未来から来た男 町工場社会人野球編 THE ORIGIN

ストーリー

将来、重要な発明をする事になる町工場「和桐製作所」が、
未来からやってきた時間犯罪者の手により潰されようとしていた。
和桐製作所が潰れてしまうと、その後の未来に大きな影響が発生する。
未来への影響を防ぐため、タイムパトロールのパワポケは和桐製作所に潜入捜査を開始する。
工場が倒産しないように仕事を支えつつ(野球部でも活動し)、時間犯罪者捜しを始める。

未来から来た男・パワポケ
和桐製作所の運命をかけた戦い VS大帝国キラーズ


登場人物

和桐製作所

和桐バブルス

主要人物

パワポケ(6主人公)

未来からやってきたタイムパトロールの隊員。
未来を守るため和桐製作所を立て直すべく、会社に入社。同時に野球部に入る。
勘が鋭く、和桐製鉄所に降りかかろうとする危機をいち早く察知することができる。
もともと野球の実力やセンスは良く、野球の面でスカウトされることもしばしば。
大帝国キラーズとの試合では、ダークマスターリングの力で一方的にやられて完全敗北し、
しあわせ島送りとなってしまった。

山田 平吉(やまだ へいきち)

『4』にも登場したマニアなチームメイト。給料の半分をおもちゃのために費やしている。
甲子園優勝経験者。『4』の頃と比べると球速、制球力、スタミナが上がり変化球の伸びが良くなっているが、
ピンチ×があるので追い込まれると弱い(パワーアップすると消える)。
オリジン基準のため、ポジションは捕手。

チームメイト

青野 柴夫(あおの しばお)

和桐バブルスのリーダー的存在を務める選手。
野球は未経験者だったが、アメフトを高校、大学でやっていた。
ポジションは三塁手で、サブポジションは捕手。「パワーヒッター」を持つ強打者だが、
パワーだけでなく肩や守備も優秀。

村山 はじめ(むらやま はじめ)

アイドル好きなチーム最年少の選手。子離れできない母親が悩みのタネ。
女性経験は全くなく、ウブでグラビアにも顔を真っ赤にする。
人生経験が浅く騙されやすい性格で、作中でもキャッチセールスに捕まり
怪しげな宗教にハマる展開がある。将来の夢はプロ野球選手になること。
ポジションは遊撃手で、サブポジションは外野手(ただしパワーアップするとサブポジが二塁手になる)。
「守備職人」を持ち、守備が上手い。パワーアップすると能力がオールCになる。

三船 剛一(みふね ごういち)

仕事は不真面目な車マニア。製作所付近の実家に寄生しており、
給料のほとんどを車に注ぎ込んでいる。車に乗りたいがためにわざわざ遠回りして1時間以上かけ通勤することも。
頭は悪くないが車に関する知識以外は殆ど無い。よく山田に弱味を握られる。
ポジションは外野手。

智林 五郎(ちばやし ごろう)

家庭事情により中学卒業後にすぐ就職した、野球センス抜群の真面目なチームメイト。
唯一の欠点は兄が変人であること。実家が破産し、父親が死んだため今は兄と2人で暮らしている。
ポジションは二塁手で、サブポジションは遊撃手。チーム一の俊足を誇る。
パワーアップすると右打ちから左打ちに変わる。
また、登録名は「智林」だが、兄の昭雄が加入すると「智林五」に変化する。

カビンダ・スメルアゴル

汽車や飛行機を乗り継いで一週間以上かかるところから出稼ぎに来ている外国人。
非常にケチでチームメイトから窃盗や暴力で歯磨き粉や食べ物などを奪っているが、
これは少しでも多く国(物価は日本の200分の1)の家族に仕送りをするため。
母国では仕送りしたお金で豪邸や広い牧場を築いている。
古代インド武術の使い手であり、パワポケを含め誰も敵わない。日本人を「ジャパニ」と呼ぶ。
ポジションは一塁手で、サブポジションは外野手。
うろつきイベントで間違った選択肢を選んでしまうと、チームを離脱してしまう。

漁火 剛(いさりび つよし)

『月刊コロコロコミック』で開催されたキャラクター公募企画で採用されたキャラで、
発火能力を持つチームメイト。ただし、発火を自分でコントロールすることはできず、
行く先々でボヤ騒ぎを起こし続けており本人は悩んでいる。

ほるひす

漁火同様『月刊コロコロコミック』で開催されたキャラクター公募企画で採用されたキャラ。
野球もでき、仕事もこなす不思議なぬいぐるみのような人。
外見は応募された元の絵に非常に忠実であり、どう見ても普通の人間ではないが、
違和感を覚えているのは主人公のみであり他の工員は普通に接している。
また、仕事ぶりも有能であり村山によると「彼がいなければこの工場はとっくに潰れている」とのこと。
以後の作品のミニゲームにたびたび登場する。ポジションは外野手。
怪奇ハタ人間編 THE ORIGIN 第五章』では、巨大なほるひすであるジャイアントほるひす、
ほるひすが3体同時に組んで登場するほるひすトリオ、ほるひすの中で最強を誇る
マスターほるひすなどといった亜種が登場する。

和桐 文雄(わぎり ふみお)

和桐製作所社長で和桐バブルス監督。後に大発明をするのだが、現在は赤字。
仕事と野球にハマりすぎて妻に駆け落ちされている。
和桐製作所はいったん潰れた後、しあわせ島流しから帰ってきた
パワポケによって立て直されている。

隠し選手

守田 憲次(もりた けんじ)

この町の平和を守るため、日夜警戒体制をとるお巡りさん。
ところがその情熱は空回りしておりたびたび何でもない案件で大騒ぎしている。
昔、夜間のパトロール中に見つけた等身大の人形を
粗大ゴミに捨ててから喋り方がおかしくなったという。
公平な判断を下す人物として和桐社長の依頼でフローラルローンズ戦と
ラッキーフラワーズ戦の審判を務めることになる。
空き地にうろつくと審判を務める内に野球が好きになり、
パトロール中に空き地で見つけた野球ボールで壁キャッチボールしてる所を
主人公に目撃され、パトロールをさぼった事から主人公に対し慌ててその事に否定するが、
このイベントで選択技が出て普通に誘うと仲間になる。
揺さぶっても仲間になるが、このイベントでは野球練習を少々やるつもりが、
夜遅くまで熱中してしまい、更にいつの間にか和桐バブルス野球ユニフォームを着用して練習していた。
ポジションは捕手で、サブポジションは外野手。
『1』『3』で登場した森田健一は守田の従兄弟で現在は守田の上司で、
『1』『3』では巡査だったが、部長に昇進している。

智林 昭雄(ちばやし あきお)

五郎の兄。野球センス抜群で頭脳明晰な青年。
しかし、その実態は世界征服のためのプランを弟と共に日々考えている危険人物。
和桐製作所に勤めていたこともあるがすぐに辞めてしまい、
現在はニート(外出はするため引きこもりではない)。
一見するとただの変人だが、イベントを進めることで彼の詳細な過去を知ることができる。
高校時代、野球部だったが二人しか部員がいなかったため、
3年間試合に出ることはできなかった。
ポジションは外野手。弟と同様走力が高く打撃能力も高く、
「奪力」「内野安打○」「粘り打ち」と有益な特殊能力も持つ優秀な選手。

貴田 隆男(たかだ たかお)

和桐沙耶の同級生で、沙耶にしつこく付きまとう(ただしその原因は沙耶にある)。
悪い人間ではないが、「一緒にいると恥ずかしい」と言われるほど服装のセンスが悪いため、沙耶に避けられている。
沙耶の母親の真相を知るには彼の力が不可欠。女性にモテるためにスポーツに手を付けているため運動能力は高い。
アルベルトの指導で野球が上手くなり、彼を尊敬している。
ポジションは投手。

奥野 次郎(おくの じろう)

黒松を「アニキ」と慕う、威勢はいいが根は弱気のチンピラ。
ポジションはピッチャーであり、フローラルローンズとの試合では投手として参加している。
ポジションは投手。

その他

和桐 沙耶(わぎり さや)

和桐製作所の社長令嬢で現役女子高生。仕事人間の父を嫌っている。
いわゆる今時の若者であり、サバサバとした性格。
彼女が遊びで貴田をからかったのが原因で、彼はストーカーになってしまった。

秋本 彩(あきもと あや)

和桐製作所の社員。仕事中は眼鏡をかけている。
普段は地味目だが、眼鏡を取ると非常に可愛い。実家が貧乏である。
J-POPが嫌いで洋楽を好む。

島岡 希美(しまおか のぞみ)

和桐製作所の近くにある、山田が紹介してくれる居酒屋で働く女性。
『パワポケ4』のチームメイト島岡武雄の姉である。

木岡 鈴音(きおか すずね)

黒梅興行社長、木岡の娘。常にボディガードがまわりを固めている。
親が箱入り娘として育てたため、世間知らずのお嬢様になった。

菊池 瞳(きくち ひとみ)

いつもボンヤリしている、和桐製作所の近くにあるスナックの雇われママ。

大島 喜美子(おおしま きみこ)

和桐製作所で働くおばさん。主に経理担当。
肝が据わっており多少の事では動じず、山田や三船、奥野を言い負かす場面も。
会社では重要な人物の一人。基本的に人当たりの良い優しい性格だが、
経費や給料の管理のことになると厳しい。

物語に関わる重要人物

川村 誠治(かわむら せいじ)

大帝国工業の営業課長で、「大帝国キラーズ(所属選手名は実在の企業にちなんでいる)」を率いる。
高圧的で嫌味な性格で序盤で和桐製作所との契約打ち切りを通達しに来る。
終盤で和桐製作所が開発した塗装機器の特許の専用実施権を売却するよう迫って来る。
子供っぽい雰囲気があるパワポケをシリアスに変貌させたキャラクター。
最初は和桐製作所を切り捨て、こちらの業績がよくなったら
今度は特許の専用実施権をよこせと言ってくるだけで流石に主人公を倒した悪役で
それはどうなのさということで、オリジンではかなり優遇されており、
上記の悪意から謎の声によってダークマスターリングを手渡され、「適合者」となる。
黒松が裏で手を回したことにより和桐製作所との賭け試合を了承する。
最後はダークマスターリングでバブルスを苦しめた上でキラーズの選手達を強化、
その後で試合に勝利し、特許を買収。オリジンで唯一、パワポケを最初に倒した悪役となった。
特許を失った和桐製作所は借金返済の目処が立たず倒産し、
借金の肩代わりとしてパワポケはしあわせ島送りとなる。
しかし、それはパワポケにとってこれから始まる本当の戦いの前奏曲に過ぎなかった。

黒松 東児(くろまつ とうじ)

フローラル金融社長。木岡の部下。
借金の取り立てのために返済期限の引き延ばし(負けた場合は工場と土地、
そしてパワポケの身柄差し押さえが条件)を賭けた試合を提案する他、
役所に働きかけて新しい工場の操業を差し止めさせようとする。
昔、野球をやっていたがある事件で止めてしまった。
見た目はやくざだが、自分の地位を犠牲に大帝国キラーズとの戦いの場を設けてくれるなど、本当はいい人。

木岡(きおか)

黒梅興行の社長で、『3』以来の登場。
野球が好きなことは変わっておらず、黒松が賭け試合を行ったことを聞きつけ、
自身のチームを黒松に貸し出して試合をさせる。
試合に敗北するとバブルスの選手を気に入り、有望な選手を引き抜こうとする。
今作によって本当は怖い人だったことが判明。
試合にも選手として登場するが、能力は低い。

桜咲 一郎(さくらざき いちろう)

木岡の部下で鈴音のボディーガード。通称「イチ」。
ボディーガードとしては役立たずだが、忠誠心が高い為に木岡から鈴音のボディーガードを任された。

サブ

イチと共に行動する鈴音のボディーガード。本名不詳。
イチと対照的に細長い体型をし、彼とは昔からの親友。

鷹森 三乃(たかもり みの)

「シブリ銀行」の支店長で「シブリーズ」を率いる。
製作所からの3000万円の融資の提案を通らないとして断るものの、
黒松に土地の権利を譲ってもらったことで和桐社長が提案した賭け試合(和桐バブルスが勝った場合は
鷹森が融資のために働きかけを行い、シブリーズが勝った場合は社長の家と土地を鷹森に差し出す)を行う。
試合では自身も選手として登場。ポジションは外野手で、能力はミート以外いずれも平凡。
ミリタリーマニアで、缶入りドロップが好物。
銀行名及びチーム名、そして所属選手の名前は「スタジオジブリ」に関連している。

市民課の課長(しみんかのかちょう)

本名不明。密かに市民課選抜の野球チームを率いている。
和桐製作所に条例に違反しているとして新工場の稼働を差し止めさせるも、
市の条例について特例を認めさせる賭け試合を提案してくる。
ポジションは捕手で、安定した能力を誇る。
最終更新:2022年08月03日 15:05