ここではセッションの運営方法やオパ族の可愛がり方について記載するよ。

■セッションの進め方

セッションに入る前にOMとPLがそれぞれ準備しておくことがあるよ。

◆事前準備

  • OMの準備
OMはまずシナリオを用意しよう。
シナリオを用意する際に大事なことは、
「世界観はどうか」
「その世界観での生物としてのオパ族の立ち位置はどうか」
だよ。
オパ族大冒険TRPGではこれらがPO作成の際にレギュレーションのひとつとなるよ。
それぞれが決まったらPLへ連絡しようね。
その際、他にレギュレーションがあれば一緒に連絡することだよ。
(例:オスのオパ族を推奨する、等)

  • PLの準備
PLはOMから連絡されたレギュレーションに従いPOを作成しよう。
可能ならば他のPLと事前に打ち合わせし、POの役割が被らないようにするとスマートだよ。

  • 両者の準備
最も大切なことは、セッションの前の心構え、
すなわちオパ族を感じることだよ。
世界観に身を任せオパ族と同化することで、
より自然にオパ族大冒険TRPGを楽しむことができるよ。

◆セッション当日

  • 自己紹介
各PLは順番にPL自身とPOの自己紹介を行うよ。
この時、PLのTRPG歴とオパ族大冒険プレイ歴を話すとより親切だよ。
OMを含め自己紹介が終わったら、セッションを開始するよ。
なお、ハンドアウトによる個別導入を行う場合は、
このタイミングでハンドアウトを配布することだよ。

  • セッションの流れ
オパ族大冒険TRPGでは、セッションはシーンと呼ばれる時間単位でゲームを進めるよ。
いわゆるシーン制だよ。
シーンへの登場ルールは存在しないため、
OMは一般オパ族常識の範囲で、シーンへの登場許可・不許可を行うことだよ。

セッションは以下のフェイズで構成されるよ。

●オープニングフェイズ
このゲームにおける導入部分であり、
各POが事件に関わるきっかけや目的を演出するフェイズだよ。
原則、PO1匹につき1シーンとし、全員分のオープニングが終了したら
ミドルフェイズへ移行することだよ。
なお、オープニングでは判定は行わないほうが良いが、
PO1匹につき1回程度のオパリングは認めても良いよ。

●ミドルフェイズ
シナリオで語られる事件の中盤であり、
POによって物語を進行させるフェイズだよ。
各POの出会いと合流、情報収集やイベントを行おうね。
情報収集については、後述の情報収集ルールを参照することだよ。
ミドルフェイズではオパリングが頻繁に行われることとなるけど、
過度なオパリングによってシーンやシナリオを停滞させるとOMが判断したならば、
シーン中のオパリングに制限を設けても良いよ。
※PO1体につき、1シーンでの獲得食料数は3D6個程度がスマートだよ。
シナリオで設定された条件(事件の真相に辿り着く、ボスを発見する、等)を満たした場合、
クライマックスフェイズへ移行することだよ。

●クライマックスフェイズ
シナリオにおける真の敵(いわゆるボス)と対峙するフェイズだよ。
「起承オパ結」の「オパ」の部分と言えばわかりやすいよ。
シナリオによっては戦闘以外をクライマックスとすることもあるだろうけど、
基本的にはボスキャラと対決するシーンだと考えて良いよ。
なお、クライマックスでのオパリングについても、
ミドルフェイズと同様に、戦闘を停滞させるような過度のオパリングは注意したほうが良いよ。
※無論、OMが勝利するためにPOに食料を与えたくない、といった理由は不可だよ。
決着がついたのならばエンディングフェイズへ移行することだよ。

●エンディングフェイズ
各POの事件解決後を演出するフェイズである。
原則PO1体につき1シーンが良いけど、
ここの演出はPLに任せて後日談を語ってもらうのも良いよ。
エンディングが終了したならば、セッション後の作業を行うことだよ。

◆セッション後の作業

セッション後では、ゲームを終えるための処理を行う。
以下の順番で行うこと

1.オパ族シートのリセット
HP、OP、食料を初期状態に戻す。

2.OXPの算出
OXPとはOpazoku Experience Pointの略で、オパ族経験点のことだよ。
POはOXPを消費して成長することができるよ。
※成長ルールについては後述
なお、このOXPは担当PLに与えれられるものだから、
セッションに参加していない他の自分のPOへ使用することも可能だよ。

GXPは以下の項目に即して決定されるよ。
OMは項目を読み上げ、各PLがそれを満たしているかチェックしていこう。
全て満たしていれば、合計10点になるよ。

▽GXP算出表▽
▼セッションに最後まで参加した(1点)
▼POの目的を達成した(1点)
▼良いオパリングをした(1点)
▼他のPOを助けた(1点)
▼「オパ」「オパオパ!」と言った回数(1回1点、最大5点)
▼森の手配、提供、人類のスケジュール調整を行った(1点)

3.OMへのOXPの配布
POが得たOXPを合計し、3(PLが2人の場合は2)で割り(端数切り捨て)
OMボーナスとして1点を加算した値が、OMの得られるOXPとなるよ。

4.後片付け
セッションをした場所の後片付けをちゃんとしようね。
ゴミはきちんと持ち帰って分別するのが良いオパ族だよ。

5.ディスカッション
参加者同士で気が合ったのならば、セッションの感想戦をしよう。
どこが素晴らしかったか、どのオパ族がカッコ良かったのか等、
オパ族談義に花を咲かせようね!!

以上がセッションの進め方だよ。

■成長ルール

獲得したOXPを消費し、手持ちのPOは成長するよ。
成長は必ずセッション開始前、あるいはセッション後に行うことだよ。

GXPを決められた値だけ消費することで、POのLVをひとつ上昇させることができるよ。
消費値は以下表の通り、上昇後のGR×5点だよ。

GR上昇表
LV 必要なOXP LV上昇時の特典
1→2 10 オパ族スキル+1つ
2→3 15 オパ族スキル+1つ
3→4 20 オパ族スキル+1つ
4→5 25 【物理力】【知力】【生命力】+1
5→6 30 【物理力】【知力】【生命力】+1
6→7 35 【物理力】【知力】【生命力】+1
7→8 40 【物理力】【知力】【生命力】+1
8→9 45 【物理力】【知力】【生命力】【魅力】+3
9→10 50 【物理力】【知力】【生命力】【魅力】+3

LV4までは、LVが上昇する度に新しくオパ族スキルを1つ獲得できるよ。
LV8までは、LVが上昇する度に【物理力】【知力】【生命力】がそれぞれ1ずつ上昇するよ。
LV9と10に上昇すると、【物理力】【知力】【生命力】【魅力】がそれぞれなんと3ずつ上昇するよ!

■情報収集ルール

セッションに散りばめられた情報を集める際は、情報収集判定を行うよ。
情報収集は大きく分けて以下の2パターンとなるよ。

1.OMから提示された情報項目について調査する。
OMは、セッションで決められた「ミドルフェイズ開始時に調査できる情報項目」をPLに公開するよ。
情報項目には「能力値」と「目標値」が設定されており、
設定された能力値を使用した能力値判定を行い、判定値が設定された目標値以上であれば、
情報項目の内容が公開されるよ。
公開された内容によっては、更に情報項目が追加されることになるよ。

2.POから調べたい項目を提示する。
セッションで決められた情報項目以外にも、POが調査したい情報があるよ。
その場合は、OMはオパ臨機応変に、情報収集に必要な能力値と目標値を提示すると良いよ。
能力値は、調査する方法で決定しても良いだろうね。
(壁を破壊して探し物をするならば【物理力】、図書館で調べ物をするなら【知力】が妥当だね)
目標値を設定するときは、以下を目安にすることだよ。

7:簡単な情報
10:やや難しい情報
12:難しい情報
15:困難な情報

なお、情報収集には食料が使用できる。
能力値判定を行った後で、判定値が目標値に届いていない場合、
食料を1個消費することで、判定値を+1することができるよ。
最終更新:2018年01月02日 13:23