シ・ルク聖国の国王だった男。
鳥類を過度に優遇する法令を出し、その結果として国家の滅亡を招いた愚王。
彼は『跡取りが全く生まれない』事に不安を持っており、それをお抱えの
占い師に相談した際。
『祖先が神の化身とされる鳥を手をかけた事が原因である。償いをしなければ"鳥の呪い"により血脈は絶えてしまうだろう』等と言われた事がこの法令を作った原因のようだ。
尤も、この占い師自身が極度の鳥恐怖症であったらしい。
それがどう言う訳か『鳥は神の使いたる"上位存在"である』という考えに飛躍していたのがこの占いの真相。
そしてグッド・ロープも占い師の話を真に受け、『鳥は世界で最も優遇されるべき動物である』という考えを持つようになってしまった。
法令が出されて以降、シルク聖国では鳥類の殺傷が厳罰に処せられるようになった。
この史上稀に見る悪法は人間だけでなく他の動物にも適用され、鳥を食い殺した猫も人間と同等の刑罰を以て罰せられるようになったとも。
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最終更新:2024年06月02日 22:52