異世界人

主に『地球』と呼ばれる別世界から極稀にロクシアへと迷い込んでくる者達の総称。

何故、どのようにしてロクシアにやってきたのかは当人達にも解っていない。
時空の歪みや未知の力の介入等、様々な要因が推測されているが具体的な原因は不明。

現状『元の世界に還る方法』は見つかっておらず、多くがロクシアに定住し生活する事を余儀なくされる。
何時頃からロクシアに現れるようになったのかは不明だが、歴史的にかなり古い時代から存在していたようだ。

魔術に対する認識が薄い代わりに高い技術力やそれに関する知識を有する者が多い。
基本的に中世レベルのロクシアにて散見される、通常より少しだけ発達した技術や文化形式等は異世界人を由来とする物が多いと云う。

概ね『転移者』と『転生者』の二種類に別けられる。


【転移者】
『地球』と呼ばれる世界から直接ロクシアに転移し現れた者。
単純に『異世界人』と呼ばれる者を指す場合は概ね此方となる。

街中や郊外等に突然現れ、大抵は状況を理解出来ず混乱している所を保護される。
時に乗り物や、場合によっては建物ごとこの世界に来ていたというケースも。

転移時の状況や境遇も様々。
『道を歩いていたら急に景色が歪んで気付いたら此処にいた』
『玄関を開けたら目の前がジャングルだった』

多くは魔力も何も持たないが、ロクシアに来てから後天的に魔力や特異な能力を持つようになった者もいる模様。


【転生者】
『地球』で死亡した者が、前世の記憶を有したままロクシアの住人に転生した者。
此方は生まれ育ちも完全にロクシア由来の存在であり、人族だけでなく亜人や魔物として生まれてくる場合もあると云う。

生まれた種族固有の能力に加え、異世界の知識も兼ね備える。
寂れた集落から大きな技術革新を起こす者や、異様な知能と成長をする魔物等が実はこの転生者だったのではとも。

ただし前世の記憶の保有具合は個人差があり、鮮明に覚えている者もいれば夢の様に朧げな者もいる。
本人から明かされない限り他者が認識する事は難しく、自身が転生者と自覚していない者も多い為、確認されたケースは転移者に比べて更に少ない。


関連

  • 人物 【転移者】参照


最終更新:2023年06月29日 11:45