ノゥキンの封印剣

ノゥキン国の王家に伝わる巨大な剣の形をした鉄塊
『剛力の覇者』と謳われた戦士にしてノゥキン建国者たる初代国王が振るった剛剣。

魔法による結界やバリアを打ち破るという特性を持っているが、それ以上にとにかく重くて頑強。
その質量による一撃は全身鎧を着こんだウォーオークすら容易く叩き潰すとも。
かつて国に飛来した蛮竜の首を鱗ごと両断し討伐を果たしたドラゴンキラーでもある。

晩年、王は城の中庭中央に設置した頑丈な台座に剣を突き刺すと、呼び寄せた魔法使いに強力な封印魔法を掛けさせた。
そして『腕力で全てに打ち勝てる強き王となれ』という言葉を遺し、新王の即位時にはこの剣を己の力で引き抜こうと挑戦するのが慣例となったようだ。

ただし今に至るまで引き抜けた王は現れてはおらず、実質儀礼の一環になっているとの事。


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最終更新:2023年09月14日 08:55