ルラー

神代の時代、まだ人であったディプターンの友人を名乗っていた者。
そして後に彼を陥れ、差別の末に海に沈めて殺した原因となる人物。

表向きは人当たりのいい青年。
だが裏では甘言等を交えて他者を操り、標的とした者を追い詰めていく事を至上の喜びとする。
しかし反面、自分自身が怒りや憎悪に晒される事を人一倍恐れていたとも。

海に沈められたディプターンが神の力を持って蘇った事を知ると真っ先に逃げ出し、その力の及ばない地を探し続ける事となる。
そして旅路の果てにディプターンの力が及ばぬ地へと辿り着くも、それでも未だ自分は追われていると発狂しラタスにその身を投げたと云う。

死後も未だに自分は追われていると盲信しており、ラタスの水底で自身が逃れる為に使う手駒を作り続けているらしい。

ディプターン神を信仰する海洋民族ネフタミからは海の魔物の幾つかはルラーによって生み出された存在であると信じられている。
(その中でも著名な一体が怨嗟の海姫であると云われる)


関連



最終更新:2022年06月17日 21:54