“降霊将軍”ネビュレス


エルドルキア帝国の大幹部である『将軍』の一人。
自らを『降霊将軍』と名乗るリッチであり、死霊軍団を率いるネクロマンサー

怨霊魔術によって人間を死霊へと変化させ、その尊厳を破壊する事で愉悦に浸る。
また過去に武勇を残した者を配下にしようと考えており、各地の墓地や慰霊所から亡骸を強奪する事も。
戦う際には死霊軍団を前面に押し出して自分は安全な後方に潜む為、直接戦闘を行う事は稀であるようだ。


シャドウシャーマン
“降霊将軍”ネビュレスが自らの影を媒体に生み出す分身。
魔術や鎌による攻撃が非常に強力。



+ 顛末
とある地にて、滅竜戦争で活躍した伝説的英雄の魂が眠る地下遺跡を暴こうと配下を率いて襲撃。

だがそこでは偶然にも宝探しの為に潜っていたディックの秘宝探索隊と、同じくお宝目当てで手下の魔物と一緒に侵入していたパンドーラがいた。
ディック達とパンドーラは宝を巡って小競り合いをしていたものの、突如現れた亡者の群れを前に共闘してネビュレスに立ち向かう事となる。
(双方共『遺跡にスゴイお宝がある』との噂や伝承を聞いただけであり、ここがどのような場所かは殆ど調べなかったようだ)

しかし戦闘では多数の死霊と自らの影から生み出す分身による物量でディック達を圧倒。
魔法戦においてもパンドーラを上回り、彼の配下の魔物達も次々倒れていく。

次第に追い詰められていくディック達。
だがその時、突如として遺跡の奥から眩い光が溢れ出してネビュロスと死霊の群れが怯んだ。
その眩い光は人の姿を形作り、この地に眠る古代英雄の魂が守護聖霊となってディック達の前に顕現。

英霊はパンドーラに自らの膨大な魔力を譲渡し、ディックには遺跡の奥で安置されていた自身の依り代でもある古の聖剣を貸し与えた。
パンドーラは溢れ出る魔力を使って切り札とも言える竜化形態を発動、一撃に全てを込めたブレス攻撃で死霊達ごとネビュロスを焼き払う。
そして業火に焼かれ怯んだところを、憑依によって英霊の力を借り受けたディックの聖剣で断ち切られた。

こうしてエルドルキア帝国の大幹部の一柱は討伐された。
しかし彼のコレクションであり、その中でも最強の一体であるネクロヴォイスが新たな降霊将軍としてその遺志を継ぐ事となる…。



関連



最終更新:2024年03月13日 09:45