ロクシア各地で一般的に食べられている肉料理。
挽き肉に卵やパン粉を加え、みじん切りにした野菜等と一緒に成形して鉄板で焼いたもの。
ようするにハンバーグである。
ロクシアでは獣だけでなく、魔物の固い肉等も食べる機会が多い。
そしてそれらは食べやすいように細かく刻んで肉団子にし、スープやシチューの具にするのが一般的であった。
ある時、
メルグ国のとある大衆食堂を訪れた
異世界人の冒険者が『美食の国なのにここにもハンバーグが無いぞ!』と文句を言った。
それを聞いて気になった
店主が
異世界人からその料理の特徴や作り方を聞き出し、工夫や応用がいくらでも可能なその料理を再現してみせたのが『バーグン』の始まりである。
バーグンは瞬く間に評判となり、それに加えて
キングバイ港近くの大衆食堂であった為に旅人や
船乗り達によって各国の湾港都市を中心に料理の噂が広がった。
そして最初にこの料理を作り出したメルグの大衆食堂は、現在でもバーグン発祥の地として数多くの客で賑わう人気店となっている。
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最終更新:2022年11月28日 16:11