オートデザイス中央学園

オートデザイスの首都、オートヴェルペニアに存在する学校。
世界でも屈指の魔法学校であり研究機関でもある。

ある程度の魔法の素養があれば年齢を問わず入学が可能。
十歳の子供と三十歳の大人が同じ教室で授業を受けているという状況も存在する。
ただし、卒業は六年以上の在学歴と一定の成績を修める事が条件。

広大な敷地を誇り、建ち並ぶ大小の建造物は城や砦のような見た目をしている。
内部は少々入り組んでいるものの、案内板通りに進みさえすれば迷う事は少ないだろう。

ただし、地図や案内板に描かれていない通路や部屋も無数に存在するので注意。
これは創立者の二人が増改築を繰り返した結果であるが、更に歴代の教職員や生徒達までもが勝手に部屋や通路を増やし続けたからである。
この行為は半ば伝統として現在も続けられているようだ。

迷い込んだら下手なダンジョンよりも脱出が困難。
入学したら魔法より先に地図と案内板の大切さを教わるとか。


オートデザイス中央学園『生産研究科』

オートデザイスの食料事情を発端とした学科。
生徒や教員達は学園の畑や牧場で魔法農法の研究に勤しんでいる。
落ちこぼれにも優しいが怠惰には厳しい。

オートデザイス中央学園『軍事研究科』

魔法使いとしての戦い方や軍事的事情を発端とした学科。
卒業後には軍に入らなければならない等と言った決まりは特にない。
だが近年は貴族や官僚の子息が在籍している事も多く、そのせいで派閥による勢力争いの渦巻く場所となっているようだ。
怠け者にも肝要だが無能には冷たい。

オートデザイス中央学園『魔術研究科』

魔法の根幹技術から応用まで、学問としての魔術研究を担当する学科。
統合的な研究を行い、魔法の発展を目指すその形は魔術師ギルドのそれに近い。
しかし一切の派手さが無く、非常に地味な分野が故に他からは軽視され気味。
他者には無関心で真理と理論に向き合っているが、最近は政治(というか金)の大切さに気付き始めた。

オートデザイス中央学園『探求科』

近年新設された学科。
研究内容は探索や収集における魔法の有効性検証、未知の魔道具の鑑定、新たな資源の検証等。
バルナ国を発端とした緒問題の対策や解決を模索する活動が源流であり、自由な気風とは裏腹に随所で政治的な意図も見え隠れする。
新設されたばかりの為か、人的な傾向は定まっていない。
野外での実地研修も多く、その様から『まるで冒険者のようだ』とは他の学科の弁。


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最終更新:2025年06月06日 11:16