ストーリー
夏の地区大会に敗北し、秋大会勝利のためにチームメイトと共に
野球部の合宿で小森寺(こもりでら)へ向かうはずだったパワプロ。
しかし、寝坊をしてバスに乗れず誤って少森寺(しょうしんじ)へ来てしまう。
少森寺は一度門をくぐった者は修行を終えることなく外の世界へは帰れない。
こうして夏休みの40日間、パワプロは少森寺で修行することになった。
登場人物
パワプロ(9ミニ主人公)
小森寺(こもりでら)と間違え少森寺(しょうしんじ)に来て入門、修行する羽目になった野球少年。
初めのうちは何度も少森寺からの脱出を試みるもことごとく失敗。
結局40日の間誰も迎えに来なかったが、その理由が「おもしろそうだから」というのでなおさら不憫。
修行をしない間に野球の練習をし、光山と松竹珍の嫌がらせを受けても最終日まで我慢し、
最後に自分に嫌がらせをしてきた二人を倒して破門に追い込んだ心の強い精神の持ち主。
修行のおかげで球速145キロの球を軽々打ち返したりできたり、
遠くからのボールも悠々キャッチできるようになるなどものすごい反射神経を手に入れた。
三田 輝家(さんだ てるいえ)
夏休みの間、少森寺に修行しに来た高校生。本サクセスにおける相方メガネ枠。
相棒では初めて帽子を取った姿で、とんがった坊主になっている。
弱気で心配性な性格であり、事件に巻き込まれやすい。将来は一人静かにマニアライフを楽しむのが夢。
中学時代は「ダメイエ」と呼ばれ、効率よく休息出来ない厄介なイベントがある。
対決房で先生4人を撃破するとランダムイベントで戦うことが出来る。呼び名は「饒舌なる三田」。
同級生(どうきゅうせい)
パワプロの親友で、野球部所属の同級生。本名不詳。
親戚の「小森寺」という寺で夏休み中パワプロを除く野球部全員で特訓する。
パワプロが居ないことに気付かず合宿を続行した。
夏休みが終わった後に少森寺から帰ってきたパワプロの強さを見て、自分も少森寺に入門する事を決意する。
寺門 男(じもん だん)
パワプロが寺を訪れて最初に会う修行僧。
産まれてすぐ少森寺の前に捨てられ、それ以来修行を続けている。
「寺門」という名前は寺の門の前にいたということからつけられた。
寺から出たことがないので、外の世界のことは全く知らない。
パワプロや三田から外の世界について教えてもらうイベントがあり、パワプロとキャッチボールをすることも。
外の世界を知った後は師匠に許しを貰い夜に寺を去っていく。
本作は『9』の前日譚である為に、本作で登場した寺門は『9』の前日譚の寺門で髪も丸坊主。
害悪
光山 平七(みつやま へいしち)
少森寺のパワプロ達の先輩。中国拳法マニアで、それ以外の格闘技は嫌い。
拳法の知識はかなりのものだが実力が伴っていない。
素人なのに自分よりどんどん上達していくパワプロを妬み何かと嫌がらせをしてくる。
回復房でパワプロに絡んできたり、先輩としてパワプロに拳法を無理やり教えようとする
(どの選択肢を選んでもロクな結果にならない)、野球の道具をトイレに隠して来るなど、厄介な存在である。
当然パワプロから自分にとって許せない存在と認識される。呼び名は「卑劣な格闘家光山」。
最終日で怒りに燃えたパワプロに負けた後、素行の悪さにより、先生から破門された。
松竹 珍(しょうちく ちん)
少森寺のパワプロ達の先輩。
格闘家にとって首の筋肉が重要と思い首ばかりを鍛えた結果、胴体と繋がる事になった。
どこからどう見てもキノコである。その為にパワプロから「キノコ」、
苗字が「松竹」である事から、三田から「マツタケ先輩」と呼ばれる。
光山同様短気で害悪であり、事あるごとにパワプロを理不尽に殴る。
パワプロに恨まれるため最終日で必ず対決する事になる。呼び名は「素行不良の松竹珍」。
パワプロに負けた後、光山同様先生から破門された。
その他
チャン太(チャンた)
玄武房の先生。先生の中で最も若く控えめだが、真面目で熱い性格。
修行においてまず体力、そして忍耐が必要と考えている。
かつて両親に寺に預けられたため両親を憎んでいるが、実際には様子を見に来る親を心配している。
女性の水着写真を見るだけで鼻血が出るほどウブ。体質を改善するため生徒から写真集を没収し、
修行のためと幹部会議中にもかかわらず観賞してしまい、他の先生や師匠から叱責される。
少森寺八連闘では四番手を務める。呼び名は「破天荒チャン太」。
双 利一(そう りいち)
青龍房の先生。とにかく速さを追求しており、力や技術は速さの前には無意味と思っている。
「シュッ!」が口癖で普段から早口で喋っている(作中の会話表示やスクロールも非常に速い)が、
よく口の中を噛むようで1年に2回ほど口から血を流している姿を目撃されている。
少森寺八連闘では五番手を務める。呼び名は「神速の双」。
六学院 竹助(ろくがくいん たけすけ)
白虎房の先生。昔は貧弱な体格だったが、少森寺に入ってかなりの筋肉体系となった。
元は和食料理店の三男坊。料理と野菜作りが得意。
少森寺八連闘では六番手を務める。呼び名は「堅牢なる六学院」。
進藤 英智(しんどう ひでとも)
朱雀房の先生。技術において優れ、4人の先生ではトップに立ち性格もまとも。
病弱な姉が原因で医学の知識を得て寺を離れるが、後に戻ってきた。ハリセン状の扇子が武器。
少森寺八連闘では七番手を務める。呼び名は「流麗なる進藤」。
師匠(ししょう)
少森寺の僧院長。本名不詳。柔和な性格だが融通は効かない。
師匠と呼ばれているものの、技は滅多に出さない。非常に歯が強いという特徴を持つ。
少森寺八連闘では最後の相手を務める。呼び名は「門外不出の師匠」。
最後はパワプロに敗れた後、少森寺の修行を極めた者と賞賛した。
修行僧(しゅぎょうそう)
少森寺の修行僧として登場するモブキャラクター。
丸い坊主頭の男と細長い顔の男の2種類が存在する。
最終更新:2023年12月24日 15:00