ニング・ト=コル・ブロウ

エレメニウム共和国ニトリアで火薬製造所を営むドワーフの男。
年齢は四十歳ぐらいに見える。
火薬作りの職人であるが、『火薬を使う物も必要だろ』という理由でマスケット銃も作り始めた。

彼の手掛けた美しい装飾の施された銃は、その精度も合わさって一つの“芸術品”とまで言われている。
但し小さな部品一つに至るまで全て彼一人の手作業であり、なおかつ"本業"である火薬作りにも時間を割かれるので一丁を完成させるのに数ヶ月掛かるとも。

…と、ここで終われば頑固そうな職人肌のおっさん。
だが彼を知る者はこの男の事を『頭の中に火薬の詰まったドワーフ』と呼び捨てている。

それもその筈…。
彼は物事全てを火薬に喩える上、何かある度に銃をぶっ放しまくったり、火薬の詰め込まれた樽を投げつけてくる危ない男なのだ。

本人曰く『爆発最高!』『火薬とは人類の象徴である!』

それ故、過去には自分の工房を吹っ飛ばした事が幾度とあるらしい。
銃の完成に時間が掛かるのも実際は制作途中での爆発が原因の一つでもある。


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最終更新:2024年01月19日 00:20