“寂寥の”タマラ

暗く燃える炎の髪を持つ魔族の女。
魔王候補の一人に数えられているが、魔王にも人間にも興味がなくやる気も無い。
彼女を担ぎ上げようとする魔族は大勢いるが、本人はのんびり暮らせればそれでいいとか思っている。

ある日、オートデザイスに現れて街一つを氷漬けにした。
そしてそのまま特に何をするでもなく氷漬けの街に住んでいる。
街を取り返そうとした軍や冒険者や勇者候補を撃退し続けていたら魔王候補として恐れられるようになった。
彼女的には景観の気に入った街を自分の住みやすいようにしただけである。

極めて強力な氷の魔法を使う。逆にそれしか使えない。
彼女の周囲では氷属性の精霊が活性化しており、それ以外のマナを排除している。
その為、彼女と相対したら氷に関わる魔法以外はオド式でないとろくに発動出来なくなるようだ。

気を付けないと触れたものを何でも凍らせてしまい、人間と共存は出来ないが実は大半の魔族とも共存が出来ない。
ただし寒さに喜ぶ雪の妖精などは彼女に懐いている者も多く、周囲を楽し気に歩き回ったり氷像作りをする姿が見られる事も。



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最終更新:2024年02月23日 21:00