第5話 「刃―will―」 2

818 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/13(水) 18:00:05
>>810
「ウィリアムスめ、何を考えている?」
ふとアジュマーンが見上げた上空に、月光に照らされた白銀の艦体を発見する。
「成程……伊豆の奴輩か」
レヴァン・メトロファネスからその存在は聞き知っている。
また、レイモンドの言動にも得心がいった。ジュワユーズTEXチームの持ち物をいささか、しかも短期で盗みすぎた。彼らがTEX-11を見ればどういった行動に出るかは想像に難くない。
前方に立ち塞がる敵を薙ぎ倒し、ムラマサの横に立つ。
「貴様に死なれでもしたら寝覚めが悪い」
そう言って、マハ・ヤートゥはシシオウブレードを上段に構えた。


822 : ◆YZUHAnFXK6:2011/07/13(水) 18:23:28
>>814
「なっ……ショットシェルのバレルを蹴るなんて滅茶苦茶な―――!」
下手をすれば暴発し、腕と武器そしてTEX-11のが吹き飛んでも可笑しくは無い
故に真実は蹴り上げられたのではない、足が当たる直前にユーリ自信が咄嗟に腕ごとC・アームズを引き上げたのだ。
だからこそ踏み台にするほどの隙が出来たのである

踏まれた衝撃によって軽く下方に押し出されるも
空中で逆さまになるように無理やりマニュアルにて姿勢を制御。
その体制のまま、クルクルと右方向に機体を回転させつつC・アームズを再び構える。

「俺は踏む方が好きなんだよ……!」
ショットシェルではリーチが明らかに足りない
だがC・アームズのもう1つのモードならば十二分に射程圏内だ。
Lモード、長距離エネルギーランチャーへと切り替わったその銃の引き金を連続で引く。
敵の機動性が高いと踏んだのだろう、放たれた赤い閃光は微妙に角度が異なり
TEX-11の直前で交わり、そこからは扇状に広がるように放ったのだ。


824 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/13(水) 18:38:09
>>814
「『幽霊騎士』はちょい敵を作り過ぎてもたかな……?」

スパイダーネット。それの特性ぐらいは知っている。身動きが取れなくなるのは厄介。
横槍につぐ横槍。自分の招いた結果に苦笑いを浮かべる。

「……下がれ!」

一瞬表情と口調が変わる。
夜光剣から連続で放たれた孤状の斬波がネットを細切れに切断する。

「我が月の邪魔をするな。……いいな?」

THE MOONは連邦軍?の忍の様な機体とは交戦の意志は見せず忠告だけして、すぐにTHE HANGED MANの相手に戻る。

>>815
「……兄弟か。確かに私は許されん事をしてる。せやけど……報いは受ける。キミ達を全滅させた後、私も命を断つ事で」

にっこりと笑う。彼女が弟やアリスに見せる周囲を和ませるいつもの優しい笑み。
それでもTHE MOONは攻撃の手を止めない。

「この激流は不味いな。……流石にあんな水の力が出せるとは考えて無かった。…デュネイアス…アリス様は翔べるから大臣か。……なら私のやる事は!」

無駄とは思いつつも、気休め程度に前面で対エネルギーマントを備えて津波の盾になろうとする。


825 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 18:56:07
>>824
???「セレネは・・・セレネだけはアタシが絶対に死なせない!!!」

MOONの背後から青い物体が出現して、目の前の地面に飛び蹴りを放ち・・・大地を歪ませて水流を変える。

ハングマン「その機体・・・お前は・・・!!」

???「・・・ハァハァ。急いで来たら、なんかお腹空いちゃった。」

テヘっと舌を出して頭をかく青い物体の操縦者たる少女。上海にも出演した蒼き巨人、それが再び出現したのだ。

ハングマン「どうして・・・、どうしてお前までもがこの世界にいる!?アリス・ウィンザードといい、一体どうなっているというんだ・・・」

かつて、こことは異なる世界で闘った相手がまたしても眼前に現れたのだ。
事故的な世界転移と思っていた彼の意識は革命された・・・


826 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/13(水) 19:23:57
>>825
「ふふ……こんばんは、アスケラ。月の綺麗な夜やね?」

水圧は有らぬ方向へと向きを変えていた。
そう。何度も剣と拳をぶつけ合った宿敵。青い闘士アンドロマリウスがTHE MOONを救ったのだ。

「今はキミの相手をしてる余裕は無いんや。……私の命を終わらせるのはちょっと、待ってくれへんか……?」

アスケラも自分を狙ってやって来たのだろうと考えていた。しかし、今はアルカナティック・フレームを破壊するのが優先だ。アンドロマリウスと闘っている場合では無い。


827 : ◆OLze.DQMEw:2011/07/13(水) 19:46:16
>>822
メガリオンから放たれた赤い閃光。
それはムラマサの行く手を阻むように広がった。
ぶつかれば終わりである。しかし、避ける手だてはない。
はずだった…

ムラマサと赤い光の壁の前に1機の半壊した量産型ヒュッケバインMk-IIが割り込み、
ムラマサをビーム・サーベルで斬ろうとする。
ムラマサはそれよりも早くヒュッケバインの胸部を蹴り飛ばし、方向を変えた。
ヒュッケバインは赤い壁に直撃、爆発する。
ムラマサは腰に装備された2対の刀を抜き、爆風を利用してそのままメガリオンに疾風の如く接近、
メガリオンの右腕を狙った。

【ムラマサ 残りHP90%】


828 : ◆tL.I1Fkj/Y:2011/07/13(水) 20:09:40
放たれる正拳がメギロートを穿つ。
振るわれる蹴り足がバレリオンを引き裂く。
戦場に於いてディアビスは舞踏の如き動きで正しく敵を蹂躙していた。

「……ああもうっ、ウザったい!」

にも拘らず、エルトロスの表情には焦燥の色が浮かんでいた。
何せ彼女達に襲いかかってくる機体は、幾度破壊しようとゾンビの様に復活してくるのだから。

「ふぅ……やっぱり、元から絶たなきゃダメかしら?」

エルトロスは元凶と思わしき機体、魔術師に狙いを定めようとしていた。

>>825-826
月下に踊る2体の機動兵器にエルトロスは我知らず嘆息する。

「アンドロマリウスにソードスレイブ……偶然にしては出来すぎよね」

いずれも、姉にとっては懐かしいなんて話では済まないような存在。
その2機がこうしてこの世界で会い見えた事は果たして本当に偶然なのか?

「……何か、とんでもない事になりそうね」

小さな呟きは、メラン以外聞くもの無く大気に溶けていった。


829 : ◆YZUHAnFXK6:2011/07/13(水) 20:24:48
>>825
「……本当に壁はどうなっているんだか!」
TEX-11への発砲の最中、映りこんだ青い機体――――いや、鎧というべきか
悪態のような言葉だがその実は歓迎していた。
この状況を収めるだけの力が来てくれたのだ、歓迎しない訳が無い。

>>827
「運がいいじゃないかよ……!」
早い――――装甲をぎりぎりまで削って機動力だけを上げていると見るべきか。
魔改造としか言いようが無い、最大速度では勝ち目が無いだろう。
いや、おそらくは加速効率もあちらの方がいいに違いない、あちらは《専用》に作り上げられた機体だ。

「だが、瞬発力なら引けだけは取らない――!」
カウンター、それは最も彼が得意とする戦術。
迫るTEX-11に対して前方へとのめり込むように、倒れこむような瞬間的な超速度で迎えうつ。
接近戦に出たというのなら、右腕に持つC・アームズを打ち込む
もしくは保持しているだろうエネルギーソードを使うか――――普通ならばこの二択であろう。

右腕を二刀は的確に捉えた
前腕の中間に見事に滑り込み、火花を散らしながら減り込んで来る
右は捕らえられた、では左腕からエネルギーブレードを出すのか?

「俺は……根に持つタイプなんだ、よッ!!」
否、ユーリが繰り出したのは見まごう事なき右だ。
ミロンガには元々両膝にブレード状の鋭いウィングが取り付けられていた。
当然それはその延長戦であるメガリオンも保有している、これだけなら膝も攻撃手段として上がるだろう。
しかし膝蹴りでは刀の間合いには入り込むことは出来ない、となれば―――

右足を下からめくり上げるように、蹴り上げるハイキック―――カウンターとして選んだ攻撃は格闘ではなく肉弾だった。



830 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 20:31:28
>>826
アスケラ「もおぉぉ~、セレネのばかあぁぁぁぁ!!セレネのことを心配して、黒龍先生に土下座して何とかして隕石の落ちてきた所まで駆け付けて来たのにぃ~!!」

アンドロマリウスに乗っている少女・アスケラは戦場だというのに呑気なものである。相変わらずおっとり調なのにツンケンな態度のセレネに対して不満を露わにし顔をプゥ~と膨らませる。

ハングマン(何なんだコイツ・・・。これがアイクラ・プラネタで猛威を奮ったという出処不明の特機だというのか?)

ハングマン「ええぃ、二人まとめて・・・!」

アスケラ「・・・!!やらせるもんか!はああぁぁぁぁぁぁああっ!!」

ハングマンの反撃を察知し、アンドロマリウスは両手に練気を溜める。そして、バチバチッと腕に紫電が発生し

アスケラ「武王閃光掌!!」

アンドロマリウスは飛び上がり、スパークした拳を相手にぶつける

ハングマン「やらせるか!ウォーターゲート!!」

対するハングマンはウォーターゲートで防御を固める。・・・が、それが仇となってしまったのである。

ハングマン「ウググッ!!?しまった、波動変換装置がショートを!?」

水の壁を経由し、機体から放出されている波動エネルギーを伝って機体内部からショートを起こしてしまったのである。
動きが止まった逆さまの鎧機人。まさに好機。

アスケラ「今だよ、セレネッ!!!」

全てを彼女に託し、アンドロマリウスは着地する。


>>828
アスケラ「えっ・・・この気はリュコスちゃん!?・・・うん、違う??」

ディアビスに反応を示すアスケラ。


831 : ◆OLze.DQMEw:2011/07/13(水) 20:56:32
>>829
「あだぁ!?」
メガリオンの右脚が胴体にヒットする。
ここで初めてレイは念動フィールドを使い、威力を減衰させた。
一旦、ムラマサがメガリオンから離れる。
「こりゃ、秘密兵器使わんなきゃヤバイってやつ?」
ムラマサの腰部アーマーから2発のグレネードが発射される。
グレネードが爆発する。その時、メガリオンの周囲が広範囲にわたって煙に覆われた。
スモーク・グレネードであった。
煙と共に金属の破片のような物も空中を舞っていた。

「さて…これ使わせるからにはよく見とけよ?
 敵さんに見せるのは初めてなんだからよ?」
一部のパイロットは気づくだろう。
煙の中で念が高まっていっているものがあると。

【ムラマサ 残りHP78%】

833 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/13(水) 21:32:11
>>810
シグルド改はレンダグルランチャーで破壊、アリスは意にも返さないとばかりに剣で粉々に砕く
あくまでも、アリスの狙いはマジシャンとハングマンのみ
彼女の意識は研ぎ澄まされていた

>>811
「人形が人形を辞めるのは簡単なことだよ。誰かを信頼し、誰かに信頼して貰う。対等な関係を、信頼出来る関係を……それだけだから」
彼女の歪んだ価値観を変えたのも、ソルとセレネであった
ずっと孤独だったアリスにとって、二人は眩しい太陽と月だったわけだ

>>813
「悲しいな……。あなたに必要だったのはきっと妄信するわけでもない、ただ純粋に信頼してくれる人だった」
マジシャンの敵意とともに彼女の感情が念を通して伝わってきた。
ナイフをその身に刻まれ、デュネイアスはダメージを受ける
が、左手はマジシャンを抱きしめるように支えていた
「壱の太刀」
瞬間、世界が割れた
バチバチと雷を纏った剣を縦に構え、そのまま両断せんと振り抜いた
【残り耐久70パーセント】


834 : ◆YZUHAnFXK6:2011/07/13(水) 21:34:59
>>831
TEX-11が後方へと引くと同時に、センターで捕らえたままこちらも後方へと下がる。
腕と共に切り落とされた、C・アームズを手に取るためだ。
地面に転がった右腕を素早く手に取り、戦闘態勢を整える

「チャフ・スモーク……か」
互いに距離をとったこの状況でのスモーク・グレネード
何か仕掛けてくる以外に考えられない、煙幕に紛れるということは射撃攻撃である可能性は極めて低い。
なぜならば、相手もチャフの混じったこの煙幕ではこちらを捕らえられないはずだ

となれば何らかの近接攻撃、あの2刀はどちらも片手持ちが出来る程度のもの。
伸びる―――とは思えない、そして突如として増幅した敵の念動力。
この煙の中を念動力による直感を頼りに、相手はこちらに踏み込んでくるだろう。

(ここまで分かるならば、敵のテリトリーに居るのはフェアじゃない)
データ通りならば敵は空を飛ぶことは出来ない、上空へと飛び立てば巻くことも可能だ。
だがそれでは“つまらない”、だったらこちらも全力で相手をするべきだ

強化ガラスに包まれた赤いスイッチ、それに手を伸ばしキーボードを叩くように軽やかに付ける。
システムAIM――――メガリオンに搭載された外部演算処理機構との脳波コネクト
そしてそれに伴う単体での情報収集能力向上の為の念動知覚範囲の拡大、脳波コントロールというラグが極めて少ない操作方法に対する機体の高速化という回答
総合的なリミッター開放及び念動ブースト、それはTEX-11が放つ鋭い念をまるで剣閃の軌跡のように察知する。
同時にこちらの念も強く無尽蔵に広くなったのだ、相手側からしてもこちらを捕らえやすくなったのは違いない。

「乗ってやる、勝負事は熱い方が好みなんで……な」
煙幕のお陰か視覚という概念が排除されている、情報処理が念による感覚だけになったお陰で頭痛は薄い

「だが……きちんとそちらもベットして貰おうか」
コックピット内でユーリは不敵に笑った。


835 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/13(水) 21:41:23
>>828
「凄いなこの子」
念の力の大半を失った自分でも分かるほどの念動力
おそらく、彼女が会ってきたものの中でもトップを狙えるほどの凄まじいまでの強い力だ
「昔の私と同等クラスかも……。いや、分かんないけど」
ガンエデンの巫女──サイコドライバーとしての力を自在に使いこなせる存在と同等クラス
そんな埒外じみたものをエルトロスから感じていた
かつての自分ならサンプルとして死に物狂いで、捕獲しただろうな、と自嘲するように笑う


836 : ◆rJzb6vv1uA:2011/07/13(水) 21:45:51
「セレネェェェェェェェェェェェェ!!」

怒りの声とともにトウジが飛び出す、その怒りでトウジの念がまた黒くなる
戦場を包み込むような念動力により、そこにいる誰もが彼の存在に気付くだろう

セレネの都合など無視して、セレネに切りかかる……
しかし、ドラグーンの剣はMOONではなく、ハングドマンを狙っていた

「セレネをやるのは俺だぁ!誰にもやらやらせねぇぞ!」


837 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 21:47:10
>>833
ハングマン「対等な関係・・・信頼・・・、そんなもの必要ない筈だ!その筈だ・・・った。」

彼の中にある何かが揺らいでいる。ふざけた話しだと言い返しきれない・・・言葉が詰まる。絶対的な自信がない。

ハングマン(『ワールド』に心酔しているマジシャンはまだしも、俺は疑っていた・・・疑い続けていた・・・『ワールド』の起こしたサンダルフォン機関への反逆。奴も目覚めた自我に従っているとでもいうのか?だとしたら、俺たちは・・・)

いけない、このまま考えて続けていたら自己存在否定に繋がる。最早、何のために戦ってきたのか・・・なんのために命令を遂行してきたのか全てが分からなくなっている。

ハングマン「・・・・・・アリス・ウィンザード、役目を終えた巫女が異なる世界で生き続けるのはどうしてなんだ・・・、どうして今も抜け殻のお前が戦う?」

これが最後の問いになるだろう。彼には何となくそんな気がしていた。


838 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/13(水) 21:50:03
>>830
「……でも私はキミ達を騙して裏切った。……許せないはずや無いの、私を?」

だが、現にアスケラは無理を言ってセレネを助けに来てくれている。
不思議な気分だった。

そして、武王閃光掌でTHE HANGED MANの動きがショートする。
その隙を作ってくれた“友達”
「……ごめんな、アスケラ。私の最高の……ともだち」

セレネはアスケラに感謝を伝えるが雑音が入って最後の方は上手く聞き取れなかったかも知れない。

「終わりやハングマン。夜光剣……雪月花!」

疾走。そして、質量を持った黒き分身と共にTHE HANGED MANを無数に斬り刻む。

>>836
「ドラグーン。……トウジクンか」


839 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 21:51:34
>>836
アスケラ「トウジくん、ちょ・・・ちょっとタンマあぁぁ!!」

前回の上海の時とは違い、彼女は記憶を取り戻している。セレネに向かっていたので、アスケラは止めに入ろうとするが・・・

アスケラ「・・・って、あれっ?ふぅ・・・トウジくんはトウジくんのままか。・・・・・・良かった。」

それでも彼の刃はセレネを打ち取らんとするマジシャンに向いていたので、彼女は胸をなだめおろす。


840 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 22:07:51
>>838
アスケラ「・・・・・・答えは一つ。うん、セレネは・・・・・・・アタシのサイッコーのともだちだからねッ!!!」

この感覚がとても懐かしい。もう幾年前の事だったろうか・・・・・・突如として“あちら”の世界に出現して、その時たまたま隣にいた機体。
色々あって対決してる途中にロイド・・・だったかそんな名前の青年の仲介によりアイクラ・プラネタというレジスタンスに共に同時入隊。
それから時に競い合い、時に歓談し、時に助け合い、時に支えあったかけがえのない仲間。
彼女は心を通わせた少年と結ばれ、それを誰よりも祝福したのは他でもない自分。
――――しかし、それは裏切られてしまった。告げられた真実、現れた本当の敵。
それでも・・・・・・アスケラは信じた。少年と幼女と共に、彼女の事を。
それは世界が変わっても揺るぎはしなかった。否、する筈がない。

アスケラ「覚えておきなッ・・・・・・・セレネはお人形なんかじゃない。アタシと同じ人間だッッ!!!」

ハングマン「うぼあぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!?」

THE HANGED MANに全ての斬撃が迫り来る。四方、六方、八方と止むことなく切り裂かれる。

【残りHP30%】

ハングマン「・・・・・・クッ、バランサーもエンジンもイカれたか・・・。最早、自爆すらすることが出来ないのか・・・・・・。俺も・・・・・・・・」

言い残す前に、速やかにTHE HANGED MANは撤退してゆく。彼の中で全てが壊れたように感じた。

【THE HANGED MAN撤退】


841 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/13(水) 22:22:41
>>836、>>838
「ちょっとトウジさんどうしたの!?」
「いけない・・・、憎しみに飲まれちゃダメ」
急変をするトウジに驚くケイトと、憎しみの感情を感じ取るイータ
アリスはというと、アスケラとトウジの存在に驚きを隠せていなかった
「実験室のフラスコ・・・いや、まさかな」
ガンエデンにリンクしたときに、彼女のオリジナルであるナシムから聞いた言葉
どこか作為すら感じる転移に、何か意図がある──そう考えざるをえなかった


842 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/13(水) 22:26:22
>>837
「私が生きている理由か……そんなもの決まっている──そう約束したから」
ガンエデンを自爆させるその前に・・・ソルから生きてください、そう言われたのを覚えていた
だから、彼女は生き続ける。二度と会えなかったとしても、自らの生まれた意味を見つけるために


843 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/13(水) 22:27:48
>>841
マハ・ヤートゥは脚部を四脚に変形――肩のレクタングル・ランチャーをアインツェルに向けて発射。
「余所見をするな……」
四脚特有の滑るような動きで接近しつつ、アジュマーンはアサルトライフルで牽制する。


844 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 22:29:34
>>842
ハングマン(そんな・・・そんな不確かでカタチのない物のためだけに、生きてゆけるものなのか・・・!?だとするならば、俺は・・・・・・)

離脱してゆくさなか、彼はアリスの言葉をずっと噛み締めていた。


845 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/13(水) 22:30:23
>>843
「えっ、あわわわ」
間一髪のところで気づいたケイトは、皮一枚のところでレクタングル・ランチャーを避ける
「DC残党の方ですか、行きますよ!」
お返しとばかりに、連結型ビームキャノンを放つ
けん制など気にせずに、何度も何度も


846 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/13(水) 22:39:40
>>845
アジュマーンはビームを回避する。左手の小ぶりなシールドで急所への直撃を防ぐ。多少は装甲をかすめるが、内部機構にダメージが及ばなければいい。
ビームを回避して前進した先に、間合いが存在する。
右肩に鞘ごとマウントされた刀の柄を握る。鞘が縦に割れる。そこからシシオウブレードを引き出す。
「――しいッ!」
鋭く呼気を発し、マハ・ヤートゥは殴りつけるような上段の剣撃をアインツェルに見舞う。


848 : ◆rJzb6vv1uA:2011/07/13(水) 22:43:01
「邪魔者はいなくなったな……セレネ!!」
MOONに向き直る。その殺気は先ほどまでよりさらに激しい物になっていた

「わざわざ俺に殺されに来たとはいい度胸だ!!」

トウジの怒りはまさにいまが臨界に達していた

「今日こそ!その命を!貰い受ける!!」
トウジはビームブレードをMOONに向けた


849 : ◆OLze.DQMEw:2011/07/13(水) 22:51:34
>>834
相手側の念も強くなっていくのをレイは感じた。
「また、カウンターかい?だが、これには通用しねぇぞ?」
ムラマサの刀が青く光る。念動力が流れているのだ。
ムラマサの青いツインアイが赤く変色する。
「奥義ー十六夜」
その瞬間、メガリオンに対しムラマサが襲いかかる。

複数のムラマサが。


850 : ◆tL.I1Fkj/Y:2011/07/13(水) 22:57:36
>>830,835
この乱戦で此方に気を配った2機に対してエルトロスは艶然とし微笑みを浮かべる。

「流石、と言っておくべきかしら?」

そうこうしつつも、攻撃の手は全く緩まない。
機体を動かしてるのはメランなのだから当然と言えば当然なのだが。

>>836
その時、突然吹き上がる黒き念。発生源は……トウジロウ・サナダ

「……なるほど、確かに姉さんが言う事はあるわね」

揺らぎは激しいが、ピーク時には自分に匹敵する程の強念を放つトウジに、感心するエルトロス。
しかしながら意識の内では注意深く見極めを行おうとしている。

>>848
そして、案の定これである。

「っ! この、バカトウジ! なにやってるのよ!?」

姉から話を聞いていた彼女にとっては仲間割れとしか思えない行為。
何らかの事情がある事は解るが、それでも……

「あんた等が共倒れとか姉さんに申し開きが立たないわよ!」

……姉にとってはどちらも大事な仲間なのだ。
だからこそ、エルトロスはディアビスを2機の間に強引に割り込ませた。

「止まりなさい、トウジ!」


851 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/13(水) 23:05:42
>>848
「させない・・・!」
アリスは凄まじい踏み込みで、一歩で距離をゼロにした
「セレネは絶対にやらせない。来い、サナダ・トウジロウ、私はアリス・ウィンザード、お前の敵だ」
トウジロウの村を焼いた悪魔のような天使。
自らその名を名乗ると、刀を振りぬき、強引に割り込んだ


852 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 23:08:14
>>848
アスケラ「トウジくん、だめぇぇぇ!!!」

アンドロマリウスが再び、腕にプラズマを纏いながらテンペストドラグーンに接近する。武王閃光掌で無理矢理にでも止めるつもりらしい


853 : ◆Y8uKSMR.3I:2011/07/13(水) 23:08:25
「特機が沢山か…燃えてくるね」
軽口を叩きながら手にしたライフルで敵機を狙い撃つモスグリーンの機体
此処に至るまでの数日で正式にTEXチームへの合流が認められたオルリヴィールだ

>>836,848

(気合入っているなあ……どうやら知り合いみたいだね)

「それに、どうやら気合だけの問題でもなさそうだ」
念動力を持たないエンリフィアでさえ、なにか超常の力が働いているのを感じていた
「了解です。ただ、いき過ぎないでくださいよ」
微笑を湛えながらも熱くなり過ぎないように釘を刺すが


「これは……どうやら雲行きが怪しくなってきたね」
周囲の反応を見るに、二人がただの知り合いではないということは判別できる
(先日言っていた異世界関連……と見るのが妥当かな。とにかく今の僕に出来ることは――!)

不安定な状態の味方に敵を近づけさせないこと。これに尽きる

「生憎大勢を相手取るのは得意でね……ゾンビだろうとお構いなしさ!」
軽やかに上空へ舞い上がると、空から敵の量産機を次々に撃ち落としていく


854 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/13(水) 23:27:41
>>833
「あぁぁ!!違うデス!違うデス!クロノは私を……!私を……!あああ!アリス・ウィンザードぉぉ!!死ね!死ねDEATH!!」

半ば狂った様にナイフを何度も何度も斬りつけるTHE MAGICIAN。そんな隙だらけの時にデュネイアスの居合いの一撃が

「ぅぐおぉぅぅぅ!?ひゃああぁぁ!?」

THE MAGICIANに直撃する。痛みに耐えながら、ジャミングを使って後ずさるTHE MAGICIAN。ビリビリに破けたマントからは何本もそれこそ100以上のナイフがこぼれ落ちて来ている
【THE MAGICIAN 残りHP50%】

「クロノは私をちゃんと見ていてくれるのデス!!」

「……いや、マジシャン。キミはクロノに騙されてるだけや。……奴はアルカナ達を捨て駒にしか見てないんや」

「……う、うそ!?嘘嘘嘘!!ムーンの言うことなんかぁぁ!……嘘デスよね……?」

今にも泣きそうな程、狂乱して、コクピット内で地団駄を踏むマジシャン。かなりの荒れ具合である。
そこに――彼女の求める、彼女の欲している者の声が届く。

『マジシャン。落ち着くんだ……ムーンは嘘を言って君の動揺を狙っているのだよ。私は君を捨て駒だなんて思ってはいないよ』
「ああ!クロノ!クロノ!!」
宇宙からマジシャンの様子を見ていたクロノは、彼女に甘く囁くように声をかける。
その鶴の一声で、マジシャンは失われつつあった気力を最高までに高めた。

『ああ……愛しているよ、マジシャン。だから、君の命を私にくれ。切り札を使って私の邪魔をするムーンを倒すんだ』

要は自爆装置を使えと言っているのだが、マジシャンは彼の言葉を素直に信じている。

「……ほら見ろ!クロノは私を愛しているのデス!!……なら、もう何だって!」

マジシャンは自爆装置のセキュリティを解除し指紋認証の起爆スイッチに手をかけた。
THE MAGICIANが発光し、全身には黒いオーラの様なものが見られる。
この発光こそが切り札を発動した時の目印である。

「……なんやと!?切り札を発動したんか!?……地球軍のみんな、それ以外の機体も!!今すぐ!今すぐ!あの機体から離れるんやー!なるべく遠くに!!」

セレネはこの場に居る全機に伝わる様な大音量と念動力で危険を呼び掛ける。……無論、彼女はTHE MAGICIANを時間内に破壊するつもりであり、脱出などは考えていないが

「……んふふふ!!クロノの愛が有るならば、わたしにはこの程度の魔法が可能です!!……今までと出力がぜんぜん違うんですよ!?……フィナーレまでの三分間、どうぞ私の魔法を楽しんで下さい!!」
【THE MAGICIAN 自爆装置発動】


855 : ◆YZUHAnFXK6:2011/07/13(水) 23:28:26
>>849
白い闇に映りこむ赤いその瞳
読みどおり踏み込んできた、ならばこの勝負は――――

背部に取り付けられたバインダースラスター、そして脚部に取り付けられたハッチ。
通常ならばここから放たれるのはミサイル―――至近距離のミサイル発射による自爆まがいの攻撃
しかしこの間合いでは近接攻撃のTEX-11の方が早いだろう。
その通りTEX-11の刃は金属に触れる感触を与える、この煙幕の中感触だけでしか命中を感じることは難しい。
メガリオンは確か盾を持っては居なかった、つまりこれは何らかの部位に刃が当たったことになる。


その装備を知らなければ誰もがミサイルによる自爆と読むだろうが、違う
メガリオンに搭載されたT-LINK武装はどれも“AIMシステム起動時にしか使用することが出来ない“
そして、ミサイルの変わりと言ってはなんだが、この状況下でAIM起動時ならば使用できる武装がある―――
自己を中心に放つ6つの念動による緑色の閃光
それは放たれた刹那、メガリオンを中心に意志を持つように走り回る。
―――T-LINKホーミングレーザー

「ベットはしたな、だったらきちんと貰っていくぜ……ッ!!」
この煙幕の中でも自在に操ることが出来、複数の敵を同時に打ち落とすことが出来る
だが、刃がその体を切り裂いたはずだ

切り裂かれてもいいようなものがあっただろうか
1つだけあった、切り落とされた右腕とそのC・アームズ―――それにより、無理やり急所への被弾をごまかしたのだ

《HP34%》


856 : ◆tL.I1Fkj/Y:2011/07/13(水) 23:43:05
>>854
「ああっもう! 次から次へと厄介極まるわね!」

端から見ても一目瞭然な異常を示すTHE MAGICIANに、エルトロスは歯軋りしたい思いに駆られる。
それは何も機体に対してだけではない。
あれに乗る搭乗者の、狂気に満ちた愛情。それが理解できる……出来てしまうが故のもどかしさ。
――ともすれば、私も――
そんな事を考えながら、エルトロスはTHA MOONに対して答えを返す。

「一機より二機の方が確実でしょ? ……そう言う訳で付き合うわよ」

――あなたが死んだら姉さんが悲しむし、ね。
そんな事を考えながら、エルトロスはメランに指示を出す。
そしてディアビスはTHE MAGICIANへと一気に肉薄、漆黒の杖を振るい攻撃を仕掛ける。


857 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/13(水) 23:46:33
>>846
「むっ! なかなかやりますね!」
グロウエッジを構え、シシオウブレードを防ぐ。
レーザー対艦刀であるグロウエッジとぶつかりあって、シシオウブレードの方が折れないのは流石というべきか。
「とぉ!」
グロウエッジを横にそらし、強引に鍔迫り合いを解除。そのまま横にスライドしながら、袈裟斬りを放つ。

>>854
「逃げないよ・・・セレネを置いて、逃げられるわけない」
アリスは覚悟を決めた、といった表情をする。
もちろん、死ぬ気はない。マジシャンを──かつての自分を打ち破る覚悟を決めた、ということだ。
「さあ、行くよ。あの哀れな子を救う──天使になるんだ」
日本刀をさやに収めると、デュネイアスの爪が肥大化する。
それと同時に、今の騎士の姿をしたデュネイアスには不釣合な翼が生え出る。
猛スピードでマジシャンのもとに肉薄すると、その爪で引き裂かんと、振り下ろす。


858 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 23:52:25
>>854
アスケラ「アタシは・・・一緒にいるよ。よーし、久しぶりに合わせていこっか・・・セレネ?」

アンドロマリウスは準備万端であった。かつての様にコンビネーションでやっつけよう、とセレネを誘う

アスケラ(今のセレネはまだ・・・分からない。でも、アタシは信じたいな・・・・・・そうだよね、リュコスちゃん・・・カイルくん)


859 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/13(水) 23:59:25
>>857
「む……対艦刀か」
相手がもがくように動く。鍔迫合の均衡が崩れる。相手の袈裟斬り。
アジュマーンは腰にマウントしたコールドメタル製のグルカナイフを抜き、受け止める。
「貴様もやる……が」
マハ・ヤートゥの出力は特機並。その上ビームコートを施したグルカナイフは対艦刀でも60秒は打ち合えるはずだ。
「押し切る」
シシオウブレードの切先がアインツェルのコクピットに向けられた。


860 : ◆OLze.DQMEw:2011/07/13(水) 23:59:36
>>855
「へぇ…そう来たか」
レイがユーリのとった行動に感嘆する。
「俺が行動を読み切れなかったとはね」
ムラマサは欠損は免れたものの、各所の装甲がひび割れていたり、スパークが起きていたりした。
「まだ奥の手が一つあるんだが…あれじゃあね」
そう言って、THE MAGICIANの方を向く。
再びメガリオンの方に向き直して聞いた。
「アンタの名前を聞いておこうか」

【ムラマサ 残りHP40%】


862 : ◆rJzb6vv1uA:2011/07/14(木) 00:02:49
>>851
「アリス・ウィンザード!!!てめぇまでいやがったのか!」
トウジの怒りが限界を超える
「俺をこけにしやがって!てめぇらが俺にしたことは……俺たちにしたとこは!!」
トウジがアリスに向けてめちゃくちゃにブレードを奮う

>>852>>850
「俺の邪魔をするなぁぁぁ!!」
2人の制止を無視してアリスに向かう


863 : ◆Y8uKSMR.3I:2011/07/14(木) 00:07:22
>>854

「なんて禍々しい…あれはどこをどう見ても不味いだろう!」
攻撃の手を緩めずに、これまでとは異なる様子を見せるTHE MAGICIANを映像に映すと呟いた

「ここから離れろ、だなんてね……それではなんのためにここにいるか分からないじゃないですか
 おせっかい?知らないですよ、そんな事は」
しかし通信が入ると変わらぬ微笑と共にエンリフィアは言葉を紡いだ



865 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/14(木) 00:13:38
>>856
「……三分間であれを倒さないとこの辺一帯は……完全に何も残らなくなる。……どないな命知らずかは知らんけど協力に感謝するよ」

エルトロスの協力に応じる。この念動力の形質と大きさにはかなり驚かされた。

(念動力の強さはピーク時のアリス様に勝るとも劣らへん程の強念。……でも、そんな事よりリュコスの念に凄く似てる、いや……でもあの子は確かに)

以前の世界での仲間の事を思い出していた。エルトロスの念はその仲間にそっくりなのだ

>>857
「いや、でもアリス様。……ああ、もう何も言うまい。アリス様、一緒にマジシャンを終わらせてやりましょう」

アリスを危険にさらす訳には……とも考えたが、今はもうセレネが護ってやる程、彼女は内面も未熟では無い。

>>858
「おっけーや……久しぶりやけど、なんとかアスケラの攻撃に合わせるよ」

ここにもバカが居た。だが、あえて止めはしない。アスケラは頼もしい仲間だ

>>863
「……協力に感謝するで。その機体は射撃機やね?THE MAGICIANの牽制を頼むわ」

咄嗟に機体特性を断定した関西弁の少女。
時間は限られている。もうなりふり構ってはいられないのだ


866 : ◆YZUHAnFXK6:2011/07/14(木) 00:14:10
>>860
晴れてゆく白い闇、メガリオンの頭部右半分は刃によって痛々しく切断されていた。
それだけじゃない……既に切り落とされていた右腕に当たることは一切の躊躇が無かったのか
さらに短く切り落とされ、膝のブレードウィングもその先端を無くしている。

「当然……データ漏洩を防ぐために、わざわざTEXじゃなくしたんだから……な」
AIMによる頭痛によって顔を顰め、軽く歯を食いしばる。
無我夢中なこの呟きは、本人も一切自覚が無い言葉だった

「俺はユーリ・クルスだ」
その問いかけに答えながら、モニターに映りこむMAGICIANを横目で見る。
ギリギリ飛ぶことは可能だろう……
全く、足と背中にホーミングレーザーを取り付けたのはベターな選択士だったといわざるを得ない


868 : ◆OLze.DQMEw:2011/07/14(木) 00:30:53
>>866
「俺はレイモンド・ウィリアムス…愛に満ちた戦士さ」
レイはこのような状況であるのにも関わらずジョーク(本人の意思は不明)を飛ばした。
「さて…んじゃ、逃げる前にもうひと仕事してきますかね」
ムラマサが再び動き出す。内部は全く損傷がなかったようだ。
「ま、生き残んなさいよ?アンタ等を討つのはこの俺様…ってね」
ムラマサが再び高速移動を始める。その先にはテンペスト・ドラグーンがいた。
一瞬でアンドロマリウスとディアビスの間を駆け抜ける。
「ハイ、失礼しますよー」
テンペスト・ドラグーンにある程度近づくと、右腕の掌から針のような物を撃ち込んだ。
「じゃ、また!オッサン、先行っとくわ!」
ムラマサはそのまま去っていった。

【スタンショック改(×2)でテンペスト・ドラグーンを攻撃】
【ムラマサ 撤退】


869 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/14(木) 00:32:50
>>865
アスケラ「やったー!それでこそ、セレネだよ////」

事態は急を要する一大事だというのに、満遍の笑みでセレネを受け入れる。

アスケラ「燃えてきたぁぁぁ!!!」

【気合、熱血】

アスケラ「この灼熱の想いを力に・・・我が武王拳の神髄を見なさいッッ!!」

闘気全快で、ゆっくりとマジシャンの機体に向かって近づく。一歩一歩進む毎に大地が戦慄いているのが分かるだろう。

アスケラ「たあぁぁぁっ!!」

気合いを入れて地面を蹴り、急速接近・・・そこから足技の一撃で吹き飛ばしてセレネに送ろうとする

アスケラ「せーのっ!!武王紅蓮脚!!!」

反対側からセレネの一撃を期待して、炎に包まれたキックを敵に思いっきりお見舞いする。


870 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/14(木) 00:34:13
>>859
「これは……まず……!」
グロウエッジはコールドメタルナイフによって止められており、彼女を守るものは何もない。隙だらけ、完全に攻撃をもらうタイミングだ。
すると、頭痛のような感覚と共に、その攻撃を回避するビジョンを垣間見る。
──このとおりに行動しよう。
刹那、右に反応することで直撃を避ける。さらにグロウエッジを握っていた手を離すことで、強引に硬直状態を解除した。
空中から落ちてくるそれを受け止め、瞬間、振り向くことなく、後ろに向けてビームライフルを撃った。
【残り耐久79%】


>>862
「私に当たるのは良いさ。私は貴方達に取り返しのつかないことをしてしまった。でも・・・セレネは違う」
そう言いながら、攻撃を捌いていく。怒りに任せただけの攻撃、今の彼女に当たる道理もなかった
「彼女はずっと悔やんでいた・・・ずっと、ずっと。私はそれに気づいてやれなかったんだ!」
ZOソードを下から斬り上げることで、テンペスト・ドラグーンのブレードを上空に飛ばす
そして、そのまま剣を振り下ろし、テンペスト・ドラグーンに止めをさす・・・ということはなかった
「・・・すまなかった、許してくれとは言わない。でも、セレネのことについては分かって欲しい。彼女だって、好きでああしたわけではなかったんだ」
アリスはそう言うと、剣を鞘に納めた。


873 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/14(木) 00:40:09
870
「何……?」
かわせるはずのない攻撃がかわされた。奴も念動力者だったというのか?
更に飛来するビームの矢。急所は外したが、左腕のシールドは真っ二つに砕けた。

871 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/14(木) 00:36:22
>>868
「見た目通り、逃げ足の速い……」
アインツェルから距離を置き、左肩のレクタングルランチャーを乱射。
マハ・ヤートゥの姿は濛々と立ち昇る土煙に紛れた。
「面白いな」
それだけを呟き、アジュマーンは戦場から去った。

872 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/14(木) 00:39:42
>>865
「分かった、あれを終わらせてやろう」
ふと、セレネと息ぴったりのアンドロマリウスの姿が瞳に写る
──なんだか、嫉妬しちゃうな
アリスにとってセレネは最初にできた友達だが、彼女にとってはそうじゃない
ふと、ソルのことを思い出す。アリスにとって、セレネ以上に大切な唯一の存在
「後で、セレネに聞いてみようかな」
小さい声だが、どこか嬉しそうな声でそう言った──

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最終更新:2011年07月15日 16:12
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