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名称 |
特徴 |
とてもかんたん |
敵がもっと弱くなる |
やさしい |
敵が弱くなる |
ふつう |
敵が程よい強さになる(オススメ) |
むずかしい |
敵が強くなる |
BGM:海に浮かぶ街
海の上に浮かぶ街が見える。
ここはパライソタウン。
海を埋め立ててできた人工島だ。
俺はこの街に住む中学校2年生。
父さん母さんと3人で暮らしている。
元気良くマンションを飛び出すパワポケ
パワポケ「うわっ、もうこんな時間だ。明日から夏休みだっていうのに、
こんな日に遅刻したらみんなにバカにされる! とにかく、いって来まーす!」
パワポケはクラスメイトのオチタと一緒に学校へと向かいます。
パワポケ「...いつもは隣のるりかが起こしてくれるのに、今日は先に学校に行っちゃったのか。」
オチタ「おはようでやんす。」
パワポケ「おいおい、そんなのんびりしてたら遅刻してしまうぞ。」
オチタ「どうせ明日から夏休みなんでやんすから今日は遅刻してもいいのでやんす。」
パワポケ「...そういう考え方もあるのか。」
BGM:奇妙な刻
2人は通学の途中で、頭にハタを立てた謎の人だかりを見かけました...
パワポケ「あれは...なんだろう?」
オチタ「頭にハタを立ててる人が、たくさんいるでやんすね。」
パワポケ「なにかイベントでもあったっけ? まあいいや、係わり合いにならないようにしよう。」
...このときの俺たちは、これから10日間にわたって奇妙な
戦いの日々を過ごすことになろうとは夢にも思っていなかった...
パワポケとオチタはそのまま学校に登校するのでした。
あのハタが全世界に大災厄をもたらすとも知らずに...
BGM:ウキウキハッピーフゥ~!!
学校
(わいわい、がやがや)
平山「よう、2人とも遅刻すれすれだな。」
パワポケ「おはよう、平山(ひらやま)。」
平山「なあ、キャンプに行かないか? UFOが出るらしいぜ。」
パワポケ「UFO?」
堤「UFOが目撃されるという場所でキャンプをするつもりなんですよ。
あくまで天体観測が本来の目的ですが最近UFOの目撃情報が多いので
われわれがUFOを見られる可能性は十分にあります。」
パワポケ「へえ、その話からすると、堤(つつみ)が言い出したのか。」
堤「ええ、そうですよ。 石田(いしだ)君も一緒です。」
石田「ムホ~~ぼくも行くんだよ。 おやついっぱい持っていくんだ。」
村山「ボクも行きたいんだけど... 母さんの許可がもらえるかなぁ。」
オチタ「村山(むらやま)君の家はきびしいでやんすからねえ。」
村山「ボクもUFO見たいよぉ。」
パワポケ「(UFOねえ? どうせ、いたずらか見間違いだよ。)」
るりか「...おはようございます。」
パワポケ「おはよう、るりか。 今朝は、どうして待っててくれなかったんだ?」
るりか「母さんの所に行くから一緒にいけないって、昨日の言ったはずです。」
パワポケ「あれ、そうだっけ? (そういえばるりかのお母さん、また入院したんだっけ。)」
リコ「なになになに? いったい何の話?」
パワポケ「...おい、リコ。 人の話に割り込んでくるなよ。」
リコ「何よ、その言い方! あたしに聞かれたらマズイわけ? このリコちゃんに隠し事?」
越後「おおいリコ、ちょっとどいてくれ。 パワポケと話があるんだ。」
リコ「どいて欲しいなら、リコ様と呼びなさい。
越ゴリラに、あたしを呼び捨てにする権利なんてないから。」
越後「なんだい、そりゃあ。 やれやれだぜ。
パワポケ、それより来週末のサッカーなんだけど、人数が足りないから助っ人に来てくれないか?」
リコ「こら、越後(えちご)のくせにあたしのさらっと流すな!」
パワポケ「来週?」
青野「ああ、代わりに野球の試合のとき助っ人にオレと越後が入るってことでどうだろう?」
パワポケ「ああ、そうしてくれると青野(あおの)は頼りになるからこっちも助かるよ。」
越後「おいおい、その言い方だとオレは頼りにならないみたいじゃないか。」
リコ「そう言われてんのよ、越ゴリラ。」
るりか「...野球の試合って?」
パワポケ「あれ、言ってなかったっけ。 次の火曜に野球部が対外試合をすることになってるんだ。」
るりか「もう、そういうことは早く言ってくれないと。
こっちにもいろいろと用意もあるんですからね。」
パワポケ「用意って...なんの?」
リコ「そんなことより、この後みんなでどっか遊びに行かない?
もう夏休みは始まっているんだからっ! 一日だってムダにできないよっ!」
そして...
田中先生「みんな! 明日から夏休みだけど、ケガや病気に注意して元気に2学期を迎えましょうね。」
(わいわい、がやがや)
田中先生「あ、あのー? みんな、聞いてくれてる?」
紫杏「みんな! 静かにしてよ。田中先生の話が聞こえないじゃない。」
有田「いいじゃねえか。 どうせたいしたこと言ってねえよ。」
紫杏「誰かが前で話しているのに騒いでいるのは、お行儀が悪いって言ってるのよ、有田(ありた)くん。」
有田「ケッ、どうせ委員長は先生のご機嫌取りたいだけだろ。」
紫杏「なんですって! キーッ、取り消しなさい!」
白瀬「...どっちもガキよね。」
大神「...まったくだ。」
白瀬「ところで、大神(おおがみ)。 アンタさっきからなにやってんの?」
大神「フッフッフ、白瀬(しらせ)よ。 実は、この夏休みを利用して
このあたりの学校を支配下に置こうと計画を立てているのだ。」
白瀬「ふーん。 でも、どこの学校も夏休みで誰もいないんじゃないの?」
大神「うおっ、そういえば!」
白瀬「(あーあ、バカばっかり。)」
そして...
(キンコンカーンコーン)
パワポケ「さてと、帰るか。 今から夏休みなんだな。」
エリ「ユイって水着はどんなのにしたの?」
ユイ「ズバリ、今年のテーマはおヘソ!」
エリ「ええっ、おへそ見えてるの?」
ユイ「エリ、そのくらいの大胆さは必要よ。 なにしろ、中学2年の夏は今年だけ!」
エリ「ええ~。」
夏菜「ははは、別に無理してユイのまねしなくてもいいんじゃない?
エリは自分にあったものを自分で選んだほうがいいと思うな。」
エリ「そ、そうだよね! でも、あたし一人じゃ心細いなぁ。 ね、夏菜(かな)もついてきて。」
夏菜「しょうがないなぁ。じゃあ、帰りに三人で行こうぜ。」
ユイ「ごっめーん、今日は店の手伝いやんないとダメだから。エリのこと、夏菜にたのんでいい?」
夏菜「あ、そうなんだ。エリ、それなら二人で行こうか。」
エリ「うん。」
夏菜「...ん? なんだ? パワポケも一緒に来たいのか?」
パワポケ「えっ!?」
エリ「だ、だだだだめだよう! 男の子が一緒なんて絶対だめ。」
夏菜「わかってるって、冗談だよ。」
パワポケ「(チェッ。)」
そして...
パワポケ「やれやれ、みんなと遊んでいたら遅くなっちゃったな。ただいま~。」
(自宅に帰った後...)
BGM:奇妙な刻
パワポケの母(ハタ人間)「おかえりなさい。」
パワポケ「わっ! 母さん? どうして頭にハタを立ててるんだよ。」
パワポケの母(ハタ人間)「うふふ、かっこいいでしょ? さあ、あなたも立てるのよ。」
パワポケの父(ハタ人間)「そうだ、それがいい。そうしなさい、そうしなさい。」
パワポケ「えっ、父さんまで? おかしな冗談はやめろよ!」
パワポケの母(ハタ人間)「聞き分けのない子だね。母さん悲しいわ。」
パワポケの父(ハタ人間)「そうだぞ、親の言うことを聞かないのはよくないことだぞ。
家族みんなでハタを立ててみんなで幸せになろう。」
パワポケ「(こ、これ冗談じゃない...?) うわーっ!」
...その帰宅後、事件が起こりました。
なんとパワポケの両親が頭にハタを立てており、おかしくなってしまったのです。
ドスン!
パワポケ「あっ、メガネ!」
オチタ「パワポケ君、助けてくれでやんす! ウチの家族がみんな、おかしくなっちゃったでやんす!
オイラの頭にハタを立てようとするのでやんす!」
パワポケ「ええっ、そっちもか!」
パワポケの母(ハタ人間)「さあ、ハタよお。」
パワポケの父(ハタ人間)「ハタを立てなさい。」
オチタ「うわ、パワポケ君の所もでやんすか? とっとと逃げるでやんす!」
パワポケ「お、おい!? 置いていかないでくれ!」
そして...学校へ...
パワポケ「はぁはぁはぁ...夢中で学校まで逃げてきたけどこれからどうしよう?」
オチタ「とにかく田中先生に相談でやんす。」
パワポケ「そうだな、そうしよう。」
(なにをするんですか!? やめてください!)
パワポケ「あ、先生の声だ。」
(キャアアアアアアア!)
パワポケ「今度は先生の悲鳴だ!」
教室にて
パワポケ「先生~!!」
田中先生(ハタ人間)「あら。まだ学校にいたの? しょうがない子ねえ。」
パワポケ「あの~...先生? その頭のハタは...」
田中先生(ハタ人間)「ああ、これのこと? さっき校長先生に立ててもらったの。
あなたたちも立てなさい。頭にハタを立てるのは人として当然のことですからね。」
パワポケ「いや...その、結構です。」
オチタ「遠慮しておくでやんす。」
田中先生(ハタ人間)「まあ、しょうがない子ねえ。そういうダメな子には
おしおきをしないといけないわ。ええと、たしかこのへんにいたそうな棒があったわね。」
(ガチャリ)
田中先生が痛そうな棒を取り出してきた。
パワポケ「せ、先生?」
オチタ「まさか、先生はオイラたちをその棒で叩いたりはしないでやんすよね?」
田中先生(ハタ人間)「あら、ハタの立ってない人間には何をしてもいいのよ~ん♪」
オチタ「ひいい、ダメでやんす! 田中先生もなんだかおかしくなっちゃったでやんす!」
パワポケ「逃げるんだ、メガネ!」
田中先生(ハタ人間)「こら、待ちなさい!」
(ブン! ブン!)
田中先生(ハタ人間)「そうよ。言うことを聞かない悪い子にはおしおきをすればいいのよ。
な~んだ、これまで悩んでたのがバッカみたい♪」
そして田中先生までもハタを立てられてしまい、悪魔ともいうべき堕天使に堕ちてしまったのです。
そして...
パワポケ「ハァハァハァ。どうやらあのハタを立てられるとおかしくなって、
他の人にもハタを立てようとするみたいだな。」
オチタ「ハタを立てられるとどうなるんでやんすかね?」
パワポケ「おとなしくて気弱な田中先生がああなっちゃうんだぞ。
なにかにとりつかれるとしか思えないな。」
(ぐぅうう~)
オチタ「...おなか、すいたでやんす。」
パワポケ「よし、ショッピンゴモールまで行こう。あそこなら食べるものがあるだろう。」
モールにて
パワポケ「なんとかモールまできたけれど。」
オチタ「やっぱり、ここもハタ人間だらけでやんす。」
パワポケ「というか、ハタ人間しかいないぞ。一体、この街はいつからこんな事になってしまったんだ?」
ハタ人間がパワポケとオチタを見ると...
「アラ? あの子達、ハタが立ってないわ。
みなさ~ん、ハタの立ってない人間があそこにいますよ!」
ハタ人間1「つかまえろ!」
ハタ人間2「つかまえてハタを立てるんだ!」
パワポケ「うわああああ?」
オチタ「みんなこっちにやって来るでやんす!」
パワポケ「逃げろ!!」
おもちゃ売り場へ
パワポケ「はあはあ...えーと、ここはおもちゃ売り場か。」
オチタ「そうだ、武器は? なにか武器はないのでやんすか?」
パワポケ「あんまり危険なものはここには置いてないよ。」
オチタ「おお、銃でやんす! こんな所にカッコいい銃が!」
パワポケ「...それ、水鉄砲だぞ。」
オチタ「がっかりでやんす。あ、でも水をかければ、びっくりさせられるかもしれないでやんす。」
パワポケ「びっくりさせてどうするんだよ。とにかく、安全な場所を探そう。
さっきから走ってばかりでもうへとへとだよ。」
校長先生(ハタ人間)「つーかまーえた♪」
パワポケ「うわーっ!?」
オチタ「コラ、パワポケ君を放すでやんす!」
パワポケ「(水鉄砲じゃおどしにならないよ!)」
校長先生(ハタ人間)「うふふふ~、きみにもすぐにハタを立ててあげますよ~」
パワポケ「うわぁ、やめろぁ!」
(ピシャッ!)
パワポケ「あ、あれれ? いきなり気絶した? 水鉄砲になにを入れたんだ?」
オチタ「あそこの水槽の水でやんす。ほら、金魚が泳いでる。」
パワポケ「じゃあ、水槽の水だな。水をかけたら倒れた? ...ハタがぬれたからかな。」
オチタ「ここが弱点なのでやんすね。」
パワポケ「ハタ人間は水鉄砲で倒せるのか。よし、強力そうなのをもっていこう。
それと、この人のハタ...抜いてみようか。」
オチタ「元に戻るかもしれないでやんすね。じゃオイラが体をおさえておくでやんす。」
パワポケ「じゃ、いくぞ。せーの... うわっ!」
オチタ「ハタをひっぱったら目の玉が動いたでやんす!」
パワポケ「これは、ムリにひっぱると大変なことになりそうだな。
ひょっとして、脳ミソとかもっとやばいとこまでつながってるんじゃ...」
オチタ「ん? この人、変なものを持ってるでやんす。」
パワポケ「なんだろう、これ?」
パワポケはハタ人間が持っているものを手に入れた。
オチタ「これからどうするでやんす?」
パワポケ「とりあえず、どこかで休もう。そうだ! ずっと南西の方に使われていないビルがあったな。」
オチタ「ああ、先週クラスのみんなで遊んだところでやんすね。」
パワポケ「よし、とりあえずあそこを基地にしよう!」
説明
(すぐにBボタンを押してキャンプに入り
「装備を変更します」を選んで、水鉄砲を装備しておきましょう!)
そして外に出ると...
パワポケ「んっ、なんだろう?」
パワポケは突然こっちに来た手紙を読んでみた。
手紙の内容
(大いなる悪を打ち払う者よ、マスタークラウンを受けつぐのだ。
その王冠を受けつぎ、そなたの星にひそむ大いなる悪を倒せ。
われはいつでも見ているぞ...)
パワポケ「マスタークラウン? これのことか?」
ピカーーーーーン
パワポケはマスタークラウンを受けつぎ、すぐに頭にかぶせた!!
パワポケはスキル「行動回数増加」と「プリズムアーマー」と「ブレインフォース」が身についた!
パワポケは今習得しているスキルのレベルがMAXになった!
パワポケは戦闘に勝つとレベルが99に上がるようになった!
行動回数増加
『説明』
行動回数が増える。レベルが9なら回数が5~9になる。
主人公が持つと回数に応じてコマンド入力ができる。
プリズムアーマー
『説明』
敵から受けるダメージが半減される。
弱点ダメージ・クリティカル・致命的な一撃を受けたとき、受けるダメージが激減される。
レベルが9ならダメージ軽減量は90%になる。
スキル『頑丈』と重複可能。
また、相手の貫通効果を無効化できる。
ブレインフォース
『説明』
弱点ダメージ・クリティカルのとき、与えるダメージが4倍になる。
レベルが9ならダメージ増加量は500%になる。
スキル『解析』と重複可能。
パワポケは水鉄砲を装備し、すぐに南西のビルに向かう。
オチタ「よしよし、ちゃんと水鉄砲を装備しているでやんすね。」
パワポケ「ところで、メガネはどうして水鉄砲を持ってこなかったんだ?」
オチタ「オイラは平和主義者なので、戦うのはパワポケ君に任せるでやんす!」
パワポケ「.........」
BGM:戦闘(ゼルダの伝説 時のオカリナ3D) 原曲
ハタ人間(男性)「いた、いた、いたぞぉ~! グオオオオオッ!」
パワポケ「ハタ人間!」
ハタ人間(男性)の説明
オチタ「恐れないで水鉄砲で攻撃でやんす!!」
パワポケ「一撃でしとめてみせる!」
パワポケはクリアワルザーで攻撃!
ハタ人間(男性)に287のダメージ
ハタ人間(男性)「グギャアアアアア!」
パワポケはマスタークラウンの力でレベル99に上がった!
パワポケ「くそー、けっこう敵がうろうろしているな。」
オチタ「パワポケ君! 敵はこっちに気づかない限り近づいてこないみたいでやんすよ。」
パワポケ「えっ? あ、本当だ。」
説明
(ほとんどの敵は、こちらに気づくまである決まった動きをしています。
敵の動きをよく見て、よけましょう。)
パワポケ「目的のビルは南西だったな。よし、行くぞ!」
南西のビル BGM:只今待機中
パワポケ「よし、このビルなら誰もいないだろう。」
オチタ「ここを基地にするでやんす。」
唐沢教授「いや、天才のワシがいるぞ。」
パワポケ「うわあああああ!」
オチタ「水でやんす! 水をかけるのでやんす!」
(バシャバシャバシャ)
そして...
唐沢教授「...なるほど。ハタ人間たちはハタが水にぬれると行動不能になるのか。
これは天才のワシでも予測がつかなかったのう。ハーックション!!」
パワポケ「どうもすみません。てっきりあなたもハタを立てられた人かと思って。」
唐沢教授「いやいや、ワシは天才じゃから水をかけられた程度では腹を立てないのじゃよ。」
パワポケ「前に来たときはいなかったのに。いつからこのビルに住み着いているんです?」
唐沢教授「そんなことよりも、そろそろ天才のワシに聞きたいこととかあるんじゃないかね?」
パワポケ「ああ、そうでした。俺はパワポケ、こいつはオチタです。」
唐沢教授「いや...自己紹介じゃなくて。今、この町で何が起きているのか
天才のワシのすばらしい説を聞きたくないのかね?!」
パワポケ「天才、天才って...あなたはいったい何者なんです?」
唐沢教授「うむ、よくぞ聞いてくれた。わしは天才科学者の唐沢(からさわ)教授じゃ。」
パワポケ「唐沢博士、この町ではいったいなにが起こっているのでしょう?」
唐沢教授「教授。」
パワポケ「え?」
唐沢教授「わしのことは教授と呼びたまえ。
博士なんて、博士論文が受理されるだけでなれてしまう肩書きじゃろが。
その点、教授というのは大学での評価と政治力と運が要求される高等な肩書きで...」
パワポケ「わ、わかりました、教授。この町では何が起こっているんです?」
唐沢教授「もちろん宇宙人の侵略じゃ。」
パワポケ「え...宇宙人?」
唐沢教授「あっ、キサマ、いま心の中でわしをバカにしたな!」
パワポケ「いやいや、そんなことないです!
ハタ人間なんてものを見た後じゃどんなトンデモない意見でも納得してしまいますよ!」
唐沢教授「ふん、そうやって目の当たりにしないと信用しないのがお前たち凡人の悪いところじゃ。
わしは5年も前から警告を出しておったのに、変人扱いされて大学を追われたのじゃ!」
パワポケ「はあ...まあそうでしょうね。」
唐沢教授「ええい、キサマまでそう言うか!」
オチタ「まあまあまあ、でやんす。ケンカしてたら話が進まないでやんす。
この島の外はどうなってるんでやんすかね?」
唐沢教授「うむ、そこのラジオとテレビで見たところ、変化はないようじゃ。」
パワポケ「この島の中だけってことですか? じゃあ外に助けを呼ばないと!」
唐沢教授「まあ、ちょっとテレビでも見てみい。」
(パチ)
(...突然封鎖されたパライソタウンですが、現在も内部の状況は不明で...)
パワポケ「あ、騒ぎになってるんだ。」
唐沢教授「当然じゃな。ここはそれなりの数の人間が住んでいて本土とも橋を通じて行き来がある。」
オチタ「じゃあ橋を渡って逃げるでやんす!」
唐沢教授「それはムダじゃ。橋はこっち側とむこう側の両方で封鎖されておる。
ちなみに政府は対策を協議中じゃ。なにが起こっとるのか、まだわかっちゃおらんのだ。
ワシが5年も前から言っておるのに!」
パワポケ「はあ。 とにかく、今はどこかに隠れて救出を待つしかないのか...」
唐沢教授「それには問題がいくつかあるな。 まずは食料じゃ。
どこかで手に入れてここに持ち帰らないといかん。」
説明
(食料は下画面の右上のおにぎりゲージで示されていて2時間ごとに減っていきます。
仲間の数が増えると、ゲージが減る量も多くなります! なくなると、大変なことになるかも。)
唐沢教授「次に問題は武器じゃな。」
パワポケ「あ、それならこの水鉄砲が。」
唐沢教授「それはハタ人間には効くかもしれんが宇宙人はやっつけられないぞ。こっちにしておけ。」
パワポケ「なんだ、水鉄砲じゃないですか。」
唐沢教授「わっ、こっちにむけるんじゃない!」
(ずびびびー!!)
パワポケ「うわっ、光線銃?!」
唐沢教授「ククク、こいつは強力じゃぞ~。」
パワポケはハンドガンを手に入れた!
オチタ「でも、これじゃあ強力すぎて相手がケガしちゃうでやんす。」
パワポケ「ハタ人間相手には使えないよな。」
説明
(水鉄砲以外の武器は、ハタ人間には使えません。)
パワポケ「でも、こんな武器どうしたんです?」
唐沢教授「ふふふ、わしが作ったのじゃ。なにしろわしは天才じゃから、
材料さえあれば、武器だけでなくいろんな便利な
アイテムが作れるぞ。」
説明
(戦闘で敵を倒したり、拾ったりした
アイテムを「合成」コマンドで
教授に渡すと、いろんな
アイテムと交換してくれます。)
パワポケ「(そういえば、スーパーでなにかひろっていたな。あとで合成してみよう。)」
オチタ「なんだか疲れて、眠たくなってきたでやんす。」
説明
(長時間基地を離れて行動しているとだんだん疲れが溜まってきます。
毎日、1回は基地にもどって「回復」コマンドを使いましょう)
パワポケ「とりあえず、しばらく休んでから食べ物を探しに行くか。」
そして...
パワポケ「......。クラスのみんなは無事かな。」
パワポケはるりかの心配をした。
マスタークラウン「南雲瑠璃花を心配しているのだな?」
パワポケ「るりかは隣に住んでる俺の幼なじみです。
彼女はしっかりしてるように見えるけど、俺が守ってあげないといけない。
今日は学校で別れてから病院に行ったと思うけど...一緒に行けば良かったな...」
マスタークラウン「...そうか。今日はいったん寝ろ。それから冒険の手助けになるものをやろう。」
パワポケ「はい。」
そして...
唐沢教授「おはよう、諸君!」
パワポケ・オチタ「うわっ!」
唐沢教授「さあ、働かざる者食うべからず! この天才のわしのために
さっさとモールへ行って食いものをもってくるのじゃ!」
オチタ「(オイラたち、いつのまに教授の手下になっちゃったんでやんす?)」
パワポケ「(この状況を切り抜けるにはこの人の助けがいるからな。がまんしようぜ。)」
唐沢教授「言っておくが、光線銃や水鉄砲は装備しないと使えないからな。
きちんと装備しておくのじゃぞ!」
説明
(「合成」コマンドも忘れずに試してみましょう!)
マスタークラウン「では、お前に4つの英傑の武具をわたそう。ついでにやる気と食料をマンタンにする。」
パワポケ「わかりました。」
パワポケはマスターリングとマスターソードとマスターブーツと
マスターメイルとパワースターガンを手に入れた!
パワースターガンは光り輝く奇跡の星の弾でハタ人間のうかばれぬ魂を癒した上で
ハタを取り除き、邪心を撃つ!!
また、相手のスキルを無視して攻撃できる。
マスターソードは厄災を払う退魔の剣。
相手のスキルを無視して攻撃でき、死亡時の反撃を無効にできる。
パワポケはすぐにマスターリングを装着した!!
マスタークラウン「また、秘密の魔法を使いたいときは、コード空間に向かうといい。
私が基地の地下にコード空間を出しておいてやろう。」
パワポケ「「チート」のことでしょ?」
マスタークラウン「そう。だが、今は一つも持っていないので、利用できないのだ。
すまないが、新しい秘密のチートを教えるためには
この街に散らばっている魔法のページを5ページずつ集めなくては。」
オチタ「パワポケ君、魔法のページを探すでやんす。チートは必要でやんす!」
パワポケ「そうだな。クラスメイト救出も兼ねて魔法のページも探そう!」
マスタークラウン「お前が最初に行くべき場所はマンションだ。行くべき場所に印をつけておいた。
何もない所で頼れるのは地図だけだ! まずはマンションへ向かうぞ!」
パワポケ「はい!」
こうしてパワポケたちの10日間の生死をかけた戦いが始まりました。
さあ、街中を探索して食料を確保しつつ、散り散りばらばらになった
クラスメイト15人とまだ無事な人を救出し、ハタ人間を操る黒幕を倒さなくては!
続く
最終更新:2021年11月02日 22:39