フルゴル教会

【フルゴル教】
前戦争集結に貢献した聖人フルゴルを神として崇め、彼が貴んでいた「平和と平等」を教義として掲げる大規模教団
五百年前に設立された教団でありながら、スペロ帝国を中心とし大陸全体で信仰されている
しかし現在伝わっているフルゴルの聖典は本来のものと少し差異があるらしい

スペロのサンクトゥス・フルゴルにあるフルゴル教会本部は、スペロ帝国と並んで国内での権力を持ち、政治的な動きにも干渉できるほどの力がある
また小規模ながら、種殻異端審問会のような明らかな武力を持つ組織も存在する

かといって現在のフルゴル教会は一切合切フルゴルの教えを無視し、利権を貪る悪徳集団かといったらそんなことはない
権力を使い各地の紛争地へ支援物資を送ったり、紛争の解決のために尽力をしたりする


「フルゴル宗教戦争の実態」

  • フルゴル宗教戦争は「フルゴル善神派」と「フルゴル元凶派」による争いである

「フルゴル善神派」

フルゴルは世界を良くしてくれた善神であり、
皆にその技術を分け与えようとする一派

「フルゴル元凶派」

フルゴルは邪神で、シャドー等を使い我々を滅ぼそうとする奴だから追い出さないと派
なお元凶派には所謂「戦争を利用しようとする者」が多く入り込んでおり、
元凶派の構成員の大半は略奪を目的とした者達となっている?
「この戦争は確かに上記で書いた事も関係している」
「しかし私にはもっと高度な陰謀が隠されているようで恐ろしい」

※三行解説
 フルゴルが好きな人と嫌いな人で戦争(目玉焼きに醤油掛けるか論争だと思ってくれ)
 醤油は日本の文化だから使う派、体に悪いから控えろ派。
 尚醤油控えろ派の大半は塩を広げようとする人々っぽい。

枢機卿

【メルクリイー】
教会枢機卿、中性的で温和そうな顔をしているが冷淡な性格
悪人では無く積極的に悪事を働く事は無いが損得勘定で動き
リスクとリターンを天秤にかけて得るリターンが多く無ければ行動しない
教会内でもこの行動を取っている為、彼の反対で多くの行動が阻害されているケースが有る
しかし彼の反対する事は教会にとってリスクが高い為
闇雲に反対している訳では無い、しかり人情等倫理観は大して気にも留めていない
『何もしない事は何もしない事なので悪事では無い』と言うのが持論

【もちお】
教会枢機卿、ジャポネ出身者で丸々太った男
善人だが無能、家柄のみで枢機卿になったボンボン、その事を自覚している為
あまり発言はしないが倫理的に間違った事には声を上げるだけの事はする
とは言え声を上げる程度で大体言い負かされるが彼の発言が切欠で
法皇やマグネットマンが便乗して正論を通す事も度々有るので法皇達には助かる存在だが
困った事が有ると法皇やマグネットマンが直ぐに持ち込む為、困る存在でも有る

【アルト】
教会枢機卿、50代男性だがしかし老人の様に老けて見える
元々は野心家だったが自身には左程高い能力は無い事を自覚し
俗にいう英雄達の後援に当たり名声を上げてし地位を盤石にしてどんどん成り上がった知略家
他者に寄生して自分の利益を貪る事に関しては天才的な才能を発揮していたが
当時、彼が最も支援していた英雄バアル・ゼブルの出奔とそれに伴う後始末に追われ
更にバアルのお礼参りを恐れてバアルに対し批判出来ず擁護しなければなら無かった為
民草の支持率も下がり彼と繋がりが有った英雄達からは三行半を突き付けられ
覇気も無くなり老け込んでしまいやる気の無い老人となってしまった
枢機卿の中では過去の強者のデータが頭に入っている為、生き字引の様なポジションに収まっている

【パナケア】
教会枢機卿の一角を務める美しい女性。花嫁衣装のような一点の曇りもない純白のドレスが目印。
肩を並べる他の枢機卿全員が「正真正銘の狂人」と口をそろえる人物。
彼女の行動は一挙一動に至るまですべてが「他者の幸福のため」であり、自身の行動によって発生しうる「自分(あるいは教会)の不利益」というものを一切合切考慮しない。
おそらく誰かを救うためならば自らの喉を掻き切る事すら僅かも躊躇しないであろう。
加えて手に負えないレベルで性善説を信奉しており、誠意を以て正しく導けば如何な悪人でも改心すると信じている。
そのため基本的に人を疑うということをしないが、嘘や隠し事には敏感。しかし結局「嘘や隠し事をするにはやむを得ない理由があるに違いない」と納得して指摘しないためあまり意味がない。
現法王の就任に際しては最後の最後まで「彼女の幸せのためにならないはず」と断固として反対し続けていた

【ヨップ】
枢機卿の一人で、大柄で恰幅の良い体格をしている。
派閥間の調整や資金や資材の調達に長け、円滑な教会組織の運営には欠かせない人物になっている。
「自身の権限を悪用して私腹を肥やしている」との噂もあるが、少なくともそれによって教会組織に
損失を与えていると言う証拠が見つからず、また、彼の采配によって資金や資材の供給が滞る事が
大幅に減ったので多くの信者からは好意的な目で見られている。

【フォルトガント】
教会枢機卿、兜を被った壮年のエルフの男性
枢機卿の中でも最古参だが歴代最無能とも揶揄される人物、しかし目立った失策も無い為、彼を排除しようとする者は居ない
前戦争以前よりも生きているが群衆の一人として生きていると行った感じで知識も大した事は無い
魔の属性魔法の始祖や【マン】の被害を直接受けた世代である為、彼等に対する恐怖心は非常に強く
何時も被っている兜も彼が若い頃に土木作業に従事していた頃に疲れて安全ヘルメットを被ったまま寝てしまい
寝ている内に魔の属性魔法の始祖の魔法の余波で家が木っ端微塵になった際に九死に一生を得た事が切欠で何時も被っている事にしていると言った念の入れよう
群衆の一人として右往左往しているだけだったが手に職を付ける為に教会の神父になった
彼が教会勤続二百年の時に当時の枢機卿が人間だけで占められていた事に対する反発が起こっていた為
『二百年間、神に仕えていた聖人』として枢機卿になる、彼自身大した能力も無かった為、お飾りの枢機卿である
彼が唯一成した事と言えば、枢機卿が任命された際に円滑に業務が遂行できる様にアドバイスする次官制度の制定だったが後に廃止された
『能力もコネも理念も野望も信仰も無いのに長く務めただけで枢機卿に成れる、エルフとは何とも楽な種族ですな』と自嘲気味にエルフをこき下ろす癖が有る

【ホーチン】
教会枢機卿、ディセプティオ出身の30代男性
歴史家志望だったが学費が安い神学校しか通えず、教会内の歴史を纏める部門に配属されるが
人手不足の為に遺跡発掘の発掘チームに回される、現地で色々荒事や厄介事を上司から押し付けられる
しかしホーチンは部隊の指揮能力の才能が有り、軍事的な知識に乏しかった為
固定概念に囚われない解決法を次々と編み出す事に成功し何時の間にか枢機卿の地位にまで上り詰めてしまった
本人にしてみればさっさと引退して歴史家にでもなりたいのだが優秀な上にお人好しな為、簡単に投げ出す事はしない
引き取った孤児の息子が居り、私生活は息子に任せっきりである
法皇に関しては『子供に責を負わせるな』と断固反対していたが押し切られてしまった
善人だが出来ない事は出来ないとハッキリ言うタイプ

【ヴォルテマー・リチャード三世】
教会枢機卿、左手と右足、左目が無いやや白髪かかった辛気臭い男
爵位を持つ所謂在家だが祖父のリチャード一世から枢機卿を歴任した家系
しかし祖父リチャード一世は暗殺、父リチャード二世は脳溢血で倒れ不随と悲運な運命を辿った
当代の彼も生来の色盲を抱え更に赤子の頃の事故により手足を欠損してしまった
だが彼にとって手足と色彩の不全は生まれながらの物でありハンディとはならなかった
自らの姿に物怖じして引いた相手を容赦無く叩き潰すと言う手腕で政治的に伸し上がり枢機卿になった
自らの境遇に悲しみを感じず、他者にも哀れみと言う物を感じない為、容赦が無い
とは言え自らの身体的特徴から浪費等も出来ない為、私腹を肥やす事に興味は無い様だ

【ヘルミナスとアルトマイン】
教会枢機卿、美しい双子の金髪の少女
現法皇よりやや年上だがそれでも少女と言うのに相応しい双子の姉妹
法皇と同年代の人物が居た方が良いだろうと言う配慮から選出された枢機卿
前法皇の枢機卿の娘で英才教育を成され飲み込みが速く親が教えた事を全て吸収し
その結果、彼女達の親は自らのコピーを二人造り出す事になった
互いに話し合い理論を研磨する事で政治的問題や演説原稿の作成等、政治的手腕は他の枢機卿顔負けであるが
双子の話し合いは時間がかかる為、速度が求められたり会議等の意見が飛び交う場等では役に立たない事が多い

「教会内組織」


【種殻異端審問会】
フルゴル教会に存在する組織の中でも異質で、恐れられる集団

フルゴル教の教義は無闇な戦争を行わず、平和的に解決することである
基本的に悪意を向けられた時には攻撃し返すのではなく、相手の動きを封じるのが良いと言われる
しかし、繋縛も罠も足払いも通用せず、改心も望めず、人々を攻撃し続けるものの方が多いのは事実

そんな明確な【敵】に武力介入する為に作られたのがこの【種殻異端審問会】である
主に知性を持ち明確に人を襲う魔物
生存の為に人を喰らい、国に攻撃を繰り返す魔族
人を堕落させ、無意味に傷つける魔法やマジックアイテム、薬物の類の破壊
そして上記のものに関わった人間達の処罰を任されたプロフェッショナル集団である。
PPCとはその在り方から時には協力し、時には対立する仲。

教義を無視し、魔族や犯罪者を必要であれば即処刑するその姿から魔族からも、人族からですらも恐れられ「異端審問会」と比喩される彼らは
教会を、人の世を守るために仮面を被り素性を隠し今日も戦い続ける

しかし現在審問会の教育などを担当しているモスキートの性質上、近年益々その活動の苛烈さが増してきているとか
審問会の中でも思想が分かれる自体になってるとか言われている


最初は十字軍とかそういう感じの軍隊の名前だったけども
『そんなん教会には軍隊とかいらねーだろ!!』と文句を言われフルゴル剣の会とかそういう感じに改名したけど
『坊主に剣とかいらねーだろ!!』と文句を言われスポーツクラブに改名してry
と何度もそう言う事を繰り返した為
『うっせーわてめーら!!』と最初の異端審問官の長がマジギレして
ストライキ起こして、犯罪率が急上昇して存在が認知されたが
異端審問官達は未だに根に持ち、やや排他的な雰囲気になった
(上の部分はモスマンさんの案)



【フルゴル教フェルマ派】

 総本山である「ノブレ・ソブリージュ寺院」をエリュジオン王国の首都アレランに構えるフルゴル教の一宗派であり、スペロに籍を置くフルゴル教会と同等の規模を持つ。
「己の心のうちにある悪感情と向き合いそれに打ち克つことで己を律し(克己)、己が日々接する隣人に対して良き人として向き合える(友愛)」というシンプルな克己と友愛の精神を教義としている。

 スペロに籍を置くフルゴル教会と異なり、フルゴルを「神」ではなく「聖人」であるとしている。
 その根底にはフルゴルとともに前戦争を戦ったエリュジオン王国初代国王ジェラルド・レネ・エリュジオンの「かの人の敵味方の別なく己が差配に散る命を想い涙する姿は『神』などという蒙昧の輩ではなく、正しく良き『人』であった」という言葉がある。
 フルゴルを「人」として扱う一方で「人を導くのは正しき人である」と説き、彼がいかに正道を行く者だったのかを示す説話を数多く語ることで「斯くあるべし」という模範としている。

 またその宗教施設は「教会」ではなく「寺院」と呼ばれ、その代表者は年齢に関係なく「老師」の称号を受ける。各寺院の老師には寺院運営のために必要な最低限の人数まで弟子を取ることが許され、その弟子たちには「道士」の称号が与えられる。
 道士以上の称号を持つ者はあらゆる公的役職への就任および営利目的で行う行動・商売が禁じられており、その活動は門徒の布施や無償奉仕によって支えられる。その代わりエリュジオン国内における殆どの法律が適用されず徴税を受けないという特権を得られる。
 しかし3年に一度行われる匿名の国民審査で罷免を受けた場合、良くて無期懲役刑、最悪の場合斬首という厳しい罰を受けることとなる。
 過去この国民審査において罷免を受け無期懲役とされた例が53件、斬首された例は7件存在しており、いずれも特権を笠に裏で働いていた悪事が明るみに出てのものであった。

 フルゴル教会と異なり国政等に関する一切の権限が認められていないばかりか組織化すらされていない。しかしノブレ・ソブリージュ寺院を預かる老師——通称「首座」が持つ国民への影響力は時に国王のそれを凌駕する。
 首座の選出は7年ごとに各寺院の老師たちがノブレ・ソブリージュ寺院にて一堂に会して行われる「コンペチサント」という大祭において行われ、首座となった者には初代国王ジェラルドがフルゴルから賜ったという決して散らない炎の華「トルシェ」が貸与される。

 エリュジオン王国民の9割以上もがこのフェルマ派の門徒であると言われており、エリュジオン王国民の誠実で思いやりある国民性はその賜物と言っても差し支えないだろう。

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最終更新:2018年05月08日 22:22