滅竜戦争時、
ジェフテーの時の砂を研究していた
錬金術師の手により建造された施設。
二つの四角錐を砂時計のように組み合わせ、その接合部は複雑に捻れているという形状をしている。
建物内部は時の砂を模倣した銀色の粒子で満たされており、その内に封じられた者は時間と空間から切り離されるという。
本来は建造者である錬金術師とその家族のシェルターとなる予定だった。
だが完成を目前に家族は全員死亡、錬金術師も時の砂の弊害で塵となって消えてしまったらしい。
そして建物だけが人も魔物も寄り付かない、荒野の僻地に取り残される事となった。
ある日、
妖精界からとある使命を帯びてロクシアースに渡って来た
タムリンとその愛馬であるケイト。
しかし不運な事に、彼等の出現した場所が何故かこの建物の内部だったのだ。
彼等の来訪により、建物は不完全のままであるが本来の役割を全うするべく稼働を始めた。
そして建物そのものが崩壊するその時まで彼等を封印する事となる。
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最終更新:2025年06月28日 09:41