第4話 「燃ゆるミッドウェイ」 5

671 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/09(土) 00:32:13
>>660
「はい。言われずともやってやります……!!」
と、威勢良く啖呵を切った物の、正直、厳しいものがあると理解していた。
さきのストライクシールドの操作やバリアを展開する謎の力は何も無尽蔵に溢れ出て来る訳では無かった。
(……やっぱりさっきより力が出ないか。……。ナイフだけで切り抜けれる様な武器じゃなさそうだよね)
直感的に、アイネイアスの腕の黒い光の危険性を感じ取る。
だが、今の速さでは回避行動を取って攻撃を阻止出来ない事も承知の上。
案の定、仲間達の攻撃も意味を成さない。
>>665
「あ!?なんで…!?」
いきなり、グングニールの前に現れたディアビス
しかし、グングニールの代わりにアイネイアスの攻撃を防いだものの、結果的に大ダメージを負ってしまっている。

また自分が足を引っ張ってしまった。これで何度目だ?
「ごめん……ごめんなさい。私って全然ダメだな。……いつも守られて、それだけで…」
深い深い、自責の念にとらわれている。自分の無力が本当に許しがたかった。

>>667
「……すごい。あのビームの反射攻撃!」
アメツィスと呼ばれた子機でビームを反射拡散させている場面を目撃したのだ。何か思うところがあったのかその光景をじっと凝視している。
(そだ。ストライクシールドを使って……もしかして、私にも使えないかな??)


672 : ◆4XE5C9HT4s:2011/07/09(土) 00:38:34
>>669
「食らってはやれん! ジョウ!」
「トランス・オフ!!」
ハートブレイクショットが直撃する間際、グランザーが分解し、三叉の機動でマグナリオンの脇をすり抜ける。
「チェンジ・ウィンザー!!」
一瞬のうちに背後で再構築されたトランザーは、まるで刃物を人型に組み付けたような白銀の形態を取っていた。
「突進力に特化しすぎたな。旋回性の低さが命取りだ!」
ウィンザーは拳を振り切ったマグナリオンの背後に肉薄するや、推進装置ーーバランサーかーーに両腕を突き立てる。
「ウィンザーブレード!!」
鋼をも切り裂く刃が、勢い良く一直線に伸長した。


673 : ◆Y8uKSMR.3I:2011/07/09(土) 00:55:48
>>668
「…これでも当たらないか。まったく大した機動力だよ」
エンリフィアは微笑してお手上げだと言わんばかりに呟いた
『諦メルナ、諦メルナ』
「分かってるさ、それにそんなことしたら――ッ!!」
スニープの言葉に顔を引き締めアイネイアスを見上げる

すると敵機は黒い雷を武器に収束しはじめており
「あれは……アメツィスで反射させられる類ではなさそうだね!」
ならば回避あるのみ。オルリヴィールも負けじと上昇をはじめ、虹色の翅を駆使して天を舞う
機体をうまくコントロールし、致命的なダメージとなるもののみアメツィスで防いでいく

『機体損傷軽微!あめつぃすハ3基破損!』
「その程度なら仔細はないさ!」
会話を交えながら意識は敵へと集中、再びビームライフルを連射し、アメツィスによって反射させる


674 : ◆tL.I1Fkj/Y:2011/07/09(土) 01:00:26
>>668
「本当に、どれ程規格外なのよ……」

グングニールの撃墜を防ぐ事には成功したが、依然として此方の攻撃は一度として通っていない。
その事に小さく溜息を吐くエルトロス。言い訳なら幾らでも出てくるが、それを言うのは流石に癪に障る。
そんな事をエルトロスが考えてる間に、アイネイアスは天高く飛翔していた。
直後、発生した事態には流石のエルトロスも驚きを隠せない

「あれは……ブラックホール! いくら小型とは言え惑星上であんな物を使うなんて、正気なの!?」

浮かび上がったアイネイアスの眼前で形を成していく黒い球体の数々に、エルトロスは我が目を疑う。
確かにPTやAMの一部は重力制御の機構を持つ事も、それを応用したブラックホール兵装が存在する事も知っていた。
それでも、まさか惑星上で……しかも、上空から地表へ向けて放つとは!

「不味いわね……アレは、本気で不味いわ。何とかして相殺しないと」

言うが早いかエルトロスは再び全方向オープン回線を開く。
そして、味方機と思われる全ての機体にメッセージを飛ばす。


「全機、あの黒い球体へ向けて最大級の砲撃を行いなさい! 間に合わなくなっても知らないわよ!?」


言い切ると同時に、ディアビスが持つ杖の先端が変形し、摩訶不思議な形状へと変形していく。
その姿は今までが無骨な鉄の杖だとするなら、まるで魔法使いが持つ魔杖のようであった。
杖の形状変化と同時に、杖の先端部に備わる球体が激しく明滅し出す。
見る者が見れば、その部分に莫大な念波動が集束していくのが見て取れたであろう。

「狙うは最大級の物。これが今のディアビスの全力全開……さあ受けなさい、紅蛇の選定を!」

エルトロスの宣言と共に一際眩く輝いた球体は一気に光を失い、そして……漆黒の奔流が、解き放たれる。
漆黒の閃光はアイネイアスが発射した中でも最も大きいブラックホールへと吸い込まれるように叩き付けられ、それを跡形も無く消滅させた。

>>671
「ああっ、もう!」

短いながらも同じ店で働いていた都合上、TEXチームの者達と比較して紫亜との繋がりは強い。
だからこそ感じてしまう、彼女が無力感に苛まれている事を。
そしてそんな彼女の事を放っておけないのは、何だかんだで彼女の事をそれなり以上に気に入っているからなのである。

「紫亜! 落ち込むのは後回しにしなさい! 愚痴やら現状の不安やらは後で私がキッチリ聞いてあげるから!」

三度……否、今度はグングニールのみに向けて繋がる通信回線。
画像付きで送信されたその通信には、紫亜を何とか引き上げようとするエルトロスの顔が映し出されていた。


675 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/09(土) 01:01:10
>>672
「なに・・・!」
完全に捕えた、と考えていたタイミングでの打撃
分離、再度合体の二段構えにより、完全に死角に回り込まれていた
反応出来ずに直撃する形となる。自動でエネルギーフィールドが作動し、攻撃を少しだけ横にそらす
それが仇となった。両断とまではいかず、右肩から袈裟切りのような形となる
そのまま右腕でブレードをつかみ完全に固定する
「つらぬけえええええええええ」
左腕を叩きつけるように連打を加えていく
そのままブレードを強引に引きぬき、投げ返した
「くっ・・・ここまでか」
これ以上のダメージは危険だろう。トウドウはブースターのボタンを押し、ストークへともどっていった
【マグナリオン撤退】


676 : ◆4XE5C9HT4s:2011/07/09(土) 01:37:42
>>675
「ちぃぃっ!! トランス・オフ!」
ウィンザーは自ら刃を折って離脱を試みるが、密着状態からの反撃を避けきることはできず、数発の拳打と投げを受ける。
【損傷率75%】
地表に叩き付けられる間際にどうにか分離に成功した3機のマシンは、垂直に上昇しながらマグナリオンの撤退を見届けた。
「まさかジュワユーズに、あれほどの特機が残っていたとはな……」
「野郎、逃がすか!! グランザーでトドメを……!」
「待って、ジョウ! あれ!!」

>>668
「あれは……ブラックホール・キャノンだと!?」
「あの野郎、基地ごと吹き飛ばそうって腹か!!」
「イレギュラーが多すぎるわ! このままじゃまずい!」

>>674
「えっ……?」
その時、回線に割り込んでくる少女の声。ブラックホール迎撃のために、火力を集中しろとの呼び掛け。
「……どこの女か知らねぇが、俺に指図たぁいい度胸じゃねぇか」
「やめなさいよジョウ! そんな場合じゃないでしょ!」
「消耗が激しすぎる。この場を乗り切るには彼女の誘いに乗るしか手はなさそうだぞ」
トランザーマシンは、3機共に損傷でスパークを上げている。総エネルギー残両も既に3割を下回っていた。
「けっ。気に入らねぇが、そうらしいな……チェェンジ!! グランザァァッ!!」
合体したグランザーは、すぐさま最大火力の一撃を撃ち放つ。
「シン! マリ! いくぜ!!」
「ああ」「オッケー!」
「クロスッ!! マッシャァァァァァァーーッ!!」
二重螺旋が天に向けて伸び、唸りを上げるブラックホールの中心を目指す。


677 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/09(土) 01:52:38
>>668
『空間歪曲反応感知。マイクロブラックホールです――ホリゾント、目標ポイントに到達』
「撃てるか?」
『すぐにでも』
味方機に通信。
「TEXチーム全機、射線から退避せよ」
『今より砲撃形態に移行します』
白銀の艦体が、割れる――龍が顎を開く如き様相。
そこから覗く四重の歯牙は集束リングバレル。口腔の奥の喉はグラビコン直通の砲口。
『照準、ブラックドラゴン――撃てます』
「超重力砲、発射ッ!!」
阻むもの全てを粉砕する、指向性高重力波が発射された。


678 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/09(土) 02:05:46
>>674
「うん?……ええ!?…えええぇぇ!?」

驚いて言葉が出てこない。なんだこれは?
なんと、紫亜を二回も助けてくれた正体不明の機体にはエルトロスが乗っていたのだ。

「あ、あれあれ…??なぜ、ここにエルちゃん先輩が……なんで?……だって、エルちゃん先輩は日ノ出食堂の看板娘の一角で子供なのにいつも尊大な態度で…あーー…それでいて姉のリュっちゃんに頭の上がらない実は隠れた妹属性を持った……私のお気に入りの……嫁?」

何やら馬鹿な事をブツブツ言っているが、向こうには筒抜けだろう。
紫亜は彼女達を守る為に戦っていたのだが、逆に自分が助けられているではないか。

「わけがわからないよ…」
色々と言いたい事は有る。
だが、今はやはりそんな状況じゃない。エルトロスの言う通りにしないとまずい。
紫亜は、再び念を安定させ、ストライクシールドを展開
「……とにかく解った。射撃武器はさっき潰されちゃったけどバリアであれの威力を相殺させるよ」
皆の砲撃威力が減るだろう黒い塊の威力をバリアで防ぎきろうと言う考えだ

>>677
「やったの……?」
物凄い威力の衝撃砲だ。これに呑まれてはひとたまりも無いだろう


679 : ◆OLze.DQMEw:2011/07/09(土) 20:19:29
>>673-674,>>676
「無駄だ」
各機が放った攻撃は空しくもブラックホールの中に消えていく。
「ここまでだな」

>>677
だがその時、ホリゾントの放った超重力砲によってブラックホールが消し飛ぶ。
高重力波はそのままアイネイアスに向かってくる。
「何っ!?チィィィッ!!」
即座にアイネイアスの武器からミッドウェイ島に穴を空けた黒い雷が放たれる。
2つの光がぶつかり合い、すさまじい爆発が起こりアイネイアスは煙に包まれた。

だが、煙の中から黒い何かが突き抜けてくる。
その姿はまさに黒龍であり、黒龍はTEXチームの機体の集団を突き抜けると、
ホリゾントに肉薄し、左舷側の部分を掠め取る。
黒龍はやがて姿を消し、アイネイアスが中から現れる。
「損傷軽微、ただし残りエネルギーは僅か…」
アルベルトはアイネイアスがこれ以上戦闘を続けることは無理だと判断した。
アルベルトはTEXチームに通信を入れた。
「忘れるな。貴様等が私の同志たちを討ち取ったという事実は覆らないということを」
アイネイアスはオーバーブーストをかけ戦域から急速に離れていった。


680 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/09(土) 20:58:23
>>679
「やったか?」
『いえ、ブラックドラゴンの反応確認しました』
ついで衝撃――左舷に軽度の被撃。
アルベルトが台詞を吐き棄ながら戦域から離脱してゆくのを見届けるしかない。エネルギーの消耗はこちらも甚大だ。
「仕留められなかったか……」
『戦闘終了ということでよろしいですね?』
「ああ、回収してくれ」
ホリゾントが少佐にではなく尋ねる。
『それで……二機のアンノウンの方々、あなた方はどうなされますか?』


681 : ◆4XE5C9HT4s:2011/07/09(土) 21:18:30
>>679
「待ちやがれ! アルベルトッ!!」
執念で追いすがろうとするグランザー。しかしーー
「な、何っ……!?」
その右膝がスパークと共にくずおれる。
「どうしたの!?」
「どうやら戦闘と分離合体の負荷が蓄積して、あちこちが動作不良を起こしてるらしいな」
「らしいなじゃねぇ! 何とか立て直せねぇのか!」
「駄々をこねるなよ、ジョウ。第一……」
アイネイアスのバーニアの残光が、瞬く間に視界から消えていく。
「こんな状態の俺達とトランザーでは、奴を倒すのは不可能だ」
「……ちっ!」


682 : ◆Y8uKSMR.3I:2011/07/09(土) 22:03:21
>>677,679
「なるほど、あれが切り札というわけか
 だがそれでもあの雷とは互角……ううむ、恐るべくは黒龍といったところだね」
牙を剥いた戦艦と、そこから放たれた砲撃を見て呟いた
そして高速で離脱していくアイネイアスの姿を見送る

「それにしても…ファーストコンタクトからちょっと張り切り過ぎたかな」
最期の突撃がまずかったのだろう、傷だらけとなった自らの愛機を憂いていた

>>680
そこに自らに問いかける声が耳に届き、思わず姿勢を正す

「はい。先程申し上げた通り、現在の外宇宙の状況についてお話しする必要があります
 ですので一旦貴艦に収容していただけるとありがたいのですが」


683 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/09(土) 23:02:23
戦闘が終わりを迎えた後でも、ケイトは目を覚まさない
完全に気絶しているらしくうんともすんとも言わなかった
この戦闘の余波で撃墜されなかったのは奇跡と言えよう
そして、アイネイアスとの斬り合いで死ななかったこともまた
そんなことに気づくことなく、スヤスヤと寝息をたてるのであった


684 : ◆tL.I1Fkj/Y:2011/07/09(土) 23:36:51
>>678
「はぁ……別に妹属性は隠してるつもりは無いわよ?」

紫亜の呟きに何処か論点のずれた訂正を行うエルトロス。
と言うよりここに誰か他の人間が居れば、恐らく『突っ込む所そこかよ』と言う言葉が聞こえただろう。
それはそれとして、どうやら多少は意識を持ち直したらしい紫亜の姿にエルトロスは内心ホッと一息吐いていた。

>>679
悠然と戦場より飛び立つアイネイアスを見て、エルトロスは何とも言えない微妙な表情を浮かべる。

「気に入らないわね、あいつの念……上から目線ったらありゃしないわ。まるで……」

そこから続く言葉を、エルトロスは小さく呑み込む。
今はまだ、それを叩き付ける場面では無い。
来るべき場面のために……今はこの言葉は、取っておく。

「その時まで、首を洗って待ってなさい。名も知らぬパイロットさん?」

>>680
「アンノウンって……まさか私達の事じゃないわよね?」

ホリゾントの物言いに半眼になって逆に問い掛けるエルトロス。
確か、私達の情報は既に連邦軍上層部には通達してあった筈。
──まさか、まだ現場まで情報がきていない?
そんな事をエルトロスは考えていた。

「もし私達の事なら『ディアビス』でライブラリ検索しなさい」

そう言い放ち、相手の出方を窺うエルトロス。
ちなみに、ディアビスのパイロットはエルトロス・アイカテリネ自身が務めていると外部には伝えてある。
ホリゾントのライブラリにはメラン・アルケーの情報は欠片とて入っていない……筈、である。

>>683
返答を待っている間、ふと視界に映るアインツェルの姿。

「この念の感じ……眠ってる? 何ともまあ、豪毅な事ね」

アインツェルのパイロットの様子にある意味感心するエルトロス。
序でだからと、着艦許可が下りたらアインツェルも一緒に搬送しろとメランに命じる。
──まあ、これからお世話になる所のパイロットだし、ね。
そんな、嘗ての自分ではありえないような事を考えるエルトロス。
どうやら姉の性格はエルトロスに確実に影響を与えているようだ。


685 : ◆4XE5C9HT4s:2011/07/09(土) 23:46:32
>>680
「どうするか、とさ」
「フッ……」
グランザーは軋みを上げながらゆっくりと分離し、ウィンザーへと再合体した。
スローな動作で見ると、改めて出鱈目な変形であることがわかる。
「気遣いも詮索も無用だ。俺達は、あくまで俺達としてやらせてもらう」
「ごめんなさい。貴方達と手を結んでも、ジュワユーズの連邦憎しの気持ちを煽ってしまうから……」
「お喋りはそこまでだ。あばよ連邦。願わくば、俺達のことは忘れてほしいもんだがな」
「また会うことがあるのなら、その時、お互いが敵同士でないことを祈らせてもらおうか」
トランザーチームは、クーガーらに対して敵意を見せる様子はなかった。
編成に違いがあるとはいえ、TEXの名を冠する彼らを信用している、あるいは期待を寄せているのだろうか。
上空に舞い上がったウィンザーはすぐさま加速に乗り、何処へともなく消えていった。


686 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/10(日) 00:16:06
>>682
少佐がうなずいた。
「乗艦を許可する。一応武装は全て解除してもらうが」
オルリヴィールに乗艦許可マーカーを与え、レーザー誘導でホリゾントに収容する。

>>684
ホリゾントは少女の言う通りに連邦のデータベースに繋いだ。
『エルトロス・アイカテリネ様。仰る通り、ディアビスのデータを確認致しました。当艦の指示に従い乗艦して下さい』
ホリゾントは少佐の端末にエルトロスとディアビスのデータを送ることも怠らない。

>>685
上空高く去りゆくウィンザーを見送る。
「神出鬼没、か」
『彼らの目的を鑑みれば、戦場で再会出来る確率は90%以上と判断します』


687 : ◆tL.I1Fkj/Y:2011/07/10(日) 00:27:40
>>686
「最初からそうしなさいよ……とにかく了解よ」

ホリゾントからの着艦許可に僅かながら愚痴りつつも、エルトロスは了解の意を告げる
もし、情報に無いと言われたらどうしよう……そんな風に考えていたとはおくびにも出さずに。

「あ、そうそう。そこで転んでる機体も一緒に運ぶけれど、構わないわね?」

そう言うと、了承の言葉も待たずにアインツェルをディアビスに抱えさせるエルトロス。
そして先程の戦闘を物ともしない機動でホリゾントの元へと向かった。


688 : ◆Y8uKSMR.3I:2011/07/10(日) 00:33:49
>>686
「感謝します」
微笑を浮かべると誘導されるままに収容される

『えんりふぃあ、えんりふぃあ』
「…大丈夫だよ、心配しなくても。おそらくは信用に足る人達だろう」
それに先に男が言っていた『身に覚えがある』という発言も気にかかる
今後どう動くにせよ、情報の交換は必須だと判断した

「着艦した後はどうすればよろしいですか?」


689 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/10(日) 00:52:40
>>687
「あっ、おはよー・・・」
ケイトは眠気眼をこすりながら、そう発言する
回線がオープンとなっていたため、おそらくエルトロスにも聞こえてしまっていただろう
「あれ、あなたはさっきの・・・。もしかして、私拉致されました?」
いまいち状況を理解できなかったため、突拍子もない発言をしてしまう


690 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/10(日) 00:56:47
>>687>>688
「3分後に両名ともブリッジに来たまえ。TEXチームもだ」
エルトロスとエンリフィア、その両者もTEXチームで抱え込むことになる可能性は十分あった。
顔合わせと二人への尋問は一緒に済ませてしまった方がいいだろう。


691 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/10(日) 01:10:17
>>690
「……私もーですよね?TEXチームじゃ無いですけど」

さすがにまだまだよそよそしい様だ。一応、確認をとった。
また右腕が吹き飛んだグングニールの格納を終える
流石にこのブカブカパイロットスーツを着たまま出ていくのは嫌だ。セーラー服に手早く着替えを済ませ、集合に応じる。

(……うー。エルちゃん先輩も来てるんだ。何言われるか解らないけど、急に消えて怒ってるよね?あとは妙に友好的な宇宙人さんか。合体メカの人達は行っちゃったんだっけか)

もうここのところ、解らない事だらけである。
もちろん、自分が民間人に戻れるかも含めて


692 : ◆Y8uKSMR.3I:2011/07/10(日) 01:25:34
>>690
「了解しました、すぐに向かいます」
着艦と同時にオルリヴィールのハッチを開いた
「顔見せか……緊張するね」
異星人との直接的なコンタクトというものは何度やっても慣れないものだ
『りらっくす、りらっくす』
「分かっているさ。とはいえ今回は完全にアウェイだしね。肝心なところで噛んでもせいぜい笑わないでくれよ」
軽口を叩きながらブリッジの方へ向かう


そうしてブリッジに現れたのは髪、瞳の両方が薄緑色の青年だった
年齢は二十歳前といった風に見える
微笑を浮かべながら興味深げに周囲を見渡している


693 : ◆tL.I1Fkj/Y:2011/07/10(日) 02:02:07
>>689
オープン回線で聞こえてくる寝ぼけ声。
その言葉に、エルトロスは笑みを浮かべて通信回線を繋ぐ。

「こんな所で寝るなんて良い度胸ね。とりあえず拉致は無いから安心なさい」

ある意味外見相応の尊大な口調でエルトロスはそう言い放った。

>>690
まるで羽毛が舞い降りたような、重力を感じさせない挙動で着艦するディアビス。
その後、抱え上げていたアインツェルを下に降ろすとディアビスの元に新たなる通信が入る。

「そう……ブリッジね、了解よ」

見知らぬ男──恐らくこの艦の司令──の言葉に了承の意を告げるエルトロス。
直後、コクピットハッチを開けたエルトロスは、ワイヤーを伝って館内へと直接足を踏み入れた。
彼女が身に纏う衣装は、大胆な切れ込みの入れられた扇情的な赤い装束。
その姿は神秘的な顔貌と相まって、何処か『魔女』という言葉を連想させる。
彼女の傍らに一匹の黒猫が付き従っているのもその一つの要因と言えるであろう。


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「ふぅん、元が元だけに良い趣味してるじゃない」

程なくして、エルトロスはブリッジへと到着した。
到着して一番の発言がこれである。ちなみに悪意は全く無い。純粋に賞賛しての発言である。

>>692
「あら、先客? 初めまして、私はエルトロス・アイカテリネよ」

どうやら先にブリッジに出頭していたらしき薄緑色の青年に、物応じせず声を掛けるエルトロス。
その物言いは何処までも自信に溢れていて、青年と同じ立場の人間とは思わせない物であった。


694 : ◆Y8uKSMR.3I:2011/07/10(日) 02:31:36
>>693
ブリッジに入ってきたエルトロスをちらりと見る
(赤いな……全体的に)

そして声をかけられると温和な表情を崩さぬまま返答した
「ええ。僕はエンリフィア=エールといいます
 先の戦闘ではお世話になりました」
所作の至る所から彼女の自信がにじみ出ているように思えて、思わず下手に出てしまいそうになる

(見たところ僕より年下のようだけど…まあ気にすることもないかな。立場は変わらないわけだし…多分)
それよりも欲しいのは情報だ。今の自分にはそれが決定的に不足している
「エルトロスさんはどうしてこの艦に?」


695 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/10(日) 02:50:53
>>693
「というか、私負けちゃったんですねー・・・。はぁ・・・」
別にこうして撃墜間近までいく経験は初めてではないが、たった一人の相手に良いようにあしらわれたのは初めての経験だ
自力で飛翔することが出来るほど、機体の状態も万全ではない
年下に背負われていくのを若干恥ずかしく思いながらも、艦へと帰還していった


>>690
「あー、私もか」
格納庫に到着したケイトは、アインツェルから飛び降りる
左手から右足にかけてバッサリと斬られており、ボロボロになった姿を見て、思わずため息をついてしまう
見れば、周りも重傷な機体ばかり。今回の作戦による連邦側の被害は甚大なものであった
「でも、これじゃダメ・・・。私がみんなを守らないとだめだよね」
(やっぱり、あの力を・・・)
そう思考した瞬間に、一瞬景色が歪んだように感じた
おかしいと思って目をパチクリさせるが、見えるのはごく普通、何の異常もない光景だった
気のせいだろうと考え、気にしないことにした
この気絶が彼女の能力の覚醒を少しだけはやめたことを、知る由もなかった
──優秀な、非常に優秀な念動力者なら彼女の目がおかしいことに気づくかもしれないが

>>692
「初めましてー。ってあなた誰ですか!?」
気絶していたのも相まって、状況がいまいち理解出来ていなかった
見知らぬ青年がいることに目をぱちくりさせている


696 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/10(日) 03:07:58
>>693
「……うげ。……や、やっほー先輩。なになに?その服、めっちゃエロチックですねー??私の事を誘ってるんですか?……あははははは」
紫亜が到着した時、既にエルトロスが居た。
下手な嘘までついて急に姿を消した手前、紫亜にとって非常に気まずいのである。
罰が悪そうに当たり障りの無い話題で誤魔化した。

>>694
「こんにちは宇宙人さん。ようこそ地球へ♪」
あちらは例の宇宙人の青年だ。お辞儀をして、とりあえずは地球の挨拶で迎えてみた。
先程の戦闘時に姿を見てはいたが、全くもって地球人と外見的には違いは無い様だ。


697 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/10(日) 03:12:47
>>696
「さっきはありがとう、紫亜」
紫亜を見つけたイータはお礼だけを言って、そのまま隠れるようにサクラの方へと向かっていった
やはり、いまだに距離感はあるものの、最初の頃に比べれば、ずっとましになった
サクラはそんなイータの姿を見て、ほっとひと息をつく


698 : ◆Y8uKSMR.3I:2011/07/10(日) 03:23:30
>>695
「初めまして。こちらの艦の方ですよね?
 訳あってお邪魔しているエンリフィア=エールという者です」

こういう時は第一印象が肝心だ。できる限りのな柔らかい情を浮かべ、挨拶を交わす

「長い付き合いになるかどうかはわかりませんが、宜しくお願いしますね」

>>696
この声は覚えがある。戦闘中に声をかけてきた女性だ
「ああ、先程の…こんにちは。
 それと『宇宙人さん』ではなくエンリフィア。エンリフィア=エールです。地球人さん、そちらのお名前は?」
悪戯っぽく指を立ててそう続けた


699 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/10(日) 03:37:48
>>697
「こちらこそ助かったよ。ありがとうイータちゃん♪」
ニカッとウインクを決める。実にいい気分だ。

イータからは出撃前に感じられたまるで“藤村紫亜の存在を許さない”気持ちみたいな物が薄れていっている様だった。

(イータちゃん、ちょっとは認めてくれたのかな?)

>>698
「ああーごめんなさい。宇宙人さん…じゃなくてエールさん??私の名前は藤村紫亜です。訳あってこの艦に乗ってるんですが、よろしくお願いします」

ひどく失礼をしていたみたいで慌てて謝る。見た感じ怒ってはいなさそうだが。


700 : ◆tL.I1Fkj/Y:2011/07/10(日) 04:11:10
>>694
「エンリフィア=エールね……覚えたわ。それと、世話をしたと言うほどの事はないわよ」

薄緑色の青年もといエンリフィアのお世話になりましたという発言に、僅かながら眉を顰めて答えるエルトロス。
どうやら先程の戦闘は彼女の中では些か消化不良な代物だったようだ。

「それより私がこの艦に来た理由、ね……まあ、それは直ぐ後にでも解るわ」

そして次なるエンリフィアからの質問に、エルトロスは今すぐの明言を敢えて避ける。
──恐らく、先程通信を送ってきた男にそれを言う事になるはずだから。二度手間はごめんよ。
言外にそう言った意図を含ませて。

>>695
ブリッジに入って来るや、エンリフィアの姿に目を瞬かせている少女。
──この煌波、彼女があの機体のパイロットね……ん?
そこまで思考して少女の瞳を見た時、エルトロスは僅かな違和感を感じる。
何時か、何処かで見たような……記憶の何処かに引っ掛かる、そんな違和感。

「偶然、かしらね……それより貴方、私の事は無視?」

とりあえずその事は後で考えようと思い、改めてエルトロスは少女に声を掛けてみた。

>>696
紫亜の姿を見るや、エルトロスはツカツカと歩いて行き紫亜の目の前で立ち止まり腕組みをする。
その姿はまるで、と言うより正しく『私、本気で怒ってるのよ?』と体全体でアピールしている様であった。

「し~あ~! 良くもまああんな取って付けたような嘘を吐いて戦場に出て……」

エルトロスは、段々尻すぼみになっていく台詞と共に紫亜の頬に優しく触れる。

「……訳も分からない内に死にそうになって、本当に、馬鹿……心配、したんだからね!」

エルトロスは言い切ると同時に紫亜の頬を一気に引っ張ろうとする。
その顔には行動とは裏腹に、そして言葉の通りに、心底心配したという表情が浮かんでいた。


701 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/10(日) 04:50:04
>>700
「うぅー!うー!いだいぃぃぃぃ!?マジで!痛いぃのぉ!ほっぺがちぎれるちゃううぅぅ!?/////」

ムギュー。そんな擬音がしそうなぐらい紫亜の子どもみたいなモチモチの頬がエルトロスに引っ張られる。
凄く痛くて涙目になる。その反面、自分より年下の少女に虐めを受けた事が禁忌に触れているかの様で紫亜を少し興奮させているのは秘密である。

「……あ。ごめんねエルちゃん先輩。……私、本当は買い出しに出た時に紆余曲折を経てグングニールに乗っててさ。……でもエルちゃん先輩の方こそ、こんなに小さくて可愛いのに危ない戦いなんかを……。訳が解らないよ」

あまりふざけてばかりもいられない。
エルトロスは本当に自分を心配してくれていたのだ。凄く胸が熱くなる。
問い詰められた紫亜は、グングニールに乗る様になった経緯を今度は嘘偽り無くエルトロスに全部を話した。


702 : ◆tL.I1Fkj/Y:2011/07/10(日) 05:35:50
>>701
「罰としてやってんだから痛くて当然でしょう!?」

女王様さながらの言葉を放ちながらグイグイと伸ばす伸ばす。
その姿がどことなく姉にじゃれつく妹に見えたりするのは、多分気のせいであろう。
ともかく、一頻り紫亜のほっぺを引っ張り続けたエルトロスは幾分気が済んだのか徐に手を離した。


そして発せられる、紫亜の言葉。
真摯な心で紡がれる嘘偽りの無い言葉を聞き届けたエルトロスは、大きく溜息を吐く。

「つまり、今もここに居るのは粗方貴方の意思って訳ね……呆れた、本当に呆れた」

ついこの前まで普通の学生だった人間が自らの意思で戦場に赴く。何ともまあ、無謀な話である。
正直な話、エルトロスは話を聞くまで紫亜が無理矢理グングニールに乗せられていると思っていた。
もしそうだとしたら表技裏技全て駆使してTEXチームから引き離す事も辞さなかったのだが。
……どうやら状況は思っていたのとは少々異なっているようだった。

「で、私? 私は……元々こっちが本職だったのよ。それで、貴方の事が心配になって、ね」

嘘は言っていない。確かにエルトロスは『元々戦う事を定められた存在』なのだから。
そして台詞の後半に関しても当然嘘では無い。ただ、それだけでは無い事も事実であるが。

「と言うか小さくて可愛い言うな。貴方だって殆ど体型変わらないでしょうに」

そして紫亜を睨み付けそう言い放つエルトロス。
二人の身長差は2cmほど。体格にしても殆ど同じ。何と言うか、五十歩百歩であった



703 : ◆rJzb6vv1uA:2011/07/10(日) 13:54:39
基地へと突撃し、1人で制圧してやろうという気構えで突入した
他の仲間達が敵機を引き連れているからこそのスタンドプレイ

「なんだよ……これ!」

トウジが見たのは基地を大きくえぐる黒い穴
綺麗にえぐられたそれは地獄に通じていると錯覚させるかのようだった
基地を制圧しようと勇んできたのにそこは基地とは言えない廃墟になっていた
トウジは穴を下り、基地の内部に侵入し何かを探そうと奥に入っていった

……ホリゾントに帰還する
他のメンバーより遅れて帰還したので整備兵に皆がブリーフィングルームに呼ばれていると口頭で伝えられ
足早に向かう

「すまん、遅くなった!新しく宇宙人が来たらしいが本当かよ!!」

>>698
見たこともない青年がいたので、こいつが宇宙人だなと勝手に決めつける
「おうおう!お前が噂の宇宙人だな!!エールっていうのか!よろしくな!」
馴れ馴れしく肩をバンバンたたく

>>701-702
「なにをちび同士で言い争ってるんだ?」
自分よりも頭一つ以上小さい2人の言い争いはかわいらしいと思えるもの
「お前らって仲がいいんだな。もとから知り合いだったのか?チンチクリンもリュコスと一緒なら宇宙人じゃねぇのか?」

トウジはあることを知らなかったのだが、なぜか違和感なく会話に入っていた
「あれ?なんでチンチクリンがいるんだ?」
トウジはディアビスが増援にきたことを知らない

「ところでクーガー少佐よ。敵の基地でなかなか面白いものを見つけたぜ」
指で小型記憶媒体をひらひらとさせている


704 : ◆YZUHAnFXK6:2011/07/10(日) 14:09:43
「駆動系のエラー……ね、まぁ仕方ないか……」

先ほどまで整備兵に捕まっていたユーリは、渡されたレポートを流し見しながらブリーフィングルームへと入ってきた
足のダメージだけだと思っていたら、腕の関節負荷がかなりかかっている……
流石に迎撃目的でショットシェルを乱射しすぎたのだろう、最もそう時間がかかる修復ではない

「なるべく戦闘を避けたことが吉と出たというべきか、ただ援護に使えるような兵装が少ないなしかし」
軽口を叩くように呟くが、実際はまったく別のことを考えていた。
そう……クラウソラスのことである。
TEXが2機とも強奪されていたということだけではない、もうひとつの理由――――

(形式ナンバー上2機の間に入り込むアルカエストはTEX落ちしている、メガリオンは確か……偶然か?)


>>698
「ようこそ、空からの異邦人さん」
手にしていたレポートを中指を挟むように折ると、何も手にしていない片手を軽く上げた。
ほんの少しだけ口元を吊り上げて笑みを作り、人当たりよさそうに掲げていた手を差し出した。

「俺はユーリ・クルス、話は聞いている、よろしく頼む」


705 : ◆Y8uKSMR.3I:2011/07/10(日) 14:13:56
>>699
「いえいえ、謝るほどのことじゃないですよ」
『じょーく、じょーく』
「そういうこと。ま、訳ありなのはお互い様ですけど宜しくお願いしますね、藤村さん」
トンボ型の自律AIがフォローを入れると、エンリフィアもそれに乗じるようにして続けた

>>700
「そうですか?ま、だったらただの社交辞令とでも受け取ってください
 曲がりなりにも敵のエースを退けたわけですからね」
おそらく彼女はこの戦績に満足はしていないのだろうが。
律儀な性格をしているな、という印象を受けつつ返答する

「ああ、それはそうでしょうね。後であの指揮官――クーガー少佐でしたっけ?
 あの方にも話さなければならないでしょうし」


「それにしても……お知り合いでしたか」
紫亜とエルトロスが話しているのを見て、自然と笑みが溢れる

>>703
「ええ、僕がその―――って、痛い痛い!」
突然現れ肩を叩いてくる男に驚きつつ、恐らくこの男がチームのムードメーカーであると当たりを付ける

「よ、よろしくお願いします。えーっと……」
名前が分からず言い淀む


706 : ◆Y8uKSMR.3I:2011/07/10(日) 14:23:36
>>704
「やあ、初めまして
 エンリフィア=エールといいます。よろしくお願いしますね」

本日何回目かの挨拶の言葉と共に笑顔を浮かべる
同時に差し出された手をじっと見つめて

「……えーっと…」
困ったように硬直
トンボ型AIをちらりと盗み見る
『握手、握手』
「ああ!ごめんなさい、失念していました」
発される機械音声の助け舟にはっと思い出したような表情を浮かべ、慌てて相手の手を取る

「すみません、何せ付け焼き刃の礼儀作法なもので」


707 : ◆YZUHAnFXK6:2011/07/10(日) 14:32:23
>>706
「あー、そうか……ハンドシェイクに意味がある何てこちら流だったな」
接触の為につれてきたのであろう、サポート用の多目的マシンの言葉と
それによって気づかされたエンリフェリアの仕草に、同じくユーリも気づかされたのだ。

「出来れば《そちら流》のこういった場の挨拶方法を教えて欲しい」
取られた手で軽く握ると、そうやって尋ねてきた。
口ぶりからするに、すぐにでもその方法で歓迎してくれるのだろう。
TEXメンバーの中では比較的まとも……なのだろうか、落ち着いた雰囲気をしている

「それと名前のどちらがファーストで、どちらがファミリーなのかも……な」
冗談めいた少し意地悪そうな笑みを浮かべた。


708 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/10(日) 14:47:33
>>703
「よくやった、サナダ」
トウジが差し出した媒体を受け取る。
「ホリゾント、解析を頼む」
『かしこまりました』
EOTI機関が造り出したホリゾントの解析機能は、現代地球最高水準のスーパーコンピュータに匹敵する。
彼女に解析を任せれば、ウィルスやトラップの類が仕掛けられていようが問題なく解析できるだろう。

「本題に入ろう。
エルトロス・アイカテリネ、今回の戦闘任務に参加した理由は?
エンリフィア・エール、君が言う『宇宙からの脅威』とは?」


709 : ◆rJzb6vv1uA:2011/07/10(日) 14:58:32
>>705
「ああ、わりぃわりぃ。俺はトウジロウ・サナダ!日本語で書くと真田 藤次郎っていうらしいぜ!
トウジって呼んでくれ!」

相手が宇宙人というがトウジにはなんの意味もないこと
いつも通りの馴れ馴れしい態度を崩すことはない

>>707
「そういえばエールは宇宙人だから独特の習慣があるかもしれないんだ
姿形が一緒だからなにも思わなかったぜ!」


710 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/10(日) 14:59:28
>>698
「こちらこそ初めまして!私はケイト・ラインハルトです。これからもよろし・・・」
ぺこりとお辞儀をしたところで、宇宙人という単語が出てきて、思わず前のめりにずっこけてしまう
「ふぇー!あなた宇宙人なんですか!凄いです!私宇宙人なんて初めて見ましたよ」
目をキラキラ輝かせ、エンリフィアへと詰め寄る
顔を近づけすぎていて、パーソナル・スペースに侵入しているのだが、彼女がそれに気づくことはなかった

>>700
「えっ、あぁ、すいません。さっき挨拶したから良いかなーって」
通信で会話を交わすのと実際に顔をあわせるのは全く異なる
無意識的に大分失礼なことを言ってしまっている
「あれ、あなたこの間会った・・・」
随分尊大な態度をとる店員だなーっとケイトの記憶にとどまっていた
「初めまして、私はケイト・ラインハルトっていいます」
握手を求め、手を差し出した

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最終更新:2011年07月13日 17:13
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