ガルバーナ平原

グリルグゥルデン帝国中央部からやや南、ベコ砂漠に面した一帯に広がる大平原。
ルティース北部地方とも言う。

ベコ砂漠から吹き込む乾燥した空気によってサバナ気候となっており、平原の大部分が乾いた荒野、もしくは草原地帯。
だが平原の北東側はグリル内海へと流れる大河の源流が存在し、水源地の近辺には広大な湿原や森の広がる場所も点在している。

通常の動物の他に魔物も多数生息しており、その種類や頭数は帝国内でも屈指を誇る危険地帯。
レッサードラゴン恐竜種の姿も確認されているので、並の人間が準備も無しに横断する事はまず不可能だろう。
ベコ砂漠を越えて街に向かうキャラバンもこの地帯は迂回する程である。

その一方で、様々な魔物が生息するこの地は戦闘経験を積む場所として古くから帝国の軍人騎士達の修練場とされてきた。
倒す事で一人前のグリル兵士と認められる最下級のレッサードラゴンドラプトール』も主に此処で相手取る事になる。

冒険者達の間でも有名で武者修行や素材採取に来る者は多い。
しかしユグレスを抜けてグリル領に入ったばかりの若輩冒険者は足を踏み入れるべきではないだろう。


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最終更新:2025年02月15日 23:08