16:07