あらすじ
いよいよ
ホッパーズ最後のペナントレースが開幕した。
パワポケはホッパーズをリーグ優勝に導くことができるのか?
しかし、その影にはCCRのサイボーグの一人が潜んでいる...
大地監督からの話によると大神会長が記者会見で
ホッパーズの今季限り解散を発表した。
しかしパワポケはリーグ優勝するといい、
ホッパーズにみんながやる気を出した。
そしていよいよ
ホッパーズ最後のペナントレース...
パワポケは開幕戦に勝ち、幸先の良いスタートを切った。
芽舘と湯田はパワポケに負けないためにすごい特訓を開発している...
芽舘「ここをこうしてだな。こうすると。観客席がパワポケさんの方に飛んでいくだろう。」
湯田「すごいでやんすね。ここまでくると命を狙っているとしか思えないでやんす。」
芽舘「あの人は絶対に目立てる人なんだ。
これはその目立とうとする感情を呼び起こす為に必要な事なんだよ!」
湯田「もっといい方法があると思うでやんすけど。でも、おもしろいからいいかでやんす。」
パワポケ「何がおもしろいの?」
湯田「パワポケ君に何かを飛ばす事でやんすよ。見ていておもしろいでやんす。」
パワポケ「ふ~ん。そっかそっか。おもしろいか。」
芽舘「誰と話をしているんだ?」
湯田「もちろん芽舘くんと....あれ?」
パワポケ「犯人はっけ~ん!!」
芽舘「ウホッ! パワポケさん! どうしてここに!」
パワポケ「君達が観客席に居るのが見えたので来てみたんだよ。」
湯田「オイラは悪くないでやんす!
芽舘くんに手伝ってくれと頼まれたから手伝っていただけでやんす!」
パワポケ「さっき楽しいって言ってなかったっけ?」
湯田「き、気のせいでやんす。」
芽舘「全部、気のせいっす! ははははははは。」
パワポケ「はははははは。.....とっ捕まえてやる!!」
芽舘「ウホーーーーーー!」
湯田「芽舘君が追われている間にオイラも.....」
パワポケ「湯田君! 君も逃がすか!」
湯田「うわーーーーーーでやんす!」
パワポケの体力とやる気が全回復した!
ラッキー! パワポケの選手能力が大幅に強化された。
『牽制〇』が身に付いた!
『打球反応〇』が身に付いた!
その後パワポケは試合に勝ち進んでいった...
輝は良い大人になるために鬼鮫に聞くと突如襲われてしまう。
次の朝、まるで別人になったかのように輝はすねた性格になった。
その後、
ホッパーズは試合に勝ち続け、首位になった。
10月1週
ペナントの行方はもつれにもつれ、最終戦の試合に勝てば優勝という状況になった。
大地監督「いいか、みんな。今日勝てば優勝だ。」
みんな「(おーっ!)」
大地監督「正直、ここまで来れただけでもみんなよくがんばったと思う。
だが、ここまで来たのならあと1試合だけ全力を尽くそう。
そして、笑ってシーズンを終わろうじゃないか。」
みんな「(おーーっ!)」
パワポケたちは優勝決定戦に勝利した!
リーグ優勝後
パワポケ「やったー、優勝だー!!」
「うぉおおおおお!!
ホッパーズばんざぁい! こんなチーム、解散しねえよな? なっ、なっ?!」
イワノフ「会長、
ホッパーズが。」
大神会長「うむ、優勝したそうだな。」
イワノフ「いかがいたします?」
大神会長「当然、混乱は避ける。」
イワノフ「つまり、予定通り解散...」
大神会長「お前は、何を言っとる。
ホッパーズは存続だ。」
イワノフ「それだと、
ホッパーズ解散で来シーズンの予定を組んでる球界に混乱がおきますが...」
大神会長「知ったことか。我がグループのイメージダウンに比べれば、どうということはない。」
次の週
湯田「いやあ、無事に存続が決まって、なんだか浮かれ気分でやんすね。」
芽舘「おいおい、そんなことじゃダメだよ。まだ日本一をかけた試合が残ってるんだからな。」
パワポケ「(そうか。日本シリーズか。しかし...最近、サイボーグ同盟がおとなしいのが気になる。)」
練習後
湯田「パワポケくん、聞いたでやんすか?
オイラたち優勝したから、会長が優勝パーティーを開いてくれるでやんす。」
パワポケ「パーティーだって? それなら試合の直後に、散々バカ騒ぎしたじゃないか。」
湯田「今度、オイラたちはお客様でやんす。
大神グループの偉い人たちへのおひろめだそうでやんす。」
パワポケ「ああ、なるほどね。堅苦しいパーティーになりそうだ。」
湯田「オイラは食い物が楽しみでやんす。今から断食して準備するでやんす!」
(タタタタタッ...)
パワポケ「ふうん、パーティーねえ? どれどれ、新聞で確認するか。......ふーん?
大神グループに属する企業の社長・会長クラスが一同に集まるんだな。
サイボーグ選手なら......体の中に爆弾を隠し持てるな。
パーティー会場で爆発させれば、大神グループに致命的打撃を与えられるじゃないか?!
こうなったら、まだ確証はないけどパーティーまでにサイボーグ選手を見つけ出した方がいいな。
でも、うちのチームにサイボーグがいるとしたら、誰だろう? ...うーん...石中さんだろう。」
(そして...)
石中「あれ、遊びに来たのか?」
パワポケ「いえ、今日は別の用件です。石中さんは、サイボーグ同盟の一員ですね。」
石中「おいおい、なんだよいきなり。」
パワポケ「とぼけないでください。
なら、この部屋を調べてみましょうか? いや、調べる必要はありませんね。
大事なのは、この、そこら中にある計測機器なんですから。」
石中「何を言ってるのか、さっぱりだよ。」
パワポケ「サイボーグ同盟のサイボーグが
どうして
ホッパーズに選手として潜り込む必要があったのか。
それは...球場の地下にある地下工場を調べるためでしょう?」
石中「.........」
パワポケ「球場のすぐそばにありますから。
この寮からだって地下の状態ぐらいはわかるんですよ。そのための震波測定器だ。
でも、球場にあるはずの出入り口や警備状況、管理センターを探すためには...
一軍選手として、球場に自由に出入りできる必要があった。」
石中「...失礼だな。オレは実力で一軍に上がったんだぜ?」
パワポケ「ええ。でも、テロでバスが爆破されなければ、もっと時間がかかったかもしれません。」
石中「..................信じてもらえないかもしれないが俺はアレには反対したんだぜ。
だが、投手だと専属のトレーナーがつくからバレやすい。
一方、野手だとベテランを抜くのが難しいのも事実だったからな。」
パワポケ「! するとやはり!?」
石中「ああ、キミの推理は正しい。
オレはサイボーグ同盟のリーダー、石中 学(いしなか まなぶ)だ。」
パワポケ「しかもリーダーだったのか! ...石中、逮捕するぞ。」
石中「見逃してくれないかな? とっておきの情報を教えてあげるんだが。」
パワポケ「ふーん? じゃあ、一応その情報とやらを聞かせてもらおうか。」
石中「CCRは政府の機関じゃない。大神グループの非合法組織だ。」
パワポケ「..................ハァ?」
石中「CCRというのは、実によくできたトリックなんだ。
政府の秘密機関となれば、真偽を確認する方法がほぼ存在しない。
国家の安全のためと言えば、口止めするのも簡単だ。
政府関係者だって、自分が知らされていないだけかもしれないと考えるさ。
そして、その装備とコネと人員を見れば誰だって本当だと信じてしまう。」
パワポケ「おいおい、警察だって俺たちに協力してるんだぞ。」
石中「警察の幹部の中に大神グループの協力者がいるんだ。
彼らが保証すれば、警察官も信用して協力する。」
パワポケ「......装備は?」
石中「大神グループの中には、軍や警察向けの装備を作っている会社がある。
その試作品の分を回してるんだ。」
パワポケ「...なかなかつじつまがあってきたようだな。
だが、お前の言ってる事がでたらめじゃない証拠でもあるのか?」
石中「あるとも。俺たちはアンドロイドなんだ。」
パワポケ「? それは知ってるが...」
石中「つまり、作られた人間だから絶対に普通の人間には戻れない。」
パワポケ「.........!! ちょっと待て。じゃあ、俺が捕まえた連中は?」
石中「とっくに処分されてるか、大神の研究所に逆戻りだろう。」
パワポケ「...ま、待て。たとえそうだとしてもCCRが政府機関じゃない理由にはならないぞ。」
石中「じゃあ、どうしてCCRは存在が秘密なんだ?
処分するしかない危険なアンドロイドなら、国民に注意を呼びかけた方がいいじゃないか。」
パワポケ「...信じられない。だが、言われてみればこれまでおかしなことも多かった。」
石中「CCRは俺たち脱走アンドロイドを処分するための組織さ。
だから、処分される前に大神グループを攻撃するか、地下工場を破壊しようとしたんだ。」
パワポケ「山形のロボット軍団はそのための兵隊が。」
石中「それは君の活躍でダメになった。だから、代わりにCCRをつぶすのに協力して欲しい。」
パワポケ「なんだって?!」
石中「まあ、落ち着いて聞いてくれ。
武装した非合法な組織が、一企業の利益のために活動してるんだぜ?
よっぽど俺たちアンドロイドより危険じゃないか。
それに、すでにその強引な捜査であちこちに被害が出てるんだろ?」
パワポケ「......」
石中「それに、何も暴力的にやろうってんじゃないんだ。
お前の知り合いにこの話をして活動停止に追い込めばいいんだ。どうだい、平和的だろ?」
ここでB:「石中を倒す」を選びましょう。
パワポケ「いや、お前の口車には乗らないぞ!
CCRの真実がどうであれ、君たちが危険なテロ集団である事実に変わりはない。」
石中「...............それがキミの結論か。残念だよ。」
(ガシャーン!)
パワポケ「あっ、待て!」
(そして...)
パワポケ「はぁはぁはぁ...ようやく追い詰めたぞ。」
石中「いや、誘い込んだんだよ。ここなら邪魔も入らないだろう?」
パワポケ「.........なるほど。」
石中「まったく残念だよ。日本シリーズを目前にして、ウチは優秀な投手を失うんだからな!」
ミニゲーム:ばんばんど~ん! BGM:パワポケ・ハンター
操作方法
移動:Lスティック Rスティック:倒した方向に弾を発射
ヒント
石中はミサイルやV字のように弾を撃って攻撃してくる! 壁に隠れながら相手の攻撃のスキを見極めろ!
弾が少なくなったら落ちているのを拾え!
体力制のミニゲーム 相手の体力0で勝利!
石中「行くぞ! オレのパワーバトルに驚け!」
パワポケ「行くぞ、石中!!」
(ドガン! ドガン! ドガン!)
石中「そらそらそらぁっ!!」
パワポケ「くっ...!」
(パンパンパン!)
石中「ぐはっ!」
パワポケは石中がひるんでいる隙に弾を拾いに行った。
石中「死ねえぇパワポケェ!!」
(ドガンドガンドガン!!)
パワポケ「甘いぞ、石中! これで最後だっ!!」
(バン! バン! バン!)
石中「こ、このオレがぁ...! ぐふっ...!」
VICTORY
ばんばんど~ん!クリア後
石中「ぐっ...がはっ!」
パワポケ「勝負あったな。」
石中「ふ、ふふふ...残念だ。せめて日本シリーズが終わってからバレればよかったのにな。」
パワポケ「どうして
ホッパーズ、いや地下工場にこだわった?」
石中「落ち着かないじゃないか。自分を生み出した工場が、この世に...あるんだぞ?
たとえ逃げ出したって...あの工場があるかぎり、オレたちは人間じゃないんだ。」
パワポケ「......どうして事実を公表しなかったんだ?
大神の力は強くとも、守ってくれる人も多かっただろうし、
まさにそれこそが、大神の恐れていたことなんじゃなかったのか!」
石中「みんな普通に生きたかっただけさ。実験台も、特別扱いはゴメンでね。
それに..プロ野球の選手にも...なれないじゃないか。はは、そんなもったい...ない...」
(ドサッ!)
パワポケ「............」
10月4週
パワポケ「さあ、日本シリーズだ。」
湯田「今日勝てば日本一でやんす。」
パワポケ「プロ野球の頂点か。...こんな日が来るとはな。」
湯田「まったく、去年まで弱小チームだったでやんすからね。」
パワポケ「(俺個人の場合は、もっと事情が複雑だけどな。) ここまで来たら、日本一になってやる!」
湯田「なってやるでやんす!」
日本シリーズ
ホッパーズは上手く3点以上取って1点逆転した。そして、9回表...
9回裏
ストライク:0
アウト:2
パワポケ「行くぞ!」
(ビュッ!)
(ストライク!)
パワポケ「ストライクからボールぎりぎりのカーブで!」
(ビュッ!)
(ストライク!)
パワポケ「そして...これが俺の最後のストレートだーーーーーーっ!!」
(ビュン!!)
(バシィッ!!)
(ストライク! バッターアウト! パワポケ、完投勝利だー!)
日本シリーズに勝利後
パワポケ「やったー、日本一だー!!」
「うぉおおおおお! 7年ぶり3度目の日本一だ~!
そういえば、13年前に解散の話が出たときも日本一になったな。
なら、毎年解散の話が出てもいいぞ!」
ついに日本一になった
ホッパーズ。
しかし、CCRの真相はまだつかめていないままだ。
続く
最終更新:2022年04月24日 18:54