輝白竜

滅竜戦争末期。
ランディ・クロウウェル黒滅竜との決戦の最中に突如として姿を現したドラゴン

黒滅竜が圧倒的な闇の力でランディ達を追い詰める中、突然空を覆う暗雲を切り裂いて射し込んだ眩い光が集結し竜の姿となった。
それはランディが世界中を駆け巡り、絶望に覆い尽くされそうになっていた人々と関わった事で生まれた『希望の灯火』。
国も種族も関係なく、ランディの勝利を信じるありとあらゆる人々の願いと想いが戦場に募い、この世界に生きる全ての人々の希望が凝縮されて誕生した奇跡の化身である。

人々の悪意と絶望から生まれた黒滅竜とはまさしく対極を成す存在。
体躯こそ黒滅竜と比べて小さいながらも輝く翼は邪気と瘴気を吹き散らし、次々と放たれる閃光のブレスは黒滅竜の纏う暗黒を切り裂いたと云う。

ランディをその背に乗せて黒滅竜と死闘を繰り広げたが、最期は黒滅竜の攻撃からランディを庇いその身を霧散させる。
しかし、散らばった無数の光の粒子はランディの持つ剣に収束すると、まるで満天の星空の如くに輝く聖剣へと姿を変えた。

そして全ての希望を託されたランディ渾身の一撃により、破滅の邪竜との戦いはここに終止符が打たれたのだ。


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最終更新:2022年05月15日 07:29