05-09.最期のジョーク - 趣品評舞踏会まとめ@ wiki

とある二人の会話。二人は公園の芝生に隣り合って座り、空を眺めている。

A「月が綺麗だね、ってあるじゃん？」
B「ん？漱石の？」
A「そうそう」
B「あー、あれねぇｗ」
A「あれねｗ」
B「んー、表現としては凄く綺麗なんだけど、なんというかさぁ」
A「さすがに手垢つきすぎだよね、最近」
B「それなー」
A「かの台詞の置かれた状況を現代らしいものに置き換えるとだ」
B「置き換えると？」
A「過去ツイ掘り起こされてバズって、本人が一番困るやつ」
B「過去ツイバズｗｗｗたしかにそれだわｗ」
A「フォロワーでもない奴らに引用リツイートされまくるわけよ」
B「ｗｗｗめんどくせーｗｗｗ一番めんどくせーｗｗｗせめてフォローしろよｗｗｗ」
A「クソリプだらけでいい加減、漱石もいい迷惑だと思うわけよ」
B「ｗｗｗそうなｗそれなｗ」
A「だからまぁ、せめてこんなときくらい、正しい使い方をしようかなと」
B「あー、・・・うん、はい。そうね」
A「反応うっす」
B「んー、まあ、流石にベタすぎない？とは思うよね」
A「別に奇をてらう必要もないっしょ」
B「ま、そうね。いいんじゃない？きっと漱石も浮かばれるよ」

二人が眺める低い空には白く光る月。天頂には巨大な隕石が赤々と燃えている。
A「月が綺麗ですね」
B「ええ、死んでもいいわ」

みたいな。
最愛の人とジョークを交わしながら、さらりと最期の時を迎える、みたいなの、いいですよね。

2:17:07頃より

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