クラスメイト全員救出完了! 残り7日

あらすじ

まだ無事な人たちを救出し、残るクラスメイトは大神と有田と越後。
クラスメイトを全員救出するまであと少し。

ファイル1
現在:第一章
主人公の名前:パワポケ
難易度:むずかしい
救出した仲間:14人
現在時刻:あと8日 23:42
現在地:基地

そしてパワポケは石田・白瀬・るりかと学校に向かい、有田を発見した。

有田「ケッ。なんだよ、つまんねぇなぁ。」
パワポケ「有田! こんなところで何やってるんだ。」
有田「お前かよ。せっかく学校に来てやったのに、誰もいねぇでやんの。」
パワポケ「え、気づいていないのか? 大変なことになってるんだぞ。
街中にハタ人間がいて、そいつらに捕まったらハタを立てられて、正気じゃなくなるんだよ。」
有田「ふぅ~ん、たしかにハタ立ってるヤツ、何人か見たな。正気じゃなくなるんだ。なんだか面白そうだな。」
パワポケ「そんなこと言ってる場合じゃないぞ。とりあえず一緒に来いよ。」
有田「なんで一緒に行かなきゃいけないんだよ。
オレは学校が好きなんだよ。それにどこに行っても一緒だろ。」
パワポケ「あんまり学校に来なかったくせに。
ここよりも安全な所があるんだ。食べ物もあるし、そこに行こう。」
有田「まあ、いいけどさ。とりあえず、ついてってやるよ。」

有田が仲間に加わりました

パワポケは港へ行き、大神を見つけた。

パワポケ「あっ、大神!」
大神「む? 見つかったからには仕方がない。この大神 博之、逃げも隠れもせん!」
パワポケ「あの、俺たちハタ人間じゃないんだけど。」
大神「今日まできたえた武術の技を、心ならずも級友に使うことになろうとは。
ああ、なんという運命のいたずら。」
パワポケ「いや、だから...」
大神「ええい! 問答無用!」
パワポケ「大神、落ち着け!」

(そして...)

大神「なんだ、それならそうと早く言ってくれないと困るな~。」
パワポケ「最初から言ってたじゃないか! 俺たちの頭にハタは立ってないだろ。」
大神「フフフ、つまりこのボクの力が必要なわけだな。」
パワポケ「...お前、人の話を聞きましょうって通知簿に書かれていただろ。」
大神「わははは、喜んでお前たちの仲間になってやろう!」
パワポケ「.........。とりあえず、基地に行ってろ。」

大神が仲間に加わりました

その後、北公園にうろついた。

BGM:ステップ:平地 原曲

白瀬「...ねえ。」
パワポケ「うん?」
白瀬「いつになるかわからないけど、この宇宙人の件が一段落ついたら旅に出ようと思うの。」
パワポケ「旅?」
白瀬「そう。特に目的もなく、世界中を見てまわりたいのよね。」
パワポケ「どうして、そんな気になったんだ?」
白瀬「今回の事件で、あたしは自分がイヤになるほど無力だってわかったから。
この街がこんなことになる前はあたしは自分がもっと強いって思ってたんだけど。
...そうでもなかったみたい。だからさ、修行みたいなもんかな。」
パワポケ「俺もついていこうか?」
白瀬「あははははは。それじゃ修行にならないじゃない。」
パワポケ「それもそうだな。」
白瀬「.........。あたし、なにやってんだろ。」

パワポケは倉庫の2Fでドミオと出会い、仲間にしたあと、倉庫の奥を調べた。

るりか「あら、パワポケ! あれを見て下さい!」
パワポケ「...おお、これは黄色の粘液! こんな所に溜まってるなんて。」
るりか「瓶に入れるにしてもあんまり持って行けませんね。」
パワポケ「...仕方ない、持てる分だけ持って行こう!」
るりか「はい!」

パワポケは、『黄色の粘液』を2個ゲットした!!

その後、パワポケは南公園へ向かった。

オチタ「越後はいるでやんすかねえ~?」
パワポケ「他の場所にはいなかったもんね。でも、たぶん、この辺りにいると思うけど。」
オチタ「なんででやんすか? 越後が遠くに行ったら、
道が覚えられなくて、帰ってこれなくなるからとかでやんすか!」
パワポケ「ひどいなあ。メガネは。」
オチタ「えっ.....ひどいって.....」
パワポケ「さすがにそれは言い過ぎだと思うよ。」
オチタ「えええっ! 普段はもっとひどい事を、パワポケ君が言っているでやんすよ!」
パワポケ「あいつバカだけど、友達の事が大好きだからね。
俺達に何も言わずに、遠くに行ったりはしないと思うよ。
それに実は寂しがりやだから、そろそろ一人も限界じゃないかな。だから、見つけてやらないとね。」
オチタ「.........」
パワポケ「あれ? どうしたの?」
オチタ「ひきょうでやんす.....」
パワポケ「何が?」
オチタ「最終的に、そこに持っていくのはひきょうでやんす。」
パワポケ「だから何が?」
オチタ「とっとと越後を探しにいくでやんす!」
パワポケ「う、うん。(あれ? 俺、なんか悪い事、言ったっけ?)」
オチタ「出て来いでやんす! 越後!」

再度公園をうろつき...

パワポケ「...昔はよくここで遊んだよね。」
るりか「そうですね、北公園より少しだけ近いですし...
って、今は昔話をしている時じゃないと思いますけど。」
パワポケ「そうなんだけど、なんだか急に思い出しちゃって。あの頃はここ、もっと広かった気がするよなぁ。」
るりか「...そうですね。それに、あの頃はずっとパワポケと一緒だった気がします。」
パワポケ「えっ、今でもそうだと思うんだけど。」
るりか「だって、あなたは野球に夢中ですし、近頃は一緒に遊ぶこともほとんどありませんし...」
パワポケ「...うーん、じゃあこの事件が終わったら一緒に公園で遊ぼうか。」
るりか「えっ...ち、違います、そういうつもりで言った訳じゃないんです。
ほ、ほら、今はそんな話をしてる場合ではありません。早く中を調べましょう!」
パワポケ「う、うん、そうだね。」

再度公園をうろつき...

るりか「そういえば...」
パワポケ「るりか、どうしたの?」
るりか「ほら、小さい頃に遊んだときに一度とっても遅くなった時があったでしょ?」
パワポケ「うん、あったね。お母さんにすごく怒られたよなぁ。」
るりか「その時の夜に見た花、もしかしたら幸せ草だったんじゃないかと思うんです。」
パワポケ「おお、詳しくは覚えてないけど、たしかに教授に見せてもらった写真の花に似てたかも。」
るりか「ええ、だから詳しく調べて見ましょう。」
パワポケ「わかった、そうしよう!」

パワポケは石田と会話後、基地へ戻った。

夏菜「あ、おかえり~。」
パワポケ「おなかへったー。今日の献立は?」
夏菜「えーっとね...って、私は給食のおばさんじゃないよ?」
小野「............」
夏菜「いや、小野さんは、お姉さんだよ?」
パワポケ「いつもおいしい給食、ありがとうございます!」
小野「あらあら、うふふ。」

(みんなで食事をしました!)

パワポケは有田・夏菜・リコを連れて南公園へ向かう。
そして南公園で仲間たちと話し、しばらくして...

パワポケ「いたっ! アカネだ!」
オチタ「今は、この公園のどこかに居るでやんすね!」
パワポケ「このまま、放っておいたら危険だ。見つけて、基地で保護しよう。」
オチタ「そうでやんすね。」

パワポケはアカネを探しに行った。

パワポケ「アカネいないなあ。」
オチタ「そうでやんすね。本当にアカネちゃんを見たでやんすか?
アカネちゃんが、この公園に入って行くのを見たのはパワポケ君だけでやんす。」
パワポケ「あれはアカネだったと思うけどなあ。」
オチタ「最初に見た公園に居るんじゃないでやんすか?」
パワポケ「う~ん........ん?」
オチタ「どうしたでやんすか?」
パワポケ「なあ....メガネ。少し向こうの茂みの中に家みたいなの見えないか?」
オチタ「本当でやんす。あれって......ダンボールでできているでやんすか?」
パワポケ「そうみたいだね。行ってみよう。」

......

パワポケ「い、意外とがっしりした家だったね。扉にカギまでついてたし.....」
オチタ「ダンボールなのに、扉を外すのが大変だったでやんす。布で補強されていたでやんすし。
しかも、中は一人ぐらいなら、足を伸ばして寝れそうだったでやんすよ。でも誰もいなかったでやんすね。」
パワポケ「あれって、たぶんアカネだな。マンションの下で、ああいうのを作っているのを見た事があるし。」
オチタ「じゃあ、どこに行ったでやんすか?」
パワポケ「さあ、わからないよ。とりあえず北公園も含めて、仲間探しと一緒にアカネも探そう。」
オチタ「そうでやんすね。」

(タタタタタタ)
(ガサガサガサ)

アカネ「なんとか食料ゲットしました! これでしばらくは空腹にはなりません!
はっ! 扉が壊れてます! ドロボウさんですかっ! 何もなくてすみませんです。」

パワポケは越後を探した。

パワポケ「おっ! いたいた!」
オチタ「本当でやんす! 越後でやんす! でも、なんであんな所で突っ立っているでやんすか?」
パワポケ「ま、まさか、越後も! おい! 越後!」

パワポケは越後の元へ急いだ。

パワポケ「越後! もしかしてお前!」
越後「おう! パワポケ! 暇だ......」

(ヒュン!)

パワポケ・越後「えっ?」

(カコーーーーーーン!)

越後「ぐほっ!」
パワポケ「え、越後! と、突然、どうしたんだよ。リコ。」
リコ「むやみに近づいちゃダメだよ。」
パワポケ「えっ? なんで? 越後の頭にハタなんて立っていなかったぞ。」
リコ「もう、たぶん脳の中に生えてると思う。」
パワポケ「おいおい....生えてるって。」
リコ「こんなバカな奴、ハタが立ってないわけがないじゃない。」
パワポケ「ひでえ......」
リコ「越後。」
越後「イタタタタ.....何すんだよ! リコ!」
リコ「早く森に帰りなさい。野生の越ゴリラと人が共存なんて、できないんだよ。」
越後「なんでだよ! 俺は人間だぞ!」
リコ「思い込みが激しいわね......このゴリラ。
森に帰るのなら、あたしの事をリコって呼び捨てにした事を許してあげるから。」
越後「てめえ! ここで決着つけてやる!」
リコ「あんたなんかに負けないわよ.....リラ。」
越後「ゴリラでさえ、なくなったああああ!」
パワポケ「.......ハタ関係ねえ。(とりあえず基地の場所でも教えて、あとで詳しい事は説明するか)」

越後が仲間に加わりました
クラスメイトを全員助けた特典としてスキルのかけらを1000個手に入れた!

越後「待て! リコ!」
夏菜「おい。」
越後「おお! 霧生! お前もリコに何か言ってくれ!」
夏菜「近所迷惑だぞ......ラ。」
越後「ついに一文字になったぁぁぁぁぁ!」

再度南公園をうろつき...

パワポケ「しまった、敵だ!」

パワポケは敵を全滅させた。

パワポケ「よし、やっつけたぞ。あれ? こいつ変な物を持ってるぞ。なんだろ、この髪飾り?」
有田「! そ、それは...」
パワポケ「どうしたんだ、有田?」
有田「おい、お前!」
ハタ人間「...ん?」
有田「あの髪飾り、どこで手に入れたんだよ!」
ハタ人間「ああ、それは...」

(ガシッ)

有田はハタ人間の胸ぐらをつかんだ。

有田「早く言えよ!」
ハタ人間「それをつけてた女が、ハタを立てようとしたら、
海に飛び込んだんだ。俺の手の中に、その髪飾りを残して。」
有田「な、なんだって! その子はどうなったんだ?」
ハタ人間「しばらく待ってみたけど浮いてこなかったから、たぶん泳げなかったんじゃないのかなあ。」
有田「なんだと!」
ハタ人間「ひひひ、海のもくずってやつ?」

(バキッ!)

パワポケ「もういいだろ、有田。」
有田「...クソ。」
パワポケ「誰かは知らないけど、きっとどこかに泳ぎ着いて助かってるさ。」
有田「ケッ、気休めはやめろよ。」
パワポケ「今はそう思うしかないだろ。その子を探すためにも生き残るんだ。」
有田「チッ。」
パワポケ「この髪飾りは、お前に渡しておくぞ。」
有田「...理紗。」

パワポケは基地へ戻り、夏菜・石田・堤を連れて学校へ向かった。

オチタ「あっ! パワポケ君! 気をつけるでやんすよ!」
パワポケ「えっ? 突然、どうしたの?」
オチタ「もしかすると階段が13段あるかもしれないでやんす。」
パワポケ「別にあってもいいんじゃないの。
むしろ13段もあるんだ、この階段。数えた事なんてなかったよ。」
オチタ「いや、この階段は12段でやんす。」
パワポケ「じゃあ、13段目はないんじゃないの?」
オチタ「実は13段になる時があるでやんす。それが七不思議の2つ目でやんす。」
パワポケ「ただの数え間違いだろ。」
オチタ「違うでやんす。聞くでやんすよ。」
パワポケ「わかったよ。」
オチタ「この学校の廊下の階段は基本的には12段なんでやんす。
でも、この階段だけ、まれに13段になる時があるらしいでやんす。」
パワポケ「その13段目に足をかけてしまうとどうなるの?」
オチタ「もし降りる時に13段目を踏んでしまうと
その13段目には白い服を来たユウレイが居ると言われているでやんすよ。」
パワポケ「じゃ、じゃあ、ユウレイを踏んでいるってこと?」
オチタ「そうでやんす。下からパワポケ君の事を見上げて、きっと笑っているでやんすよ。」
パワポケ「な、なんでそんな事を言うんだよ。」
オチタ「パワポケ君を怖がらせる為でやんす。」
パワポケ「や、やめてくれよ。怖いから。ほ、ほら、何もないよ。
上から数えていたけど、10、11、12........13?」

(グニッ!)

パワポケ「え......13段目? 地面以外の物を踏んだような......いしだぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!」
石田「ムホー!」
パワポケ「お、お前、こんな所で、何をしているんだよ!」
石田「お腹が空いたし寝てた。」
パワポケ「いや、寝るなら教室とかで寝ろよ。地面に転がってたら、驚くだろうが。」
石田「うん。わかった。教室に行くよ。」
パワポケ「ああ。」
石田「そういえばさっき食べれるかなと思って拾ったんだけど、食べれなかったからあげるよ~。」
パワポケ「拾うなよ.....」

夏菜「おい。石田。」
石田「なに~。霧生さん。」
夏菜「これをやる。少しだが空腹よりはマシだろう。」
石田「これなに~?」
夏菜「保存食として持ってきたクッキーだ。」
石田「ありがとう。ムホムホムホー。」

(むしゃむしゃむしゃ)

パワポケ「どうしたんだ?」
堤「ボクもこれを渡しましょうか。」
パワポケ「それ何だ? 食べ物か?」
堤「たぶん、食べ物だと思われます。」
パワポケ「たぶんって.....でも、そんなの持ってたっけ?」
堤「先ほど、理科実験室で作ってきました。」
パワポケ「それは作ろうと思って作ったのか? それとも偶然......」
堤「まったくの偶然です。」
パワポケ「さ、さすがにそれは石田でも無理なんじゃないかな。」
堤「そうですか。」

パワポケは基地へ帰り、大神・ドミオ・るりかと南公園へ。
仲間と会話後、夜になったあと、南公園を探索した。

るりか「あら、パワポケ! あれを見て下さい!」
パワポケ「...おお、これは幸せ草! 前に来た時はなかったのにな。」
るりか「もしかしたら、特定の時間だけ咲く花なのかもしれませんね。」
パワポケ「...なるほど、そうなのかも。よし、早速摘んで行こう!」
るりか「はい!」

パワポケは、『幸せ草』を3個ゲットした!!

再度南公園をうろついて大神と会話後...幸せ草を集めに公園内を探索。

パワポケ「よし、幸せ草をまた摘んで行くぞ!」
るりか「はい!」

『幸せ草』を4個手に入れた!

(そして...)

るりか「これで幸せ草がそろいましたね!」
パワポケ「うん! これで全ての素材が揃った! すぐに基地に戻ろう!」
るりか「はい!」

パワポケは基地へ戻った。

パワポケ「よし、これでるりかのお母さんを治す材料がそろったぞ! では、教授、お願いします!」
唐沢教授「うむ、まかせるのじゃ!」

(そして...)

霊華「うーん...」
るりか「母さん!」
霊華「...あら、るりか。そんな顔してどうしたの? 母さん、何だかとても良く寝た気がするわ。」
るりか「母さん、よかった...うっ、ううっ...」
霊華「あらあら、この子ったら。ほら、私は大丈夫だから。」
るりか「う、うん...」
パワポケ「るりか、よかったな。」
るりか「パワポケ、本当にありがとう。...あなたには、昔からいつも助けてもらってばかりですね。」
パワポケ「何言ってるんだよ、俺がるりかを助けるのは当たり前だろ。」
るりか「えっ...」
パワポケ「だって、るりかは俺の幼なじみなんだからさ。」
るりか「...そうですよね、幼なじみですものね。...今度は私があなたを助ける番です。
ひとりでも多く、まだハタ人間になってない方を助けましょう!」
パワポケ「うん、一緒に頑張ろう!」

パワポケは体を休めた...

続く

最終更新:2021年11月02日 23:49