シ・ルク聖国

白壁西地方に存在していた小国。
かつてはロープ王国と呼ばれていたが、新たに国王として戴冠したグッド・ロープ3世が『鳥類憐れみの令』を出すと同時に国名をシ・ルク聖国へと変更した。
『シ』は偉大という意味で、『ルク』はこの地域の言葉でロック鳥の事である。
『鳥類憐れみの令』は鳥類を過度に優遇する法律であり、鳥類を怪我させたりだけでなく、肉を食べたり卵を割っただけでも死罪相当となるような悪法。

結果、聖国は巨大な恐竜によって滅亡させられた。
その原因となったのは『恐竜は巨大な鳥類』と宣った者が居たからである。

この悪法によって恐竜は手出し出来ない人間達をひたすら喰らい、腹を満たしてもなお殺戮して回ったと言う。
そうして恐竜が去った後のこの地には人間が殆ど居なくなっており、そのまま滅んだのであった。

グッド・ロープ3世は王家の血脈を絶やさない為に遠くへ逃げたというが、その行方は不明である。


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最終更新:2024年08月16日 22:21