boujou 基本操作
初期設定
マッチムーブしたい連番を「import sequence」のアイコンから取り込む
※dpx素材の場合は、importした画像のコントラストが、shakeよりも高くなるため、以下の設定変更が必要。
(Preferences - Image formats - Cineon Parameters - Filem gamma : 1)
Move Type : Free Move 手持ちカメラの場合など、自由に動く場合
nodal pan 三脚でFix or panだけする場合※(nodal = 節[こぶ]の、中心点の、結節点の)
interlace : 映画などは、Not Interlacedにする
Frame rate : 30 (mayaが30fpsで作業するため)
Proxyを作成できる。作成した場合は、自動的に、proxyとして割り当てられる。
View右下のNo Proxyの項目のところで、proxyを切り替えることが出来る。
※proxyは主に、画面の表示の際に使用され、トラッキングを行う際は、自動でNo Proxyの状態で行われるため、
通常は、useing Proxyモードにしておいてよい。
また、Import Proxy(Proxiesアイコン)でも、Proxyを設定できる。
左側のタブ、Taskview上の設定
taskviewのCameraをダブルクリックする。
File back : Width 9.59
Height 5.3944
Pixel Aspect : 1.77777
Range : constant(ミリ数が途中で変わらない)
: varying(ミリ数が途中で変わる)
ID : IDを変更することで、パターンを変更出来る
Type : unknown(ミリ数が判らない場合)
:fixed to value(ミリ数が判る場合、右のValue項目にミリ数を入れる)
shift + 左ドラッグ : スクラブ再生
shift + 中ドラッグ : pan
shift + 右ドラッグ : ズーム
Track Feature(アイコン)で、一度ざっくりと、2Dトラッキングする。
(※locatorなどを追加する場合は、Track Featureをやる前にやった方が良いみたいなので、追加した後はTrack Featureを再度やった方が良い)
人など、邪魔なものは、Add Poly Masks(アイコン)で、マスキングする。
Camera Solve(アイコン)で、3Dトラッキングする。
※Toolbox内のアイコンは、Toolboxタブの所で、右クリックからアイコンの増減ができる。
トラッキングや、マスキングしたデータはTaskViewタブの各々の項目内に格納されている。(TimeLine上でも見ることが出来る)
その後、マニュアルで点を打っていく
- Add Target Tracks(アイコン)で、トラッキングポイントを設定する。
いくつか、ポイントを設定し、画面右下の「TT」タブを選択し、トラッキングを実行する。
Timeline上のTarget Track上で「Add keyframe」「」などが出来る。
- Add Locators(アイコン)は、Maya上でロケータになる。
Scene Geometry(アイコン)で、原点、X、Y、Z、スケールを設定する。
トラッキングポイントを選択して、Scene GeometryのTypeを選択し、「Add Coord Frm Hint」ボタンを押す。
Type : origin 原点
: Line parallel to (x-axis or y-axis) X、Y軸の直線を指定する(各々、平行、水平な直線2点を選択する)
: Known Length : Maya上で、オブジェクト間の距離を計り、計った距離と同じところのBoujou上のトラッキングポイントを選択し、
Lengthに計った距離を入れる。
「Add Coord Frm Hint」で作成された項目を選択し、「Connect to selected」ボタンを押す。
Update Coord. Frameボタンを押すと、boujouの画面上に設定が反映される。
※Connect to selectedを忘れないようにすること。
※Connect to selectedがグレーなときは、2Dトラックで一回Camera Solveをしないといけない。
※あとは、Maya上で、Boujouのグループノードの移動、回転を使って合わせていく。
スケール調整は基本的にMayaでは行わない。また、Mayaのオブジェクトは触らない(移動、回転、スケール等しない)ようにすること。
- Add test Objects(アイコン)で、確認用のオブジェクトが配置できる。
Export Camera
Export type : 出力ファイル形式(Maya 4+ (*.ma))
Move type : Moving Camera, Static Scene(デフォルト)
一番下の、Use proxy as background image(when supported)にチェックを入れると、imagePlaneにproxyを使う。
※マニュアルで、トラッキングをした場合などは、Exportする前に、Camera Solveを行っておくこと。
また、間違って古いCamera Solveを選択しないように、Taskview - camera solves内の古いsolvesは削除しておく。
Export to Shake : トラッキングポイントをshakeのトラッキングノードとして出力できる。
Filename : ファイルの出力先を指定する。
Export type : 何のノードで出力するか決める。(trackerやStabilize等)
Tracks : 出力条件を設定する。
Projected Tracks : Camera Solveで計算された、トラッキングポイントを出力する場合、「Predictions」をチェック
Before Camera Solve : マニュアルでトラッキングポイントを指定したものを出力する場合「Target Tracks」をチェック
Camera solve : 「Predictions」を出力する場合は、最新のsolveになるように気をつける。
What to export : From selectionにチェックを入れる。
import feature tracks (2D Tasks)
shakeからtrackingノードをimport出来る。
※トラッキングする際の注意点
■Track Featuresは画像の輝度差を見てトラッキングしている。
尚、bチャンネルは、ノイズが多いことが多いので、必要に応じてbチャネルだけ、外したりする。(Track Featuresのオブションにて設定可能)
■Camera SolveはTrack Featuresの視差によって、3D空間を作成している。
Track Featuresの結果は手動で削除出来たり、優先的にCamera Solveに使用するように設定出来る(右クリック- Gold)
尚、Track Featuresの結果の良いものをBoujouが判断して使用するため、基本的には不要なポイントを削除したりする必要はない(※使用範囲の設定による)
camera Solve中にオプションウィンドウ等を立ち上げていると、その間処理が止まってしまうため、注意が必要。
画によって、手前の方の視差が大きく奥の部分が上手く取れない事がある。その際は、カメラのミリ数をunknownにして手前をマスクすると良い。
■locator、add trackingを行う場合は、最低7箇所以上置かないといけない。
■Line parallel to (x-axis or y-axis) Xなどは、極力遠くのポイントでやると良い。
山さんアドバイス
極力必要な場所のポイントが合うようにする(遠景なら、遠景のポイントを中心に)
locatorは割とガタガタしてしまうため、初めは、boujouだけでやって、駄目ならloactorをやる方が良い
完全に合うことはないので、boujou6割、Maya4割くらいの気持ちで調整すると良い
最終更新:2010年08月20日 01:53