ノゥキン国

東ギールシクリヒト大陸の北部に存在している小さな都市国家。
いわゆる『スパルタ』の方針を取る国であり、成人男性は総じて剣闘士である。
女子供でも高い腕力を持って生まれる者が多く、名のある戦士は『神闘士』と称えられるようだ。

しかしそんな国故か、常識と言うものが他国と激しくズレている。
基本的に『暴力こそ全て』で『作戦とは力なき者が行う行為』『魔法を使うのは貧弱な者である証拠』『知恵で解決するのは美しくない』等々という考え方がこの国における普通。

こんな脳筋な国がどうやって今現在まで存続できているのか…。
それは単純に各個人が馬鹿げた力を持っているのに加え、上記の理由で話が噛み合わない事も多い為にまともな関わり合いを避けられているからである。

一方、彼等の他民族や他種族に対する忌避観は非常に薄い。
これは民も王族もより強い血筋を取り入れたいが為であり、強者であれば獣人ドワーフ等の亜人であっても積極的に自らの一族に加えようとする。
王家に女児しか生まれなかった場合には武闘大会を開き、優勝した強き男を新たな王として迎え入れると言うしきたりもあるようだ。


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最終更新:2024年06月30日 15:01