『二刀四刃』の
二つ名を持つ、癖のある白金の髪を撫で付けた虹の瞳を持つ男。
容姿端麗なかなりの美丈夫で、紳士的な態度から女性達からも人気が高い。
元は
グリルグゥルデン帝国出身の兵士であったが、軍属の身では救えぬ者が居るとして冒険者へと下野した経歴を持つ。
インペリウムアーツの練達で、『レヴィル』『フロッティ』と名付けた2本の
ツインブレードを両手に携える“双刃双剣術”の使い手。
計四つの刀身はそれぞれ四属性の
魔力を宿した
魔法武具であり、巧みに振るえば四色の魔力光が美しい斬撃の軌跡を描く。
必要とあらば最小の労力で最大の効率を得るべく策を弄する知略家な一面も。
その実力から各地で数々の功績を上げており、知恵と武勇に優れた
勇者候補の一人として徐々に頭角を現し始めている。
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【実態と経緯】 |
その正体は勇者候補に数えられながら『 魔将ノブナガ』に従い、『餓鬼道』を拝命された 天魔六道衆の一人。
表向きは崇高な冒険者として活動しつつ、ノブナガ配下ではない 魔族の討伐や他の魔王候補への牽制等を主な任務としている。
己の力と功績が賛辞される事を何よりも快感とする底なしの承認欲がその本性。
周囲から多大に称賛されていたが、やがて富や名声に溺れて堕落し大義や信念を捨て去った。
そして『勇者』という肩書きを笠に要求をエスカレートさせていったが、ある集落にて一人の若者がその態度を糾弾。
しかし『素晴らしい勇者である俺に感謝と崇拝で応えていればいいのだ』と子供の様な癇癪を起こし、目撃者となった周りの者全てをその手にかけたのである。
全身を返り血に染めたシグルズの眼前に、突如として闇の中からノブナガが現れると『“誉れ”が欲しいか?』と問いかけた。
シグルズの噂から実力のある勇者候補として観察していく中で、その内に秘めた貪欲さをノブナガは見透かしていたのだ。
自分の下で動くのならば、抱えきれない程の誉れと褒美を与えてやろうとノブナガが差し出した 他化自在天に、シグルズは血走った眼で手を伸ばし…。
こうして、かつては勇者候補と讃えられていた強欲な男は魔将の軍門へと下ったのである。
その後、シグルズは己に御せぬ筈が無しと自ら魔界の 瘴気に身を晒し 魔人へと覚醒。
こうして更なる力を得ると数多の 劣竜を“人々の平穏の為に”という名目で討ち、その血肉を啜り喰らう事で 竜力をも獲得した。
魔人化した際には背に人の手にも似た翼を生やし、額から一本の角を伸ばした白亜の 竜人にも似た姿となる。
また自らをノブナガの『懐刀』と豪語するも心からの忠誠を誓っている訳ではなく、ノブナガもそれを承知の上で飼っているようだ。
だがどれだけ褒美と称賛を与えられても飽き足らず、底なしの飢えと渇きは“ 餓鬼”の如くに欲深く。
崇高な信念を投げ捨てて、大きく膨れ上がった自尊心に縋り他を見下す姿は“餓鬼”の如くに稚拙で。
欲に溺れて志も理念も失った彼が、もし真に大義と信念を掲げて生きる本物の勇者と相対した時。
果たして、その姿はどの様に映るのだろうか。
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最終更新:2026年05月04日 22:21