オリアカしよっ
SS_情報屋
最終更新:
oriacasiyo
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滎陽-情報屋(サイドストーリー)
出現条件:7章クリア
アイコン:情報屋
説明文:ある人は大言壮語するが、世の中には彼の知らないことはないようとは
報酬:通常召喚券×1
アイコン:情報屋
説明文:ある人は大言壮語するが、世の中には彼の知らないことはないようとは
報酬:通常召喚券×1
-
道の先から叫び声が聞こえる。
誰かが言い争っているようだ。
山賊
おい! さっさと金を出しやがれ!
情報屋
ひぃ!? だ、旦那、おいらってはただの情報屋です。
お金なんて持っていませんってば!
情報屋
情報ならいくらでもありますから!
おいらは何でも知っていますぜ!
山賊
ほう、ならばとっておきの情報を言ってみろ!
情報屋
例えばあの暴君、董卓が隠した宝物の在処!
それと、名家の出の袁紹の愛人も知っています!
情報屋
お気に召さなかったら旦那の知りたい情報を、おいらが見つけてくる
から、だから許してくれませんか!
山賊
ハッ! とんだ子供騙しだな!
いいからさっさと金を出せ!
主人公
おい! そこの盗賊まて!(見逃しました)
山賊
俺たちの商売の邪魔をするなんて! 容赦せんぞ!
道の先から叫び声が聞こえる。
誰かが言い争っているようだ。
山賊
おい! さっさと金を出しやがれ!
情報屋
ひぃ!? だ、旦那、おいらってはただの情報屋です。
お金なんて持っていませんってば!
情報屋
情報ならいくらでもありますから!
おいらは何でも知っていますぜ!
山賊
ほう、ならばとっておきの情報を言ってみろ!
情報屋
例えばあの暴君、董卓が隠した宝物の在処!
それと、名家の出の袁紹の愛人も知っています!
情報屋
お気に召さなかったら旦那の知りたい情報を、おいらが見つけてくる
から、だから許してくれませんか!
山賊
ハッ! とんだ子供騙しだな!
いいからさっさと金を出せ!
主人公
おい! そこの盗賊まて!(見逃しました)
山賊
俺たちの商売の邪魔をするなんて! 容赦せんぞ!
山賊6人と戦闘
山賊
くっ……! み、見逃してくれ!
もう二度とあんたにゃ歯向かわない!
主人公
……早く行け。次に見つけたら、今度こそ容赦しない。
-
山賊たちは慌ててあなたの前から逃げ去った。
情報屋
た、助かりましたぁ……! おいらは流浪の情報屋です。
あなたは命の恩人です!
主人公
そんなに感謝されるほどのことはしてないよ。
困った時はお互い様って言うでしょ。
主人公
ところで、さっき言い争っている時に、
董卓の宝とかなんとか聞こえたけど……
情報屋
ん? あー! それはあいつらを騙すために言ったでたらめです!
どうか忘れてくだせぇ。
主人公
そっか……。
じゃあ、別の情報を聞きたいんだけど。
情報屋
どうぞどうぞ。
主人公
俺は軍師や武将を探しているんだけど、
この近くにいい人がいるなら、教えてほしいんだ。
情報屋
ふむふむ……それならちょうどいい情報があるんでさぁ。
情報屋
ここから十里ほど離れたところに、
傀儡師が住んでいると噂になっています。
情報屋
ですが、その人はことごとく面会を断っていて、
姿を見た人はいないのだとか……。
主人公
傀儡師か……興味深い。
その人のところに行ってみるよ。
情報屋
へへ、それではおいらはここで失礼します。
今日は本当にありがとうございました。
情報屋
またお会いする機会があれば、
その時はとっておきの情報をお話ししますよ!
主人公
楽しみにしているよ。
よし……それじゃ、噂の傀儡師のところに行ってみよう!
くっ……! み、見逃してくれ!
もう二度とあんたにゃ歯向かわない!
主人公
……早く行け。次に見つけたら、今度こそ容赦しない。
-
山賊たちは慌ててあなたの前から逃げ去った。
情報屋
た、助かりましたぁ……! おいらは流浪の情報屋です。
あなたは命の恩人です!
主人公
そんなに感謝されるほどのことはしてないよ。
困った時はお互い様って言うでしょ。
主人公
ところで、さっき言い争っている時に、
董卓の宝とかなんとか聞こえたけど……
情報屋
ん? あー! それはあいつらを騙すために言ったでたらめです!
どうか忘れてくだせぇ。
主人公
そっか……。
じゃあ、別の情報を聞きたいんだけど。
情報屋
どうぞどうぞ。
主人公
俺は軍師や武将を探しているんだけど、
この近くにいい人がいるなら、教えてほしいんだ。
情報屋
ふむふむ……それならちょうどいい情報があるんでさぁ。
情報屋
ここから十里ほど離れたところに、
傀儡師が住んでいると噂になっています。
情報屋
ですが、その人はことごとく面会を断っていて、
姿を見た人はいないのだとか……。
主人公
傀儡師か……興味深い。
その人のところに行ってみるよ。
情報屋
へへ、それではおいらはここで失礼します。
今日は本当にありがとうございました。
情報屋
またお会いする機会があれば、
その時はとっておきの情報をお話ししますよ!
主人公
楽しみにしているよ。
よし……それじゃ、噂の傀儡師のところに行ってみよう!
-
情報屋の案内どおりに進み、たどり着いたのはある中庭だった。
そこに、一人の少女が座っていた。
主人公
すみません、お嬢さん。ここは傀儡師の方のお住まいですか?
女の子
…………。
主人公
俺たちは、傀儡師の名声を聞きやってきた大工です。
巨匠様にお会いして、ご指導を仰ぎたいと思ってーー
女の子
んん~? あなたたちが大工? 私を馬鹿にしているのかな?
女の子
身体に木屑のひとつもついていない。掌のタコは剣でできたもの。
たたずまいを見ただけでもただの庶民にしか思えないんだけど~?
女の子
さらに言うなら、大工にこんな剣と盾を持った女性の護衛が
必要なわけないでしょ!? 舐めてんの?
張星辰
あちゃー。わたしの存在が失敗だったか……。
主人公
すみません。騙そうとしたわけじゃないんです。
ただ、偏屈って噂の巨匠様にどうしても会いたくて……。
女の子
偏屈で悪かったわね。もう会ったんだから、お帰りくださ~い。
主人公
え? ど、どういうこと?
張星辰
馬鹿っ、まだ分からない?
この子が私たちの探してた巨匠様だったってことよ!
主人公
えっ、巨匠様!? 失礼しました。俺は清河の城主で、
このたびはあなたを我が城に招きたいと思い……。
-
少女は話を聞かず、まっすぐ部屋に入ると鍵を閉めた。
主人公
巨匠様! 巨匠様、ごめんなさい! 話を聞いてください!
女の子
そうね~。入口のところにからくり箱があるわ。鍵はその中。
本当に私に会いたいなら、その箱から鍵を取り出してみなさい。
張星辰
からくり箱?
主人公
この木箱かな? う~ん、俺に解けるかな……。
女の子
言っておくけど、力尽くで無理やり開けようとしたら、
鍵は壊れてしまうわ。
主人公
え? それはまずい……。
張星辰
貸して! 私が試してみる!こうして……そしたら……うう~ん。
ダメ、めちゃくちゃになったわ……。
-
それから何時間経っても進展はなく、鍵は取り出せない。
その時、少女が扉を開けた。
女の子
はぁ……そこまでやっても開かないのに、まだ諦めないの?
主人公
だって、このからくり箱、難しすぎでしょ……。
-
それを聞いた少女はからくり箱を受け取ると、弄り始める。
そしてあっという間にからくり箱を開け、中から鍵を取り出した。
女の子
この程度も解けないのに、よく私を招きたいと言うのね?
主人公
……傀儡術について、聞いたんです。民に大いに役立つ
ものだと感じました。お願いします、俺の話を聞いてください!
女の子
へぇ。私の傀儡の術が気に入ってるのね。
それで、民の役に立つとはどういうことかしら?
女の子
多くの人が仁義道徳や天下の民のため、なんて言うけど、
実際はみんな自分の利益のために動いているものよ。
女の子
私利私欲のために私の術を使わせる気はないの。
でも私の欲しいものと引き換えなら、考えてあげてもいいわ。
主人公
欲しいもの? 聞かせてください、それはなんですか!?
女の子
最近、私の実験に参加してくれる部下がひとり足りなくなったの。
先に言っておくと、実験は危険を伴うし、命の保障はできないわ。
女の子
……あなたのその護衛、すごくよさそう。
彼女を私にくれるなら、図面ぐらいは渡してもいいわよ。
主人公
だ、ダメです! 人が必要なら、俺がやります!
張星辰
なに言ってるの! それはだめよ!
主人公
星辰、安心して。俺は大丈夫だから。
女の子
決まりかしら……じゃあ、ここで待ってて。
-
一度部屋に戻った少女は、しばらくしてから図面の束を持ってきた。
女の子
ほい。これをもっていくといいわ。
これが一番簡単な傀儡設計図よ。
主人公
ありがとうございます! じゃあ実験はいつから始めますか?
俺はもう心の準備ができてますよ!
女の子
それはもういいわ。そもそも危険な実験なんて存在しないのだし。
それと、私の名前は黄月英よ。年寄みたいな呼び名はやめて。
主人公
え!? 実験しないんですか!?
張星辰
馬鹿ね、彼女は私たちを試していたのよ。
黄月英
はいはい、とにかくこの図面を持って行って。
そんで、もう私を邪魔しないでちょうだいね。
-
黄月英はそれだけ言うとくるりと身を翻し、
部屋に入っていってしまう。
主人公
黄月英さんは人に邪魔されるのが相当嫌みたいだね……。
張星辰
でも結局は傀儡の設計図をくれたし、
近寄りがたいって思ったけど、すごくいい人だったね!
情報屋の案内どおりに進み、たどり着いたのはある中庭だった。
そこに、一人の少女が座っていた。
主人公
すみません、お嬢さん。ここは傀儡師の方のお住まいですか?
女の子
…………。
主人公
俺たちは、傀儡師の名声を聞きやってきた大工です。
巨匠様にお会いして、ご指導を仰ぎたいと思ってーー
女の子
んん~? あなたたちが大工? 私を馬鹿にしているのかな?
女の子
身体に木屑のひとつもついていない。掌のタコは剣でできたもの。
たたずまいを見ただけでもただの庶民にしか思えないんだけど~?
女の子
さらに言うなら、大工にこんな剣と盾を持った女性の護衛が
必要なわけないでしょ!? 舐めてんの?
張星辰
あちゃー。わたしの存在が失敗だったか……。
主人公
すみません。騙そうとしたわけじゃないんです。
ただ、偏屈って噂の巨匠様にどうしても会いたくて……。
女の子
偏屈で悪かったわね。もう会ったんだから、お帰りくださ~い。
主人公
え? ど、どういうこと?
張星辰
馬鹿っ、まだ分からない?
この子が私たちの探してた巨匠様だったってことよ!
主人公
えっ、巨匠様!? 失礼しました。俺は清河の城主で、
このたびはあなたを我が城に招きたいと思い……。
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少女は話を聞かず、まっすぐ部屋に入ると鍵を閉めた。
主人公
巨匠様! 巨匠様、ごめんなさい! 話を聞いてください!
女の子
そうね~。入口のところにからくり箱があるわ。鍵はその中。
本当に私に会いたいなら、その箱から鍵を取り出してみなさい。
張星辰
からくり箱?
主人公
この木箱かな? う~ん、俺に解けるかな……。
女の子
言っておくけど、力尽くで無理やり開けようとしたら、
鍵は壊れてしまうわ。
主人公
え? それはまずい……。
張星辰
貸して! 私が試してみる!こうして……そしたら……うう~ん。
ダメ、めちゃくちゃになったわ……。
-
それから何時間経っても進展はなく、鍵は取り出せない。
その時、少女が扉を開けた。
女の子
はぁ……そこまでやっても開かないのに、まだ諦めないの?
主人公
だって、このからくり箱、難しすぎでしょ……。
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それを聞いた少女はからくり箱を受け取ると、弄り始める。
そしてあっという間にからくり箱を開け、中から鍵を取り出した。
女の子
この程度も解けないのに、よく私を招きたいと言うのね?
主人公
……傀儡術について、聞いたんです。民に大いに役立つ
ものだと感じました。お願いします、俺の話を聞いてください!
女の子
へぇ。私の傀儡の術が気に入ってるのね。
それで、民の役に立つとはどういうことかしら?
女の子
多くの人が仁義道徳や天下の民のため、なんて言うけど、
実際はみんな自分の利益のために動いているものよ。
女の子
私利私欲のために私の術を使わせる気はないの。
でも私の欲しいものと引き換えなら、考えてあげてもいいわ。
主人公
欲しいもの? 聞かせてください、それはなんですか!?
女の子
最近、私の実験に参加してくれる部下がひとり足りなくなったの。
先に言っておくと、実験は危険を伴うし、命の保障はできないわ。
女の子
……あなたのその護衛、すごくよさそう。
彼女を私にくれるなら、図面ぐらいは渡してもいいわよ。
主人公
だ、ダメです! 人が必要なら、俺がやります!
張星辰
なに言ってるの! それはだめよ!
主人公
星辰、安心して。俺は大丈夫だから。
女の子
決まりかしら……じゃあ、ここで待ってて。
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一度部屋に戻った少女は、しばらくしてから図面の束を持ってきた。
女の子
ほい。これをもっていくといいわ。
これが一番簡単な傀儡設計図よ。
主人公
ありがとうございます! じゃあ実験はいつから始めますか?
俺はもう心の準備ができてますよ!
女の子
それはもういいわ。そもそも危険な実験なんて存在しないのだし。
それと、私の名前は黄月英よ。年寄みたいな呼び名はやめて。
主人公
え!? 実験しないんですか!?
張星辰
馬鹿ね、彼女は私たちを試していたのよ。
黄月英
はいはい、とにかくこの図面を持って行って。
そんで、もう私を邪魔しないでちょうだいね。
-
黄月英はそれだけ言うとくるりと身を翻し、
部屋に入っていってしまう。
主人公
黄月英さんは人に邪魔されるのが相当嫌みたいだね……。
張星辰
でも結局は傀儡の設計図をくれたし、
近寄りがたいって思ったけど、すごくいい人だったね!