大きく栄養を溜め込んだ肝臓は肝練りにして
冒険者の携帯食料として販売されている。
毛皮や骨、角も上質とは言えないまでも日用品として使用するには十分な素材なので、各種加工品を取り扱う工房へと卸される。
で、最後に残るのは肉である。
端的に言うと臭くて不味い。
そこでまずはこれを(スネ肉等が好ましい)
トンギュウバター等を敷いた鍋に入れ、焼き目が付くまでしっかりと焼く。
そこに香味野菜と
グロースコールラビーや
マッドアップル等の根菜を入れ、ワインと水(場合によってはワインだけ)を加えて一昼夜煮込み、最後に調味料で味を整えるとそれなりに美味しいシチューの完成。
この際に
蝗醤や
ヨワシ魚醤等を使用するとまた違った個性が楽しめるだろう。
こうなると臭いも個性として楽しめるレベルまで落ち着き、これを愛好する人も多い。
安い食堂のメインであり、パンと共に供される。
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最終更新:2022年08月20日 10:44