特命ハンター編 THE ORIGIN

あらすじ

サイボーグ対策室(通称CCR)に勤務しているパワポケ。
任務中に手に入れた情報によりサイボーグがホッパーズに潜入し何かを起こそうとしていることを知り、
サイボーグ達の目的を阻止するためにホッパーズへ潜入することになる。
CCRとプロ野球選手の2つの顔を持つ生活が始まる。

パワポケ、ホッパーズへ潜入 第一話
パワポケ8の吐き気を催す存在たち1 第二話
パワポケ、新たなる試練とパワポケ8の吐き気を催す存在たち2 第三話
喫茶ロールパンの実態 山形のロボット軍団との戦い 第四話
石中を倒せ! ~ 日本シリーズ 第五話
8のプレイヤーの無念はオレが晴らす! VS灰原 最終話


パワポケ(8表主人公)

CCRのエージェント。潜入調査でホッパーズに入団する。
ホッパーズに潜入するまでは野球のルールなどは全く知らなかった
(過去に球技大会で打った際にベースを三塁から回ろうとしたほど)。
しかし、身体能力・戦闘能力は歴代オリジンのパワポケのなかで一番高い。
ホッパーズに入ったのち、イグドラシルにマスターリングを与えられ「適合者」となる。
潜入捜査の過程で野球をやるにつれ、次第にその魅力に惹かれ、
終盤ではホッパーズを優勝させる為に全力をつくしたり、
最終的には野球選手とエージェントの裏表の生活を選ぶ事になる。
寺岡の反応からの2・5のパワポケに似ているらしい。
ただ、湯田、本田、リンなどのセリフからするとあまりイケメンではないらしい。
木村庄之助の顔を覚えられない、過去の経歴に謎が多いなど不審な点があるが、明言を避けている。
エンディングでは白瀬芙喜子とともにと共にCCRを離反し、組織に対抗していく事になる。
ポジションは投手で、左投左打。人一倍野球の練習をこなし、最終的にエースで4番となる。

湯田 浩一(ゆだ こういち)

元花丸高校野球部員。ドラフト6位でホッパーズに入団する。パワポケ7から連続出演。
マニアであるが萌えが嫌いらしい。『パワプロクンポケット11』では髭を剃っている。
芽舘関連ではパワポケが牽制が上手くなるきっかけを与え、彼をさらなる高みへと導くという善き仲間。
最後には巨人へ行くパワポケにライバル宣言をした。

大神 博之(おおがみ ひろゆき)

『パワプロクンポケット4』・『パワプロクンポケット5』にも登場。
ホッパーズのオーナーである大神美智男の息子。
ホッパーズのエースとして長期に渡って活躍しており、球界を代表する投手にまで成長している。
話題が少ないためかマスコミによる虚偽報道が多く、折り合いが悪い。

倉刈 明(くらがり あきら)

元モグラーズ選手、倉刈仁志の息子。ポジションは二塁手(サブポジションは外野手)。
パワポケと同期でホッパーズに入団。貧乏癖は相変わらず。
お金のかかる遊びが嫌いらしく(ゲーム機など)お金のかからないトランプで遊ぶのが好き。
二人だけでババ抜きや7並べをしていても気にしない。

諸星 須賀男(もろぼし すがお)

パワポケ5にも登場。ホッパーズの4番。ポジションは一塁手(サブポジションは外野手)。
パワーはあるが鈍足で守備は下手である。チームメイトに遊びでプロレス技をかけ故障させるという悪癖がある。
入団した頃はトラブルメーカーだったが貫禄が出てきた。『11』では選手として成長している。

本田 幸太郎(ほんだ こうたろう)

吐き気を催す存在を参照

林 正直(はやし まさなお)

吐き気を催す存在を参照

石中 学(いしなか まなぶ)

パワポケの先輩。ポジションは三塁手。体が大きく諸星の弟子のような存在。
電磁波測定器など、計測機器でよく遊んでいる。また、空気の変化を読み取るためにカナリアも飼っている。
実は彼の正体は脱走アンドロイドの一人。ホッパーズで野球の楽しみに目覚めてしまい、
あろうことかクリーンナップさえ務めていた。彼の明らかに異質な部屋がパワポケを不審に思わせ、
球団内に潜入しているサイボーグという結論を導き出させた。パワポケと戦い、敗北後に死亡した。

芽舘 秦名(めだち やすな)

パワポケと同期。左投げだがポジションは捕手(サブポジションは外野手)。
常に目立つことを考えている。ポジションが捕手なのも投手と同じくらいテレビに映って目立つからという理由である。
後に渡米しメジャーリーガーとなる。

輝 星也(かがやき せいや)

吐き気を催す存在を参照

木村 庄之助(きむら しょうのすけ)

ホッパーズのベテラン選手。ポジションは投手でリリーフエース。
元々捕手だったが、投手にコンバートした。サクセス中でもイベントにて話題に上るが、
表示されるのは影と名前のみで、顔グラフィックが表示されることはない(オーダー時の顔は固有の顔が使われる)。
このオリジンのパワポケはなぜか彼の顔を覚えられない。

カリムー【狩村 正己(かりむら まさき)】

『2』から登場しているモブキャラクター。本作だけ「カリムー」と名義登録している。

関係者

大地 年男(だいち としお)

ホッパーズの監督。現役時代は人気球団の二塁手だった。自分は一軍監督に向いていないと思っている。

水木 卓(みずき すぐる)

『2』『5』にも登場。故障が原因で現役を引退。現在は大神ホッパーズのコーチ。

根室 圭吾(ねむろ けいご)

ホッパーズのコーチ。合気道の道場も持っている。野球の指導はどこか投げやりだが、
「野球も合気道もどちらも好きで、どちらも諦めることはできない」という理由で
プロ野球のコーチと合気道の師範の両方を行っている。

鬼鮫 清次(おにざめ せいじ)

『5』から登場。筋力系担当。プロテインを買ってくるのが趣味。相変わらず男色家である。

小野 映子(おの えいこ)

ホッパーズの食堂で働く女性。一見すると温和な人物だが、
彼女の正体はサイボーグ同盟の内通者。

エーベル高座(エーベルこうざ)

スポーツドクター。イノシシの雪ちゃんと一緒にいる。

上層部

大神 美智男(おおがみ みちお)

ホッパーズのオーナーで、大神グループの会長。
今作において、彼が物語の鍵を握る黒幕であることが判明した。

イワノフ

大神会長の側近。『パワプロクンポケット3』にも登場。
プロペラ島を脱走した後、大神会長の護衛をすることになった。

CCR

CCRは政府の秘密機関であり、「サイボーグ対策室」の略。
違法サイボーグの逮捕が目的である。表向きには「秘密捜査官」としている。

パワポケ(8主人公)

上記を参照

白瀬 芙喜子(しらせ ふきこ)

CCRのエージェントでパワポケの同僚。身体能力はパワポケにやや劣るが性格適正テストでは勝っている。
パワポケのバックアップという位置はあまり乗り気でない様子。
本人に自覚は無いがロマンチスト。ハッピーエンドとバッドエンドが嫌いで、
ビターエンドが好き。夢は「好きな人に看取られながら死ぬこと」。
CCRの真相の秘密に気づいたパワポケを殺そうとするが、彼に持っている銃を撃たれて敗北する。
灰原が倒された後、パワポケと共にCCRを離反し、組織に対抗していく事になる。
後のパワポケオリジンにも登場。

黒駒 新造(くろごま しんぞう)

CCR部長。昔は有能だったが今はその面影もなく、お飾りのトップのような状況になっている。
実際に組織を動かしているのは部下の灰原である。

灰原(はいばら)

パワポケの上司。パワポケ達からは「隊長」と呼ばれている。戦闘能力が高い。
実は彼こそがCCRの部長であり、その正体はオオガミに作られた第3世代アンドロイド。
指揮官となるべく開発されており、プロ意識を高めることでオオガミへの忠誠心も高い精神構造をしているが、
戦闘能力が下がったためサイボーグ化された。全身の皮膚下に装甲が付けられている。
最終的に、真相を暴いたパワポケと対決し、上空に投げ飛ばされた所を
天焦がす滅亡の光を受けて敗北し、死亡した。

違法サイボーグ

CCRに追われている、違法な能力を持っているサイボーグたち。
下記のほかにも、パワポケにばれないように潜伏している違法サイボーグが複数存在している。

目賀(めが)

OPでパワポケに捕らえられた違法サイボーグ。ホッパーズの詳細なデータを持っていた。

金井(かねい)

装甲の強化と運動能力の両立をめざして開発されたので、特殊能力はない。
その能力を生かして闇商売の世界で成功し、違法な物品の売買に通じていた。
車に乗ってきたパワポケに自分の車を破壊され、逮捕された。

物語に関わる人物

山形(やまがた)

健康にいい喫茶店を謳う、「喫茶ロールパン」のマスター。
パワポケと湯田に親しく接してくる。しかし実はサイボーグ同盟の一員でオオガミ地下工場から脱走したアンドロイド。
しあわせ草を注入したドリンクでその依存性を使った悪徳商売をしていた。
「軍団長」タイプのサイボーグの試作品として改造されており、本人の戦闘力は低いが下級のドローン機を統率・指揮する能力を持つ。
喫茶店を経営する傍らで、サイボーグ同盟の一員としてホッパーズ地下工場を破壊するためのロボット軍団を造っていた。

吐き気を催す存在

本田 幸太郎(ほんだ こうたろう)

パワポケと同期の選手。ドラフト4位入団。ポジションは遊撃手(サブポジションは二塁手)。
星影ヒヨリのファンで、ヒヨリンの宇宙パワーを信じている。
高校時代は甲子園を沸かした。...が入団後は真価を発揮できないでいた結果、
かなりのネガティブ思考で物事をやる前から自分には無理と決めつけるようになってしまっており、
一気にやる気をねこそぎ奪っていくため練習が出来なくなったりする上に
三振かミートを-1にしたりする。しかも胃炎や不眠症、
弱気にしたりする上にパワーアップしなければ試合に出てこない。
このせいで「個人的に輝星也と同じくクビの最有力」、「亀田光夫と川村誠治、
最終戦で史上最悪のハンデをかけてきた天月紗矢香よりずっとタチが悪い」、
「パワポケ史上吐き気を催す邪悪」と数々のプレイヤーから怒りを買っている。
最後はパワポケに前述のネガティブ思考でやる気とミート、
そして「三振」とバッドステータスをつけたことに加え、
秋キャンプの勝負に負けた時も入団後は真価を発揮できなかったせいにしたり、
星影ヒヨリに宇宙のパワーをもらおうとする醜態を見せた挙句、
「負けちゃったけど、正々堂々と戦ったからお金ちょうだい」と嘘を付いて
仕送りを頼むという愚行に出たため、観戦していた父の怒りを買い、
「良いか、世の中 楽して手に入れられるものなんかないんじゃ!」、
「ましてや、やる気とミートを下げ、バッドステータスをつけて
プレイヤーを阿鼻叫喚させるなどと、言語道断!!」と非難された挙げ句、
「お前みたいな人の気分を悪くさせるような奴は、
スポーツ界にも社会にも我が一族には必要ない!」と勘当までされてしまった。
その後、幸太郎は去って行った祖父を泣きながら追いかけている。
『8』にしか登場しないので、この後は父と和解できたのか、
本当に追い出されて、支援を受ける手立ても失い、惨めな生活を送っているかは定かではないが、『11』オリジンでは...
なお、被害者であるパワポケへの謝罪は一切なし。
パワポケは「因果応報」・「日頃の行いには気をつけよう」と同情の余地もない
本田幸太郎の行く末など案ずる事なく、自分を戒めるのだった。

林 正直(はやし まさなお)

お笑い好きのパワポケの先輩。ポジションは外野手。
面白くない駄洒落を連発してやる気を下げてくる本田と並ぶ厄介な存在。
お笑いの才能があると本人は思っているが、
独りよがりなその性格が災いして周囲から見れば全く面白くない。
湯田によれば、彼よりも主人公(8)のほうがギャグは面白いらしい。
選手からお笑いの相方を探しており、消去法で選んだ相方候補に選んだパワポケに対して、
文句やつまらないギャグでやる気と体力を奪って(このやる気低下は経験点が激減、
野球パートにおいてはムラッ気所持時の絶不調と同じ補正がかかってしまう。
投手だと、プレイヤー側の失投する確率が上がり、野手だとミートカーソルの移動が遅くなり、
ストライクゾーンも大きくなる)秋キャンプの実技試験で楽に勝とうとする。
結果としてその目論みは外れ、実技試験寸前で間に合ったパワポケと実技試験で対決する羽目となり結局敵わずに敗北。
なんとも不甲斐ない結末にパワポケに殴りかかろうとするところに大地に怒られ、チームをクビになった。
パワポケには「最高のお笑いを演出するのに必要なのは人に迷惑をかけないことと、
努力だ」と窘められて、不満を垂らしながらチームを去った。
やる気を下げてプレイヤーを不快にさせてくるところが
同じナンバリングに登場している本田幸太郎と同類である。

輝 星也(かがやき せいや)

本作より先に発売された『実況パワフルプロ野球』(パワプロ)シリーズ
新作『実況パワフルプロ野球12』のサクセスモードから登場している選手。
正史が繋がっている『実況パワフルプロ野球5』のキャラクターを除く、
パワプロシリーズのキャラクターの登場はパワポケシリーズのサクセス初めてのことである。
なお、パワプロシリーズと異なる世界観であることに反映からか、
一部のグラフィックはパワプロ12からの流用になっているものの選手能力を含み本作の彼の設定はパワポケ独自なものである。
ホッパーズに途中入団してくる選手。ポジションは遊撃手。純粋だが世間知らずな面がある。
その性質から友情パワーでタッグ練習に強引に誘って寿命を下げたりとパワポケを執拗に苦しめる厄介者。
鬼鮫と接触することで(彼に襲われることで)パワーアップする。
しかし、それがきっかけで以後はすねた性格になってしまい、害悪でなくなる。
ネガティブ思考でやる気をミートを下げたり、病気とマイナス特殊能力をつけてきた本田幸太郎、
面白くない駄洒落を連発したり、文句やつまらないギャグでやる気を下げてきた林正直に比べれば、
本人は別に空気が悪くなるようなことをした訳でも直接的に人の気分が悪くなることを行ったわけでもない。
しかし、本人にその気が一切なくても、金銭トレードで大神ホッパーズにやってきて
その時「ここから友情の物語が始まる」などと痛いことをほざいてパワポケのやる気を下げたり、
友情パワーでタッグ練習を強引に誘い、寿命を縮ませるという害悪行為をしたことには変わらない。
体力が少ないと怪我をするし、寿命メーターが残り1だったりしたらこれで死ぬことすらあるので、
結局は彼らと同レベルとも言えるし、無自覚である分輝が一番タチが悪いとも言える。
所詮「自分が悪だということに気づいていないもっともドス黒い悪」。
輝のようなユニフォームを着たまま勝手に募金運動をしたり、
トレードされる前のチームで自チームに有利な誤審があった時にわざわざ審判に教えたり、
特別許可をもらって練習中にボリボリ食べ物を食ってる諸星に何も知らず注意したり、
チームのためと言って石中に投手のサインの癖を教えてもらおうとしたりなどで無自覚に正義を振りかざす人には、
社会に財産や生命の被害を与えた自由や権利には、それ相応の弁償の責任と義務という代償がつきものであることを
生涯啓蒙しない限り抑止は効かない。そもそも義務感や責任感の素質がある人に、
輝みたいな後始末ガン無視好き勝手自由はしないため、その素質が欠けた輝みたいな人には、
責任感や義務感がある人が注意を呼びかけ続ける必要がある。

荒井三兄弟(あらいさんきょうだい)/荒井 金男(あらい かねお) 荒井 銀次(あらい ぎんじ) 荒井 晴男(あらい ぱるお)

前作の『甲子園ヒーロー編 THE ORIGIN』で刑務所に投獄されていたが
アルベルトとともに脱獄し、再びパワポケを苦しめてくる。

アルベルト・安生・アズナブル(アルベルト・あんじょう・アズナブル)

前作の『甲子園ヒーロー編 THE ORIGIN』で刑務所に投獄されていたが
荒井三兄弟とともに脱獄し、再びパワポケを苦しめてくる。

その他

本田の父

プロ野球選手として数々の成績を残し、引退した後、野球会長を務める。
本田幸太郎のネガティブ思考によってパワポケがやる気とミートを下げられ、
さらに「三振」とバッドステータスをつけられてしまったため、彼に頼ることになる。
ベテランではあるが元プロ野球選手だけあって野球にも詳しいようで
すぐに不祥事を起こした野球選手達につけられた心の傷を治す方法に気づいている。
本田幸太郎は息子であり、入団後は真価を発揮できないでいた結果、
とんでもなくネガティブ思考で物事をやる前から自分には無理と決めつけるようになってしまっており、
一気にやる気をねこそぎ奪っていくため練習が出来なくなったりするようになってしまっていた。
練習態度が悪く、やる前から自分には無理と決めつけてチームの状態を悪くさせる幸太郎の姿に激怒。
秋キャンプでパワポケに負けても入団後は真価を発揮できなかっただけと言いわけをした幸太郎を一喝し、
スポーツ界にも社会にも一族に必要ないとまで言い切った。
会長という役職にありながら、野球の楽しさと努力を教えるなどしっかり者で、
ネガティブ思考でチームの状態を悪くさせようとする幸太郎とは正反対のしっかりとした考えの持ち主。
最終更新:2024年09月28日 22:38