クラスメイトを救出せよ(後編) 残り8日

あらすじ

クラスメイトをある程度救出し、そして田中先生の暴走を止め、夏菜を救ったパワポケ。
次の目的は残りのクラスメイトの救出。あちこちを探しまわり、まだ無事な人間を助け出すのだ。

ファイル1
現在:第一章
主人公の名前:パワポケ
難易度:むずかしい
救出した仲間:7人
現在時刻:あと9日 21:08
現在地:基地

BGM:未知なる大地 原曲

マンション

パワポケ「俺やるりか、メガネの住んでる団地の前に来たぞ。」
るりか「ちょっと部屋に戻っていいですか?取ってきたいモノがあるんです。」
パワポケ「わかった、危ないから俺もついていくよ。」

(そして...)

パワポケは、ハンドガン『クリアワルザー』をゲットした!!

るりか「よかった、まだちゃんと動いてくれて。」
パワポケ「でもるりかが水鉄砲を持ってたなんて、ちょっと意外だな。」
るりか「...覚えてないんですね。」
パワポケ「えっ!? ......! そういえば、小さい頃にお祭りで買ったヤツか!」
るりか「思い出したんですね!」
パワポケ「でもそんな昔のヤツ、よく今まで持ってたね。」
るりか「そ、それは、あなたが買ってくれたモノですから...」
パワポケ「えっ!?」
るりか「い、いえなんでもありません! たまたま置いてあったのを思い出しただけです!
ほら、皆さん待ってますから、早く行きましょう!」

(スタスタ...)

パワポケ「あっ、待ってよ!」

マンションでるりかの水鉄砲を取りに行った後の途中で魔法のページを3ページ以上発見した。
パワポケたちは橋へ向かった。そしてユイや平山と会話をした。

平山は妹のことを心配していた。

平山「はぁ...ひろみは無事かなぁ。」
パワポケ「どこか、心当たりの場所はないのか?」
平山「うーん...こうなってみて初めて分かったんだけど、おれ、妹のことよく知らなかったんだ。」
パワポケ「ええ?」
平山「あいつはしっかり者で、勉強もできて家の手伝いもしっかりできて、
オヤジにぶたれても泣かない。でもさ、どんな友達がいるのかとかどこで遊んでるかとか...
おれ、全然知らないんだよなあ。」
パワポケ「.........? (待てよ。しっかり者ならどこかにメッセージを残さないか? 平山の行きそうなところに。)」

再度橋をうろつき...委員長が見つかった!

委員長「.........。」
パワポケ「委員長じゃないか! 無事だったんだな。」
委員長「ちょうどいいところで会ったわ。ねえ、どうしてこの橋が通行止めなの?」
パワポケ「え?」
委員長「なんだか新聞もぜんぜん来ないし、変だとは思ってたんだけど。」
パワポケ「テレビとか見てないの?」
委員長「テレビ? 家にないわよ、そんなもの。でもラジオぐらいは買っとくべきね。」
パワポケ「ええと、家族は?」
委員長「いつものようにお父さんは出張中。お母さんは仕事で外国。
だから、家にいて宿題やってたの。
そしたらパソコンが壊れてて、業者に電話したけどつながらないの。
まったく、どうなってるのかしら。」
オチタ「どうやら、ちっとも異変に気づいてないみたいでやんすね。」
パワポケ「ハタ人間に会わなかったのかな?」
委員長「ハタ? ああ、ここに来るまでに見たわよ。
最近は、よくわからないものがはやるのね。あ、あそこの人に聞いてみようっと。」
パワポケ「えっ、あれはハタ人間だぞ。だめだ、やめとけ!」

(パリン!)

委員長「あ、メガネが...割れちゃった。」
パワポケ「ごめん! 大変だ、それじゃ見えないよね。」
委員長「あたし、目はいいのよ。このメガネ、度は入ってないから。」
パワポケ「え...度が入ってない? こんなに分厚いのに?!」
委員長「うん、そう見えるよね。でもほら、真ん中が平らになっててレンズじゃなくて普通に見えるの。」
パワポケ「どうして、こんなものかけてるんだ?」
委員長「伊達メガネに決まってるじゃない。頭がよさそうに見えるし、
こっちの視線もごまかせるし、相手ににらまれても平気だし。ほら、あたしって気が弱いから。」
パワポケ「(最後のはウソだろ。)」

(そして...)

委員長「ハア? 宇宙人の侵略? あんた頭おかしいんじゃないの。」
パワポケ「...言われると思ったよ。とりあえず、さっき言った基地に行ってくれないか。
そこで唐沢って人に話を聞いてくれ。」
委員長「これがイタズラだったら許さないから。
貴重な勉強の時間がムダになって高校の入試に失敗でもしたら、まったくどうしてくれるのよ。」
パワポケ「残念だけど、イタズラじゃない。」
委員長「...フン。考えてみたら、イタズラの方がましね。それじゃ、その場所で待ってるから。
なにかあたしにできることがあったら連れて行ってね。」

委員長が仲間に加わりました

その後、パワポケは橋を後にし、再び白瀬と会った。

白瀬「あら、また会ったわね。がんばってるみたいじゃない。」
パワポケ「助けてくれないか? 頭がよくて行動力もある白瀬のような人間が仲間にいると俺たちも助かるんだけどなぁ。」
白瀬「めんどうくさいから、やだ。」
ユイ「えええええー?! フッキーってば、そんな薄情はこと言うの? ああ、思い起こせば半年前。
教室に置き忘れたフッキーの体操服を我が家に持って行ってあげたのに。するとあなたは...」
白瀬「こら、その話は秘密の約束でしょうが!」
ユイ「フッキー、一緒にがんばろうね!」
白瀬「はいはい、わかったわかった。で、あんたらのアジトはどこよ?」

白瀬が仲間に加わりました

病院 BGM:炎の神殿(ゼルダの伝説 時のオカリナ3D) 原曲

るりか「母さんは3階の東側、二番目上の病室ですから。」
パワポケ「わかった、急ごう!」

3Fの病室で堤を発見!

堤「おや?」
パワポケ「堤!」
堤「シーッ! ...ふむ、おたがいにどこにもハタのたぐいは刺さってないみたいですね。」
パワポケ「あれって、頭だけじゃないのか?」
堤「ボクがハタを作った者なら、例外を作っておきますね。無事な連中をワナにはめるために。」
パワポケ「.........。そこまでは考えてなかったな。」

(そして...)

堤「...唐沢教授。あまり聞いたことのない名前ですが信用できますかね?」
パワポケ「信用できないけど、今は仕方ないよ。」
堤「わかりました。基地に行って話してみましょう。
そのうち、ボクも連れ出してください。何か役に立てることがあるかもしれない」

堤が仲間に加わりました

パワポケとるりかは3階の東側、二番目上の病室に向かった。

るりか「母さん!」
霊華「...」
パワポケ「よかった、まだ頭にハタは立ってない。」
るりか「母さん、目を覚まして! ...パワポケ、どうしよう! 母さんが目を覚まさないの!」
パワポケ「るりか、落ち着くんだ。」
るりか「...そうですね、こういうときこそ落ち着かないとダメですね。
...呼吸はしてますし、大丈夫だとは思うんですけど...。」
パワポケ「よし、ここは危ないし、とりあえずみんなで基地に運ぼう。」
オチタ「あそこに担架があるでやんす!」

(そして...)

パワポケ「これで準備はできた。さあ、急いで基地に戻ろう!」

パワポケたちはるりかの母を救出し、病院を後にした。

北公園 BGM:たんたんシリアス

パワポケ「パライソタウンには、2つの公園があるんだけど...こっちの公園は迷路みたいで見通しが悪いんだよな。」
オチタ「じゃあ、クラスの誰かが隠れてるかもしれないでやんす。」
パワポケ「よし、探してみよう!」

パワポケは公園内を探索した。そして...

パワポケ「あれ? なんだか泣き声みたいなの聞こえなかったか?」
エリ「ぐすん。...心細いよう......お腹すいたよう...」
パワポケ「あ、エリ!」
エリ「きゃああああああああああっ!! え? あれ? パワポケくん?」
パワポケ「ああ。」
エリ「...ハタ立てようとしない?」
パワポケ「うん。さあ、こっちに来いよ。」
エリ「.........。」
ユイ「エリ。無事でよかった。」
エリ「うわああああん、怖かったあ。
なんかね、なんかね、みんなエリのこと追いかけまわして頭にハタを立てようとするの~」

エリが仲間に加わりました

パワポケは基地へ帰った。

パワポケ「るりか、お母さんの様子はどう?」
るりか「...呼びかけてもやっぱり反応してくれないんです...」
パワポケ「そうなのか...」
唐沢教授「ふむ、命に別状はないようじゃが、なんらかの原因で昏睡(こんすい)状態に陥っているようじゃな。
もしかしたらそのおかげで、ハタ人間になるのを免れたのかもしれん。」
パワポケ「教授! わかるんですか?」
唐沢教授「わしを誰だと思っておる。医学は専門外じゃが、天才のわしに不可能などない!」
パワポケ「それじゃ、治す方法も!!」
唐沢教授「当然じゃ! 幸せ草を10、青い石を4、黄色の粘液を7持ってくればわしがすぐに治す薬をつくってやろう。」
パワポケ「えっ...そんなモノでどうして薬ができるんですか?」
唐沢教授「...なんじゃ、天才のわしの言うことが信用できんのか?」
パワポケ「いや、そんなことはないですよ! いままでだって不思議なモノを作ってくれてるし。」
るりか「ええ、私も信じます。...パワポケ、一緒に集めてくれますか?」
パワポケ「うん、もちろんだよ! 少しでも早く目覚めさせてあげようよ!」

BGM:ステップ:平地 原曲

パワポケは北公園へ向かった。

パワポケ「なあ、白瀬。お前は、どうしてそんなに他人を受け入れないんだ?」
白瀬「はあ? あたしが他人を受け入れてないって? あんたとも普通に話してるじゃない。」
パワポケ「でも、なにかと一人で勝手に行動するし、みんなとはいつも離れてるし。」
白瀬「迷惑はかけてないでしょ?」
パワポケ「だけどさ、その...さびしくとか、ないのか?」
白瀬「そういう風に、決め付けるのはよくないんじゃないかな。」
パワポケ「え?」
白瀬「他人と距離を置くのは、それが心地良いからよ。
人付き合いできない、かわいそうな子ってわけじゃないから。
ただ、用もないのにべたべたしたくないってだけ。」
パワポケ「そ、そうなのか?」
白瀬「あたしのオヤジ、口ぐせみたいに「自立した人間になりなさい」って言っててさ。
あたしもがんばって期待に応えてるの。」
パワポケ「そうなのか。ところで君のお父さんは?」
白瀬「ハタ人間にはなってないと思うよ。あの日、仕事で本土に行ってたから。」
パワポケ「それは良かったな。でも、心配してるだろうな。」
白瀬「ははは、まさか! あたしのこと信頼してるから仕事に専念してんじゃないの?」
パワポケ「...すごいな。」
白瀬「わかる? こういう愛もあるのよ。」

再度北公園をうろつき...パワポケは白瀬と会話した。

パワポケ「なあ、君のお父さんのこと この前に聞いたけど、お母さんは?」
白瀬「はぁ...あの人のことは、あんまり話したくないなあ。」
パワポケ「え?」
白瀬「結局さ、あたしやオヤジのように強くはなかったんだろうね。2年前に、オトコ作って逃げた。」
パワポケ「え。」
白瀬「家出してから、一回電話かけてきたんだけどさ。
あたしが「元気でね♪」って電話切ろうとしたら怒っちゃって。
どうやら連れ戻して欲しかったらしいんだけどさ、あたし そんなのわかんないし。」
パワポケ「う、うーん...」
白瀬「いやあ、電話口で泣かれてさあ。あとでオヤジにも怒られるし。...思いやりって難しいよね。
あーあ、誰かとベタベタしてないと安心できないヤツの方が一般的なんだろうねえ。」
パワポケ「そうかもしれないな。白瀬もやってみたら?」
白瀬「生理的に、絶対ヤダ!」

再度公園をうろつき...

(タタタタタッ...)

パワポケ「あれ?」
オチタ「どうしたでやんすか?」
パワポケ「いま誰か走っていかなかった?」
オチタ「オイラは見なかったでやんすけど。」
パワポケ「そっか。俺の気のせいかな?」
オチタ「ハタ人間を見たんじゃないでやんすか。」
パワポケ「そうかもしれないね。」
オチタ「仲間を探すでやんすよ。」
パワポケ「そうだね。」

北公園を探索中に村山を発見!

パワポケ「あっ、はじめ君だ!」
村山「うわ~ん。恐い恐い、恐いよぉ。いったい何が起こってるの?」
パワポケ「俺にもまだよくわかってないんだ。とりあえず、頭にハタが立ってる人は
俺たちをおそってくるから気をつけた方がいい。」
村山「そ、そんなぁ! お母さんにもしものことがあったらどうしよぉ。お母さんはどこ! どこなの!」
パワポケ「落ち着け、はじめ君!」
村山「う、う、どこ行っちゃったの。今日はカレーって言ってたのに。一緒に作るの楽しみにしてたんだよぉ。」
パワポケ「とにかく、ここにいたら危険だ。俺たちの基地に行くんだ。場所は教えるけど、一人で大丈夫か?」
村山「...う、うん。でも、お母さんを探さなきゃ。」
パワポケ「ああ、そっちは任せてくれ。」

村山が仲間に加わりました

村山を救出した後、散策を続ける。

パワポケ「この公園は見通しが悪いな。」
オチタ「待ち伏せされてても、これじゃわからないでやんすね。」

(がさがさがさっ!)

パワポケ「わっ!? なにか出てきた!」

パワポケたちは襲ってきた人食いゴキブリたちを一掃した。

パワポケ「ああ...びっくりした。」
オチタ「心臓に悪かったでやんす。」
パワポケ「...あれ、なにか落ちてるぞ。あ、カギだ。」
オチタ「おお、もらっておくでやんす。」
パワポケ「これは...倉庫の受付のカギだな。」

『倉庫のカギB』を手に入れた!
倉庫のカギのかかったドアを開くカギ。
倉庫でしか使えません。

北公園の探索を続けるパワポケたち。そして...

パワポケ「あれ?」
「........。」
パワポケ「なあ、メガネ。あれって、アカネじゃないか?」
オチタ「本当でやんす。アカネちゃんでやんす。」
パワポケ「ハタが立ってないみたいだけど、アカネも無事だったのか。」
オチタ「アカネちゃんを保護するでやんす。こんな所に居るよりも、基地の方が安全でやんす。」
パワポケ「そうだね。お~い! アカネ~!」
アカネ「........。」
パワポケ「お~い! アカネ~!」
(ビクッ!!)
パワポケ「お~い! アカネ~!」
アカネ「パワポケお兄ちゃんの声が聞こえます! でも、きっとこれはワナです!
頭に変なの立てられます! アカネはだまされません!」

(タタタタタタ)

パワポケ「お~い......。」
オチタ「どっか行っちゃったでやんす。パワポケ君、嫌われているんじゃないでやんすか?」
パワポケ「いや、そんな事はないと思うけど.....。」
オチタ「小学生に何をしたでやんすか?」
パワポケ「い、いや、何もしてないって。」
オチタ「本当でやんすか?」
パワポケ「本当だよ。とりあえず次にアカネを見つけたら、ちゃんと保護しよう。」
オチタ「そうでやんすね。」
リコ「で......小学生に何したの? 返答しだいじゃ、そこのゴミ箱に頭から突っ込む事になるけど。」
パワポケ「だから何もしてないって!」
リコ「アカネが最近、悲しい顔をしてたのは、それが理由だったのね。」
パワポケ「いやいや、お前、適当に言ってるだろ。」
白瀬「うわっ....小学生って.....。」
パワポケ「なんで、目線をそらすんだ?」
ユイ「元気だしてっ! あたしは気にしてないから。」
パワポケ「それでなぐさめているつもりか? とりあえず、早くアカネを捕まえて誤解を解いてもらった方がいいな。」

パワポケたちは北公園を後にして南公園に向かった。

パワポケ「パライソタウンには、2つの公園があるんだけど...
こっちの公園は広々していて噴水があるんだよな。」
オチタ「ここならハタ人間がやってきてもすぐに逃げられるから、クラスの誰かがいるかもしれないでやんす。」
パワポケ「よし、探してみよう!」

再度南公園をうろつき...

パワポケ「........。」
オチタ「公園に来たでやんすが、何もなさそうでやんすね。
もう少し探してみたら、何か見つかるかもしれないでやんすが。」
パワポケ「........。」
オチタ「さっきから何を見ているでやんすか?」
パワポケ「たぶんだけど.....やれやれな奴がここに居たような気がするんだ。」
オチタ「やれやれな奴.......あっ! あいつ、ここに居たんでやんすか!」
パワポケ「たぶんだよ。」
オチタ「でも、どうしてでやんすか?」
パワポケ「だって、あそこの地面にどデカク、「え ち ご」って書いてあるんだもん。」
オチタ「あ.......本当でやんす。あいつ、この状況で、何がしたいんでやんすか?
自分が大丈夫だという事を伝えているでやんすか?」
パワポケ「あいつが、そんな事を考え付くわけがないだろ! 越後に失礼だよ! メガネ!」
オチタ「事実でやんすけど、なんとなく、ひどいでやんす。」
パワポケ「とにかく、今はいないみたいだけど、この辺りにいそうだね。また明日にでも来てみよう。」
オチタ「そうでやんすね。」
パワポケ「しかし、あいつ、この状況をわかっているのかな?」
オチタ「わかってなくても不思議じゃないのが、越後でやんす。」
パワポケ「そうだね。」

そして、基地に帰り...

夏菜「ふんふんふーん♡」
パワポケ「.........」
夏菜「はっ! みてた?」
パワポケ「みてた。」
夏菜「なんだよもう、恥ずかしいな。ほら、ご飯できたから、みんなで食べようぜ。」

(みんなで食事をしました!)

パワポケは夏菜・リコ・白瀬と学校に向かった。

オチタ「パワポケ君! パワポケ君!」
パワポケ「どうしたの? メガネ。」
オチタ「向こうの教室に来るでやんす。」
パワポケ「そんなに慌てて、どうしたのさ?」
オチタ「いいから、来るでやんす! やれやれでやんす!」
パワポケ「えっ?」

......

パワポケ「うわ~.......。なに考えてんだ越後の奴。隣のクラスの黒板に、自分の名前なんか書いて。」
オチタ「それだけじゃないでやんす?」
パワポケ「えっ?」
オチタ「日直も自分の名前に書いてあるでやんす!」
パワポケ「しかも女子の方も自分の名前だ。こんなに名前を書いてあると、なんか気持ち悪いね。
それに、いやだなあ.......越後二人が日直だなんて。1日中、大変なことになるだろうなあ。」
オチタ「そんな事はどうでもいいでやんすよ! やっぱり越後は、自分の存在をアピールしているんじゃないでやんすか?」
パワポケ「........。」
オチタ「なんでやんすか? なんで、そんなにガッカリした顔をしているでやんすか?」
パワポケ「少しメガネは、越後を評価し過ぎだよ。」
オチタ「なんでオイラ、パワポケ君にガッカリされているんでやんすか? じゃあ、この名前は、どういう意味でやんすか?」
パワポケ「たぶん、学校に来たけど、誰も来ないから暇だったんだろ。
自分のクラスで、こんな事をしたら、自分が消さないとダメだから、他のクラスに書いたんだと思うよ。」
オチタ「でも自分の名前を書いてちゃ、バレバレでやんすよ。」
パワポケ「「他のクラスに書いたらいいんじゃね?」ぐらいで、たぶん考えるのをやめたんじゃないかな。
「オレって天才だぜ!」とか言ってたと思うよ。」
オチタ「なんか想像できるでやんす。そうなんでやんすかねえ。」
パワポケ「そうだと思うけど。とりあえず、探してみようか。無事なようだし。」
オチタ「そうでやんすね。」

リコ「.........。.........。日直の名前、あたしとパワポケにしておこっと。」
パワポケ「お~い! リコ! 行くぞ~!」
リコ「ちょっと待って! すぐに行くから!
(学校が始まったら、ちょっとした話題になってくんないかな~)」
夏菜「(名前だけ変えればいいのに、わざわざ傘まで書いて。
本当にリコは芸が細かいなあ。積極的なんだか、消極的なんだかわからないけど)」

その後、パワポケはこの前の男と出会う。

パワポケ「あ、この前のドロボーだ!」
男の人「ん? ああ、この前のガキどもかよ。まだハタは立てられてないみてえだな。」
パワポケ「一人で行動してるんですか?」
男の人「ああ。仲間がいると、つまらん説教を聞かされるかもしれねえからな。」
パワポケ「協力してくれませんか? まだ無事な人間を集めて、この島から脱出するんです。」
男の人「もっといい方法があるぜ。ハタ人間を全滅させてから橋をわたって本土に戻ればいい。」
パワポケ「そんなことどうやって?!」
男の人「簡単さ。この街の消防署が機能してないからな。そこら中に火をつけりゃいい。」
パワポケ「じょ、じょーだんじゃない! そんなことをしたら大勢の人が死んじゃうじゃないか!」
男の人「ハタの刺さってる連中ってえのは元に戻せるのか?」
パワポケ「い、いや...それは、その。」
男の人「じゃあ楽にしてやるのが親切ってもんだ。」
パワポケ「絶対にそんなことをしちゃダメだ! 父さんや母さんや、友達だってハタ人間になってるんだ。」
男の人「オレはよそ者だから関係ねえ。」
パワポケ「...絶対にするなよ。放火なんかしちゃダメだ!」
男の人「...さっきのは冗談だがな、生き延びたいんなら、甘い考えは早めに捨てとけよ。じゃあな!」

(スタスタ...)

パワポケ「やっぱり、ひどいヤツだな。」
オチタ「あれ、あいつ何か忘れていったでやんすよ?」

『モールのカギB』を手に入れた!
ショッピングモールのカギのかかったドアを開くカギ。
ショッピングモールでしか使えません。

ショッピングモール

パワポケ「なあ、宇宙人のことなんだけど。
あいつらどうしてこの町で人間にハタを立てるんだろうな。」
白瀬「さあね。なめられてるんじゃない? 一日で街が占領できるんだもの。
その気になれば、地球なんて一気に占領できるのかも。」
パワポケ「ええっ? そりゃまた悲観的だな。」
白瀬「だって、やつらになにができるのかぜんぜんわかってないでしょ?
毒ガスをまくかもしれないし、病気をばらまくかもしれないし、
あるいはあたしたちの居場所をさぐるレーダーを作るかも。
正直、水に薬を入れられるだけでこっちはお手上げね。」
パワポケ「う...」
白瀬「でも、安心して。私は雨水しか飲んでないから。
あと、食べ物は他の人と半日ずらして食べてるから。みんなが倒れても、助けられるかも。」
パワポケ「そんなことしてたのか!」
白瀬「常に最悪の場合を考えて、それに対する備えを怠らないこと。
いい? これは戦争じゃないの。人間とゴキブリの戦いなのよ。」
パワポケ「...ゴキブリは俺たちの方か。」
白瀬「いいじゃない。あたしはゴキブリって好きよ?
それに、このゴキブリは機転が利いて、毒も持ってる。
ふふふ、宇宙人たちもさぞかし手を焼くでしょうね。」
パワポケ「(たのもしいけど、ちょっと怖いものがあるな。)」

そしてパワポケはショッピングモール2Fのカギを開け、部屋に入った。

パワポケ「あいつが持っていたのはここのカギか。」
オチタ「ここは店長室みたいでやんすね。」

(ぞろぞろ)

BGM:ゼルダの伝説 時のオカリナ3D 中ボス戦 原曲

パワポケ「うわっ、ハタ人間が大勢やってきた!」
オチタ「ワナでやんす!」

パワポケたちはハタ人間たちを倒したが次々と襲ってくる。

オチタ「まだまだやってくるでやんす!」

(ぞろぞろ)

ハタ人間を倒したがきりがない。

(ぞろぞろ)

パワポケ「だめだ、きりがない。このままだとやられる!」

(バシャーッ!)

ハタ人間たち「!!」
パワポケ「あ、スプリンクラーが動いた!」
オチタ「店の中に雨が降ってるでやんす!」
ハタ人間たち「うわああああ...」

(ばたばたばた)

オチタ「助かったでやんす!」
男の人「まったく、手間のかかるガキどもだな。」
パワポケ「あっ、お前は!」
男の人「ハタ人間はスプリンクラーの機能を切ってやがったから、
もう一度動くようにしたらこのザマさ。このハタってものを考えたやつは相当なバカだな。」
パワポケ「助けてくれて、ありがとう。」
男の人「なあに、礼にはおよばねえよ。
それより、この部屋には金庫室のカギがあるはずだ。金庫室には、きっとお宝が...」

(バキッ!)

パワポケ「ああっ!」
オチタ「後ろから怪物が現れたでやんす!」
パワポケ「くそ、あれは水じゃ倒せない!」

パワポケは怪物を倒した。

BGM:ステップ:平地 原曲

男の人「くー、オレとしたことが。」
パワポケ「これで貸し借りなしだな。」
男の人「ガキがなにを偉そうに。いてててて...」
パワポケ「あ、ケガを手当てしないと。えーと、お名前は?」
男の人「椿(つばき)だよッ! いいか、金庫室のブツは山分けだぞ!」
パワポケ「はいはい。それはわかったから、椿さんは基地で手当てを受けてきてください。」

椿が仲間に加わりました
魔法のページを1枚手に入れた!

マスタークラウン「ついに5ページだ! 基地に戻ったら、秘密の魔法を教えよう。」

パワポケは金庫室のカギを取り、金庫室の宝を手に入れた。
そして、基地へ戻る。

エリ「るりちゃん、お母さんのお薬に必要な青い石って、これ?」
るりか「ええ、そうです! エリ、どこで見つけたの?」
エリ「えっとね、北公園で迷ってるときに拾ったの。」
るりか「北公園ですね。ありがとう、エリ。」
エリ「えへへ、るりちゃんの役に立てて嬉しいな。」

『青い石』を1個手に入れた!

その後、リコ・白瀬・ユイを連れて学校へ向かった。

オチタ「昼でも、人気の無い学校は何気に怖いでやんすね。」
パワポケ「そうだね。静まりかえってるもんね。」
オチタ「こうやってると、この学校の七不思議を思い出すでやんす。」
パワポケ「へえ~。この学校にも、そんな物があったんだね。
興味がなかったから、まったく知らないや。」
オチタ「聞きたいでやんすか?」
パワポケ「そうだね。たぶん、どこの学校も同じような物だと思うけど、聞いておこうかな。」
オチタ「じゃあ、まず1つ目でやんす。誰もいない体育館から音が聞こえてくるでやんすよ。」
パワポケ「なんの音なの?」
オチタ「ボールが跳ねている音でやんす。ただ、それは実はボールじゃないと言われているでやんすよ。」
パワポケ「な、なんなの?」
オチタ「生首が跳ね回っていると言われているでやんす。」
パワポケ「そ、そんな話がこの学校にあったの?」
オチタ「まだ1つ目でやんすよ。」
パワポケ「まだ6つもあるのか......」

ユイが戻ってきた。

ユイ「たっだいま!」
パワポケ「どこ行ってたんだ?」
ユイ「ちょっと運動してきたの。今日は調子がいいみたいで、シュートがパスパス決まったの。」
パワポケ「サッカーしてたのか?」
ユイ「ううん。バスケットボールだよ。」
パワポケ「バスケも得意なのか......」
ユイ「うん! そういえばボールのカゴに、こんなの入ってたよ。
何かに使えるかなと思って持ってきた。」
パワポケ「じゃあ、もらっておくよ。」

ユイ「そういえばフッキー。いつも体育館のカギを貸してくれるけど、何で持ってるの?」
白瀬「シーーーーィ! あんた、ここでそんな事を言っちゃダメよ! 今はあいつがここに居る......」
リコ「あいつって、あたしの事かなあ~。フッキー。」
白瀬「あっ、やば!」
リコ「あたしに聞かれたら、まずい話でもしてたわけ?」
白瀬「あれ? あんた何も聞こえてなかったの?」
リコ「そうだねえ~。体育館のカギの話しか、聞こえてなかったねえ~。」
白瀬「しっかり聞いてるじゃない。」
リコ「じっくり話し合おうかフッキー。なんで、あたしに聞こえちゃまずいのか。」
白瀬「(めんどくさいなぁ...)」

パワポケは学校をあとにして倉庫へ。

白瀬「あ、ちょっとここで待ってて。すぐに戻るから。」
パワポケ「おい、単独行動はやめろよ。危ないだろ。」

(バキ)

白瀬「トイレよトイレ! はっきり言わなきゃわかんない?」
パワポケ「あ。」

白瀬「まったくもう...デリカシーってものがないんだから。えっ!」

BGM:ゾンビ襲来

(ガシッ)

白瀬「しまった、つかまった...くるし...く、くそ、はな、放せえ!」

(ぎりぎりぎり...)

白瀬「だ、だめ...もう...意識が...」

(ばた)

ハタ人間A「よし、やったぞ。」
ハタ人間B「ヘヘ、とっととハタを刺しちまおうぜ。」

(や...やめ...)

(バシャッ!)

パワポケ「大丈夫か、白瀬!」
白瀬「う...ゴホッゴホ。な、なんとか。」

ハタ人間に首を絞められ続けたことで、白瀬はピンチの状態で戦うことになりました。

ハタ人間A「くそー、やっちまえ!」

BGM:戦場(大乱闘スマッシュブラザーズX) 原曲

ヒント
真っ向勝負! 自分の最強の編成で挑め!

敵:ブーメランハタ人間 バズーカハタ人間 ソードハタ人間

パワポケ「リコとユイは白瀬を守りながら戦え!」
ユイ・リコ「ええ!」
ブーメランハタ人間「グオオオオオッ!」

ブーメランハタ人間はリコを狙ってブーメランを投げた。

リコ「今日は、後へは退けないよっ!」

リコはブーメランをかわしてブーメランハタ人間に近づき、スプラッシュガンで攻撃!

リコ「おりゃりゃりゃぁっ!」
ブーメランハタ人間「グアアアッ!」

ユイ「大丈夫、フッキー?」
白瀬「うん...大丈夫。」
ユイ「...よかった、行こう!」
白瀬「...ええ!」

ユイと白瀬はスプラッシュガンでバズーカハタ人間を攻撃!

ソードハタ人間「...!!」

パワポケはハタ人間のソード攻撃をかわし、スプラッシュガンで反撃!

パワポケ「スプラッシュガン!」

Aボタンを連打しろ!

パワポケはスプラッシュガンを連射し、ソードハタ人間を倒した!
ハタ人間たちを倒した!

VICTORY!

パワポケ「よしっ!」

ハタ人間全滅後 BGM:奇妙な刻

パワポケ「やれやれ、片付いたか。」
白瀬「...さっきね。もうだめだって思ったときになぜだかアンタの顔が脳裏に...」
パワポケ「えっ?」
白瀬「! な、なんでもない!」

その後倉庫を探索し、カギを開けて中に入った。

「入ってきたのは、誰?」
パワポケ「あっ、まだ無事な人がいる! たしか、学校の給食調理員の...そうだ、小野(おの)さんだ!」
小野「えっ? あら、あなたたち...ハタが立ってないのね。」

(そして...)

小野「へえ、大変だったんですね。」
パワポケ「でも、安心しました。ようやく、まともな大人を見つけることが出来て!」
小野「え? 唐沢教授って人がいるんでしょう?」
オチタ「あんなあやしいオヤジは信用できないでやんす。
その点、小野さんなら落ち着きがあって大人の魅力もたっぷりでやんす。」
小野「大人の魅力は関係ないでしょ。それに...困りましたね。」
パワポケ「何がです?」
小野「だって、私はお料理作るぐらいしかできないから。水鉄砲だって上手に扱えるかどうか。
だって、人様に向けて撃つだなんてちょっと私には無理かしら。」
パワポケ「はあ...(見た目以上にのほほんとした人だな)」
小野「...そうね、その唐沢って人がおかしなことをしようとしたら止めるぐらいならできるかも。」
パワポケ「あ、それで十分です!」
小野「じゃあ、よろしくお願いしますね。」
パワポケ「こちらこそ!」

小野が仲間に加わりました

パワポケ「ところで、ハタ人間に襲われたりはしなかったんですか?」
小野「もちろん追いかけられたけど...そうですね、ちょっと腕を前に出してもらえますか?」
パワポケ「こうですか?」
小野「えいっ!」

(ドサッ!)

パワポケ「あ、合気道ですか!」
小野「ええ、護身術として。でもこれ、相手が攻撃してこないと技が出ないんですよ。」
パワポケ「な、なるほど。(投げられないように注意しよう。)」

パワポケは基地へ戻った。

小野「るりかさん、お母さんのお薬に必要な黄色の粘液ですけど、倉庫に溜まっていたと思います。
後、黄ライムをという敵を倒したら手に入ることがあるみたいですね。」
るりか「倉庫と黄ライムですね。小野さん、ありがとうございます。」
小野「いえいえ、どういたしまして。」
パワポケ「さすがは小野さん、物知りだなぁ。」
オチタ「大人の魅力でやんす...」

マスタークラウン「すばらしい! ページが十分そろったので
新しい秘密のチートを教えることができるな。」
オチタ「全部教えてほしいでやんす!」
マスタークラウン「まず、私に魔法のページを見せるのだ。」

パワポケは5枚の魔法のページを出した。

マスタークラウン「ふむふむ、最初のチートは...SELECT MOTAIVATION AND FOOD わかったか?
チートをオンにするためのささやかなヒントを教えよう。
基地の中に出しておいたコード空間...チートコード...わかったかな?」
パワポケ「いいえ、まだわかりません。」
オチタ「オイラは十分わかったでやんす、パワポケ君! さっそくチートを使いにいくでやんす!」

コード空間

マスタークラウン「ここで魔法を使えるぞ。「台」の上に立つがよい。」

パワポケは台の上に立った。

マスタークラウン「魔法のコードをとなえるのだ。Lスティックで狙いを定めて発射!
狙いが外れてしまうと、最初からになっちゃうぞ。」

パワポケはSELECT MOTAIVATION AND FOODとコードを撃った。

マスタークラウン「ナイス・シューティング!
横の壁の「石板」を調べて、チートメニューを開くのだ。そこでチートをオン/オフできるぞ。
SELECT MOTAIVATION AND FOODの魔法で、SELECTボタンを押すと、やる気と食料がマンタンになるぞ。」

パワポケはSELECT MOTAIVATION AND FOODのチートをオンにし、そして体を休めた...

続く

最終更新:2021年11月02日 23:41