アボミネートスコーピオン

ガルバーナ平原の乾燥域に生息する巨大サソリの魔物。
深緑と赤の縞模様が走った甲殻と、稲妻の如くな刻みを持つ鋏形状をした尾が特徴。

この尻尾は第三の鋏脚とでも言うべき使い方が可能で、挟み込むと同時に強力な出血性の毒を注入する。
たとえここで獲物が逃げる事に成功したとしても出血と激痛で徐々に体力を奪われ、力尽きた所を血の匂いを追い掛けきたこのサソリに捕食されると言う。

この様に恐ろしい魔物ではあるが、この毒は加熱する事で無毒化できる。
そして分解されたこの毒はイカスミ等にも似た『旨味成分』を多量に含み非常に美味との事。

それ故に危険地帯の危険生物でありながら高値で取引される高級素材とされ、メルグの冒険者ギルドでは毒の採取依頼が来る事も。


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最終更新:2025年02月06日 00:40