破滅の赤色巨星(レッド・ジャイアント)
通常魔法
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、自分の墓地から炎属性の融合モンスター1体を選択して特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は倍になり、直接攻撃できず、効果は無効化される。
この効果で特殊召喚したモンスターがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分はモンスターを特殊召喚できない。
エンドフェイず時に、この効果で特殊召喚したモンスターを破壊し、自分は破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
【サードニック】の切り札その2。多くの制約と引き換えに状況を選べば一撃で勝負を決めてしまえる程の力を持つ。
基本的には相手の場に攻撃表示モンスターがいる時に発動して蘇生して殴るだけだが、
《赤熱の全天》下で
《サードニック・アルシャイン》を蘇生すればその攻撃力は7000を超える。必要なカードも墓地の融合モンスター1体のみなので
《トライアングル・ゲート》より遥かに手軽、そこから手札1枚で4000前後のダメージを叩き出せるのは決定力に欠けやすい
【サードニック】としては破格の性能であると言えるだろう。モンスター同士の戦闘一回で決着が付くので《冥府の使者ゴーズ》や《バトル・フェーダー》、《トラゴエディア》を警戒しなくていいのもメリット。もちろん罠への対策は必須なので
《プロミネンス・ストーム》を握っておくか、伏せカードがない時の使用が主になるだろう。攻撃を防がれた場合、大抵蘇生したモンスターは場を離れているため実はエンドフェイズ時のダメージについてはあまり気にしなくて良かったりもする。
蘇生可能なモンスターでは《メテオ・ブラック・ドラゴン》が最も攻撃力が高い。
《サードニック・アルシャイン》との差は僅か100だが、こちらは《龍の鏡》を用いる事で少ない消費で出せるので専用デッキを組むのも良いかもしれない。
- 赤色巨星(red giant)とは進化の最終段階を迎えた恒星が大気の膨張により巨大化したもののこと。赤色に見えるのは表面温度が相対的に低下するからである。なお、特殊召喚したモンスターは最後に爆発するが赤色巨星は核融合反応が終了すると流出したガスは惑星状星雲、中心核は白色矮星となる。一方太陽の10倍以上の質量を持つ赤色超巨星の場合は核融合停止後中心部が急速に収縮、反動で超新星爆発を起こして中性子星やブラックホールを残す。
最終更新:2013年09月19日 21:03