第5話 「刃―will―」 1

784 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/13(水) 00:42:33
ミッドウェイでの決戦から数日が過ぎた
アイネイアスとの戦闘による損害はかなり大きかったようで、大規模な補給を受け、ミッドウェイ付近のハワイ基地で待機する状態であった
そんな折、アフリカ大陸にて、怪しげな集団による活動が頻繁に目撃されたとの情報がはいっていた
最近では、『亡霊騎士』と呼ばれる存在が、その怪しげな集団と戦いを始めた、との情報も入ってきている
どうにも、きな臭い、そう感じた上層部はTEXチームをアフリカ大陸に派遣するように命じる
万全な状態とは言えないものの、命令を拒否する権利もTEXチーム側にはない
しぶしぶながら、了承すると、その日、ハワイからアフリカ大陸に向け出発することとなった


一方、同時刻、青髪の少女はため息をつきながら、広大なアフリカの大地を進んでいた
亡霊騎士と呼ばれる謎のロボットと統一性のないロボット軍団とが衝突している、との依頼が少女宛にきていた
最初は実態の見えない仕事であるがゆえ、断るつもりだったのだが──何分、報酬額が魅力的だった
ずいぶん、俗な理由だが、報酬のためなら人だって殺すのが傭兵の仕事
彼女は二つ返事で了承の意を示した
「しかし、亡霊騎士ね。なら、私はそれを斬る姫様──斬姫ってところかしら」
少女・・・アリス・ウィンザードは大地をかける


785 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/13(水) 00:47:31
――上海での青い闘士との戦いに敗北してからセレネは、アルカナシリーズのマジシャンと完全に袂を別ち、THE MOON単機で世界各地をあても無くさまよっていた。

ただっ広い荒野を夜な夜なゆっくりと進んでは、テロリスト被れの強行部隊やら哨戒中の連邦の部隊など進行の邪魔をする者達を無差別に夜光剣で黙らせる。くだらない事を繰り返していた。
そんな事を繰り返す内に、いつしか『幽霊騎士』やら『落武者の亡霊』やらの不名誉なアダ名をつけられ、世間ではちょっとした噂になっていた。

そして今宵もアフリカ大陸の広大な荒れ地を何かを求める亡者の様に徘徊していた。

(あんなアルカナ達は全員、私が破壊する。……なぁマジシャン。早く私を殺しに来るとええよ。任務なんやろ……?)


そんな時……

「……んふふふ!ようやく見つけました。愚かしいにも程がありますよ、ムーン。自分の任務を捨てて逃げ出したアルカナの面汚し!」
前方が急に七色に光り出す。派手な騒音を撒き散らしながら、少女の笑い声が聞こえて来る。
その七色の光の中から、黒のマントに身を隠した奇術師の様な機動兵器が無駄な決めポーズをとって現れる。

「ああ…こっちも探してたんよ、マジシャン。成る程、私を殺しに来たって訳やね?」

セレネはその無駄な演出に別段驚きもせず、無機質に腰の夜光剣に手をかける。
もはや仲間と呼べる関係では無い二人。そんな二人が出会えば、そこにはもう戦いしか生まれないはずだ。

「あらあら?…そう慌てないでいただきたいです。今日はあなたを許す為の取引を持って来ましたのに……」
「……取り引きやて?」

「…まずは地面に顔を押し付け土下座しやがれデス!
それから!お前のいつもすましたその綺麗なお顔を涙でグチャグチャにして我が足を舐めろデス!
…『優しい優しいマジシャンちゃん、ゴメンナサイ!馬鹿なムーンは今後一生、ワールド様に仕えますから!……どうか許して!』と、泣いて命乞いをするデス!それから!それから/////」

興奮気味なマジシャン。ここでは省略するがセレネとはただならない関係らしい。

「悪趣味な冗談はもうええんや。……私は今後、アルカナシリーズに協力する気は無い。……そして君らの手に強念者を渡す訳にはいかへんよ」

マジシャンの取引とやらを優しくも、きっぱりと拒否する。二人の温度差は全然違う。

「……細かい事は抜きにしよ、マジシャン?……アルカナシリーズは私が全員破壊する。ここでキミを断ち斬って反逆への狼煙をあげるんやから」
「……っくく!フフフフ!!あーあ!……お、オマエは今とんでも無いミスをしやがったデスヨ!?……ムーン。あのお方、ワールドの邪魔をすると言うなら!……死ねよや!!」

激昂する銀髪の少女マジシャンと涼しげにも明確な敵意を持った金髪の少女セレネはどこか顔の雰囲気が似ていて、よく見れば姉妹の様なイメージもする。
それが今、殺し合いを始めるというのだ……。

「あ~。でも演出的に、まずは雑魚戦を入れるのが定石なのですよ。という訳で……」

THE MAGICIANは天に両腕を掲げる大袈裟なポーズを取り、何やら仕掛けを行っている。

「前座は結構や……!」
「それは受け付けられません。もう、決定事項デス。……さぁさぁ。私の魔法を見せましょう」

いつの間にかTHE MAGICIANの後方に、正に機械の墓場とでも呼べる敗北した機動兵器達の瓦礫の山が有る。

「さぁさぁ……思い出して御覧なさい。お前達がどんな姿をしていたか!?……いでよ、屑鉄の亡者達!」

指をパチンと鳴らす。するとその瓦礫の山からPT、AM、更にはエアロゲイターのバグズの様な機体までもが半壊状態で這い出て来る。

「……なんやの!?」

その混成部隊は、ゾンビの様にウジャウジャと湧いて来ては、THE MOONへと飛びかかって来る。

「……そこにジャンクの山が有るだけで、私にはこの程度の魔法が可能です。……ネクロマンシー、いかがでしょう皆様方…?」

まるで観客でも居るかの様なセリフを吐き、どうだ?と言わんばかりの満足気な笑みを浮かべる

【敵出現:バレリオン×10、ゲシュペンスト×10、メギロート×10、グルンガスト弐式×3、ヒュッケバインMK-Ⅱ×3、ガーリオン×5】

「今宵も月の綺麗な夜やね。……ええよ、やろかマジシャン」

腰の鞘から片刃の剣、夜光剣を引き抜くTHE MOON。刃は月明かりを浴びて、美しく輝いていた。


786 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 00:58:21
>>785
【アフリカ・上空】
かつての上海の様に、今また隕石が地球に一つ落下しようとしている。

???(・・・ムーンの始末か。『ワールド』は自分に対する裏切りには許せないようだな。しかし、マジシャンのサポートに俺が派遣されるとは・・・。。)

この偽装隕石にいるのはセレネと同じくアルカナフレーム。彼はその第十二番目であった。

???(・・・セレネ、何故お前は俺たちまでをも裏切る?その真意・・・見せて貰うぞ・・・)


一方、その頃

アスケラ「!?あれは・・・隕石!まさか、セレネの追手・・・。なら、あれが落ちる所にセレネが!!」

アフリカで師と共に旅をしていた彼女は奇遇にも上海と同じく隕石を再び目撃する。そこにゆけばまた、彼女に逢えるのではないかと期待を胸に・・・


787 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/13(水) 01:12:38
謎の軍勢による襲撃でジュワユーズが壊滅してから三日。残った戦力をまとめ、彼らはアルベルトのいるアラスカへ渡ろうとしていた。
傭兵であるアジュマーンがそこまで付き合う必要はなかったが、何しろまともな戦力はガーリオン三機とレイモンド・ウィリアムスの機体であるTEX-11 ムラマサだけである。
その上ミュルメコレオも殿軍として使い棄てている。限りなく不安はあった。
うっそりとした声音でアジュマーンが僚機に問う。
「ウィリアムス、貴様の機体は無事か?」
大丈夫だが、何かあったのかとレイモンドが問い返す。
「あれだ」
と鞘に収まったままの刀で、アジュマーンのマハ・ヤートゥが指し示す。
戦列を為している機動兵器の残骸。それを次々と斬り伏せるのは、『幽霊騎士』と呼称される機動兵器だろうか?
機動兵器の一群が、こちらへ向かってきた。どうやら気付かれたらしい。
「ちっ」
舌打ち一つ。一呼吸で接近し、抜刀、斬撃。頭頂から股間節まで斬り下げられたゲシュペンストは再び元の残骸に戻ったようだった。
シシオウブレード――テスラ研より流出したレシピを元に鍛錬した、いわば贋作である。しかし切れ味も強度も真物と殆ど変わりなく、
――俺には相応しい得物だ。
アジュマーンはこの刀を気に入っていた。
「こいつらを砕いて陣形の外に出るしかないぞ」
独りごちるように言い、接近する機動兵器群にアサルトライフルを撃ち掛けた。


788 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/13(水) 01:19:26
>>786
「前方に距離10000のところに隕石・・・上海の時と同様のものです」
オペレーターの声が、艦内へと響き渡る
「すぐにパイロットは出撃準備をとってください」


「あれ・・・かな」
隕石の中から微かに人間の念を感じていた
念動力者としての実力はかなり落ちたものの、こういった感知などにかんしてはいまだに右に出るものは少ない
「いくよ、デュネイアス
目的地は決まった、デュネイアスから騎士の姿に不釣合いな翼が生えると同時に、音速を超える速度で現場へと急行

>>785
「えっ・・・?」
少女の目に写ったのは、THE MOONの姿
──完全に動きを止めて、心を奪われたように、ずっと見つめいた


789 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/13(水) 01:40:45
>>788
「……なんや!?……この念動力は?」

戦場に現れた天使の様な機体。そこから流れ出てくる念がどこか見知ったものを感じる。
明確な理由は無いが、セレネはそう思った。

「……おやおやあれは?ははぁん……姿形をいくら変えようともこのマジシャンの眼は誤魔化せませんよ?あは!……ムーンにはわかりますか!?」

「……いや」

セレネと違い、マジシャンは天使の正体に明確な自信を持っている。
明確な自信を持っている。アレを潰さなければならない事も

「あなた様こそ!」

THE MAGICIANが大袈裟に\宣/こんなポーズをとる

「忌まわしき!」

そしてナイフをマントから何本も取り出し

「ワールドの敵ぃぃ!!」

マジシャンに凶悪な殺気。
THE MAGICIANから、ホーミングする投げナイフが一斉に天使へ襲いかかる


790 :名無しになりきれ:2011/07/13(水) 02:01:01
>>789
「っ・・・」
完全に不意をつかれた。初弾は完全に貰う形になるが、次弾目から念動フィールドが防衛本能により発動し、攻撃を遮断する
「あなたに攻撃される理由が私にはないんだけれど」
ちらりと、セレネの方を見ながら、マジシャンに問いかける
元を正せば、同じ組織の同僚だ。歓迎されこそすれど、攻撃される理由はない・・・はず
「・・・私が、ヘルセトラを殺したから?」
ヘルセトラ──元の世界での彼女の上司にして、銀河連合アスクレピオス隊の最高司令官
そして、彼女の生みの親でもある存在だ
ゾルオリハルコニウムが彼女の意志によって日本刀の形に変わると、威嚇するように戦闘態勢に移った

「・・・念動力者。また・・・」
すでに出撃をしていたイータがアリスとセレネの方を見る
と言ってもうじゃうじゃゾンビのように湧いてくる機動兵器群のせいで近づくことすらできない
ケイトのアインツェルも足止めをくらっているようで、ちぎっては投げちぎっては投げ、を繰り返していた


792 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 02:09:42
>>790
???「・・・そうだな、アリス・ウィンザード

落ちてきた隕石は雲を突き抜けた辺りで偽装が解除される。中から現れるは逆さまに浮遊する水色の機体であった。

???「尤も、『ワールド』の思惑は違うがな。それでも、俺たちはお前を始末する必要がある。」

>>789
???「そうだろ?No.1・・・マジシャン。そして、No.18『ムーン』?」

浮遊する機体のパイロットである仮面の少年がこの場にいる、通信可能である同胞らに語りかける。


793 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/13(水) 05:18:53
>>790
「ああ……地球の軍も動いたみたいやな。向かって来るのなら、何が相手でも構わんよ」

ちょうど連邦軍のTEXチームを乗せた戦艦ホリゾントも戦線に到着。マジシャンのハッキングに乗っ取られた無尽蔵のゾンビ機動兵器部隊と交戦に入る。

「良い念動力者を連れてるみたいやけど、アルカナシリーズには良いターゲットやろな」

今はTHE MAGICIANとゾンビ部隊の相手で手一杯だ。連邦軍には構っている暇は無い。

天使の正体
「そうか。あの方は…」

“ヘルセトラを殺した”そのワードでセレネにも天使の正体が解った様だ。それにあの機体も恐らく想像通りなのだろう。

「んふふふ!ムーンもやっと気付きましたか!?そう、彼女はなななーんと、あの!」

マジシャンは高笑いをあげると、ナイフによる遠距離攻撃を天使とTHE MOONに休む間も無く与え続けていく。
投げナイフとゾンビPTを切り捨てて行くTHE MOON。
今は何とも無いが、このままでは消耗して、らちがあかない。


>>792
隕石から出てきたのは逆さになった奇妙な機動兵器だった

「NO12ハングマン!!……今この私が高らかに答えを叫ぼうとしていたのですが!?私は大変、遺憾デス!……クロノの命令で来たのデスか?」

マジシャンは大変不満げに援軍を迎えいれた。『アリス・ウィンザード』の名前を先に回答された事が気に入らないらしい。

「……12番の『吊るし人』。確か水を操る能力やね?」

セレネにも当然、見覚えがあった。
そう。彼もまたアルカナシリーズの人形の1人である。


795 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/13(水) 12:13:46
>>792、>>793
「裏切り者の抹消……ってところかな」
急に現れたハングマンの姿にも最早驚かない
こんな異世界でまで、自分の命が狙われるなどとは夢にも思っていなかったようだが
「どうやってこっちに、来たのかとか何が目的だとか色々聞きたいことはあるから、と、とっつかまえて全部はなしてもらうよ」
少し自信のなさげな声でいう
連邦軍が一介の雇兵である自分に協力するとも思えなかったし、自分も連邦軍には協力するつもりはなかった
ゆえに彼女が相手にしなければ、いけないのは三人。たった一人で三人のアルカナシリーズを相手に出来る自信はなかった
かつての自信の塊であるようなアリスの姿を知るものからは、少し違和感を覚えるかもしれない
「……そういえば、聞きたいことが一つだけある。何でセレネが仲間であるあなた達に襲われているのかな?」
アルカナシリーズは仲間同士、こうして仲違いのようなものをするとは考えにくい
アリスはそこに微かな希望を持っていたのかもしれない。セレネが人形としてではなく、自分の意志で行動する人間になっていることを


796 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 12:49:47
>>793
ハングマン「・・・お前が遺憾だろうが俺の知ったところではない。」

少年はとても機械的に会話を進める。

ハングマン「そうだ、『ワールド』にお前が仕損じたムーンの始末を命じられている。つまりはNo.1、お前の援軍だ」

逆さまの機体は両手に大気中の水分を集めれ圧縮し水の刃を形成する。

ハングマン「『ムーン』、再度聞く・・・・お前の任務はアリス・ウィンザードの抹殺だ。彼女の首を持って行けば、『ワールド』もお前を赦すかもしれない・・・・・・。」

セレネに最後通告を。そして・・・



>>795
ハングマン「捕まるのはお前の方だ、アリス・ウィンザード!」

波動エネルギーを使い、変則的な動きをしながらデュネイアスに接近する

ハングマン「切り裂け・・・ウォータープレッシャー!!」


797 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/13(水) 14:00:25
>>795
「あなた様は、アリス・ウィンザード!アスクレピオス隊ナンバー3の幹部にして、ガンエデンの巫女!……私の任務は裏切り者のナンバー18の破壊。そしてぇ!その先に!クロノの本懐は銀河連合への復讐ぅぅぅ!」

身ぶり手振りを使った相変わらず芝居がかったしゃべり方をするマジシャン。

「クロノの悲願の為に……死ねデス!!アリス・ウィンザード!!」

彼女はクロノ・ダイアルこと21番ワールドに心酔していた。この手でクロノの敵を始末する事によって、彼から評価を得られる。誉めて貰える。根底はそんな一心でマジシャンは行動しているのである。


「アリス様。私はアルカナ達を裏切り、今は彼女達を狩る側に回ってますんよ。……それが罪滅ぼしになるかは解りませんけれど。…アリス様はこの場所から退いて下さい。万が一A'Fの『切り札』が発動されるなんて事があったら、ここ一帯は危険なんです」

セレネにはアリスを攻撃する理由は無い。アスクレピオス隊時代の主従関係はもう解消されたが、一親友としてアリスは大切な存在だった。彼女を巻き込みたくない。

>>796
「……クロノ。私1人では無理だと判断したのデスね。……どうしてデス?私はまだやれるのに!」

相当、自分の手柄にしたかったらしい。マジシャンは悔しげに唇を噛んでいる。


「……ハングマン、うちの弟とよく遊んでくれてるみたいやね?いつもありがとな。……でもそれとこれとは話は別や。アリス様はやらせへんよ……!」

アリスへの信頼。友情の証として、デュネイアスへの水圧攻撃をTHE MOONが身代わりに受ける。対エネルギーコーティングのマントで水圧の威力を和らげている。

【THE MOON 残りHP85%】


798 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 14:15:27
>>797
ハングマン「俺もそう思うが、『ワールド』はなんとしても自分への裏切り者を消したいらしい。まぁ・・・保険のつもりだろう。現に、こうしてムーンだけでなくアリス・ウィンザードまで処分しなくてはならないからな。」

正直な所、彼はワールドの思惑などどうでも良かった。ここにいる目的はただ一つなのだから・・・

ハングマン「クッ・・・それがお前の答えか『ムーン』!?」

まさかデュネイアスの援護防御にMOONが動くとは予想だにしていなかった。

ハングマン「俺はお前の弟にはうんざりしていた・・・!いつも俺に突っかかってくるからな。だが、お前の弟はもう・・・・」

フフフ・・・、と口を歪ませながら水撃たるスプラッシャーをMOONに向けて放つ


799 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/13(水) 14:16:57
――――地上でのアルカナティック・フレームの活躍は、この廃コロニー群のアルカナシリーズの拠点にもリアルタイムで映像が送られて来る。

とある一室でその映像を見ているのは、青い長髪の男とナイトキャップにネグリジェという脱力感ある服装をした赤い髪の少女である。

「駄目押しに12番ハングマンを宛がったのだ。それでムーンに勝ってくれなければ……非常に困るのだよマジシャン?」

男の方、気品という物を感じさせる容姿端麗な美男。彼こそが、アルカナシリーズ反乱の首謀者、NO.21『ワールド』こと、クロノ・ダイアルである。
ワイングラス片手に優雅に戦闘映像を観察する実にキザったらしい男である。

「念のために言うけれど、マジシャンはクロノに特別な想いを抱いてるって気付いてる?あんた馬鹿だから気付いて無いか?」

クロノと並んで座っている肌の白い軟弱そうな少女はNO.00の『フール』だ。彼女はその見た目通りに身体が弱く、アルカナシリーズにあって戦闘能力が皆無という解りやすい欠陥品であった。
それでも彼女がこうしてクロノと対等に会話が出来るのは卓越した知識の持ち主だからである

「いやいや、流石に気付いていたさ、彼女の気持ちには。……だからこそムーン討伐を頼んだのだよ。……マジシャンは私の命令ならどんな事だろうと聞く。万が一の時は『切り札』を発動させるぞ?」

モニター越しのマジシャンに向けられたその眼は実に冷たいものだった。マジシャンなど、ただの道具としか思っていない。

「こら!このバカやろーめ!ホントあなたって最低最悪の馬鹿男よね??そうやって平気でわたし達を捨ててくんでしょ?……ごほごほ!…ゴホ」

少々エキサイティングし過ぎて咳が止まらなくなるフール。急な発作はよく有る光景である。
フールはクロノに指摘する。馬鹿であるが故に全く言葉を選ばない。クロノはこれ程も自身に対して、不遜で愚かしい女を他に知らなかった。

「興奮気味になるといつもそうなるな君は?安心してくれていい。……使い捨てのマジシャン等の人形と違って、君は私に必要な大切な存在だ。……なんなら他のアルカナの前で公言してやってもいいのだよ?君を無能と笑う者達はショックを受けるだろうがね」

だが、マジシャンに対する態度とはまるで違うのだ。
発作に苦しむフールの小さな背中を、ごく自然に擦ってやる優しさを見せた。

「ぜぇ…ぜぃ。それだけはやめて。超バカっぽいから//」

幾分か楽になったフールはげっそりした顔で否定する。満更では無さそうだが。

「……マジシャン、君はせいぜい頑張りたまえ。私としてもいきなりの花火大会は御遠慮願いたいのだよ」


800 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/13(水) 14:32:42
>>798
「ハングマン……。私はもうアルカナシリーズのムーンでは無いんや。その呼び方はやめてくれるか?」

THE MOONは飛び退いた。その水撃は当たらない。

「……夜光剣、月閃光!」

上昇してTHE HANGED MANの上(逆さになっているから足の方か)をとり、上段に構えた夜光剣を振り降ろす


801 : ◆gnI8YzVxOo:2011/07/13(水) 14:40:22
「『魔術師』と『月』……THE MOONとか言ったか?」
『未確認機も発見。アルカナネームより「吊られた男」と呼称します』
上海で確認した機動兵器を、クーガー少佐が見忘れるわけはない。
その正体は、トウジから得た情報である程度は知っている。アルカナシリーズ。念動力者を狩り集める人造人間。
『月』――THE MOONのパイロットであるセレネ・レスターはかつてトウジが所属していた組織「アクイラ・プラネタ」の一員だったらしい。厳密には、アルカナによる内通者だ。
彼女はアクイラ・プラネタを裏切り、アルカナを裏切った――トウジはそれ以降何も応えなくなった。
あの『魔術師』やセレネが何故この世界にいるのかは謎だ。あるいはトウジは彼らの転移に巻き込まれたと考えることもできる、とホリゾントは言っていた。
「『亡霊騎士』とはTHE MOONのことか?」
『その確率は9割と判断出来ます。サナダ軍属からの情報によれば、THE MOONには他の機動兵器を操るような能力はありません』
「ここで相手の出方を静観するか……?」
『あなたの判断は理解出来ますが、どうやらそういう訳にもいかないようです』
ガンカメラがその機体に寄る。TEXシリーズに共通するそのデザインは……
「……TEX-11か? 開発中止と聞いていたが?」
『機体外観からほぼ間違いないと判断出来ます。TEXチームの任務の一つには「奪取されたTEXシリーズの奪還」も存在します。情報流出により建造された機体の奪還も含まれます。
これはクリストフ・アサイラム卿の要求でもあります。彼は「TEXシリーズ造り過ぎだろ、その上盗まれ過ぎだろ」と不満を述べておられました』
「座視は出来ん、か。TEXチーム、出撃用意せよ」


802 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/13(水) 14:46:05
>>796、>>797
「そうか…あなた達も人形であることを……。私は銀河連合の裏切り者、私を殺しても何の得にもならないと思うけど」
非の打ち所のない正論だ。
彼女はすでに銀河連合では、すでに裏切り者の死者として記録されているはず
自分が狙われる理由が本当に分からなくなる
そして、そんな折に、セレネからの通信が入る
「……謝るのは私の方だよ。あなたを無意識的に苦しませていたのは私だから。ごめん、ごめんね、セレネ」
目に涙をためながらアリスはそう答える
「……いくよ、デュネイアス。負けるわけにはいかないもんね」
かつての圧倒的な威圧感、モニター越しでも分かるでたらめなほどの存在感
日本刀から雷を纏った念がバチバチと音をたてる
華のような優雅さとともに音もなく、ゾンビPTの集団に斬り込んだ
まさに、一瞬。不可視の剣がゾンビを元のスクラップに戻す
さらにもう一歩、マジシャンの背後に回り込むと、居合いの刃がまばたきする間もなく襲いかかる
スピードではなく、あくまでも小手先の技
相手の目線や反応を読み取ることにより、瞬間移動をしたかのように見せる絶技
彼女の技量は以前までとは比較にならないほど上がっていたのだ

ハングマンによる、水圧カッターをセレネが防ぐ
アリスは自らのために、動いてくれたセレネに驚愕すると、同時に嬉しくもあった
「……ありがとうセレネ。私を解放してくれたことも、今こうして守ってくれることも、全部全部嬉しく思ってる」
頬を赤く染めて、はにかむように笑う
ここは任せる、としてハングマンから距離をとった


イータは一部始終を見ていたが、状況が分からなくなる
あの剣士もマジシャンも仲間同士だったはずだが、争いを行っている
「きっと、剣士さんの方は味方になってくれたんですよ」
ケイトは脳天気にそんなことを言うが、イータはそこまでうまくことが運ぶとも思えなかった
あの天使のような刀使いはデータベース状に傭兵としてのっている
「あなた達は何者だ」
再度、イータは問い質す
無論、返ってくるとは考えていないが


803 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 14:49:04
>>800
ハングマン「・・・鈍ったな、ムーン。」

くるりと空中回転をし、波動エネルギーで不規則に動きながら回避行動を取る。

ハングマン「何故だ・・・何故、お前は俺たちに逆らう?何がお前を変えた??」

間髪入れずにウォータープレッシャーで反撃。両腕の水圧刃がMOONを切り裂く


804 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 14:51:15
>>802
ハングマン「それはワールドが決める事だ。俺やお前の知ったところではない。」

彼はセレネの追撃に向かっているので、デュネイアスに特に攻撃はしないようである。


805 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/13(水) 15:46:38
>>802
「アリス様。こいつら、ていうかA'Fには恐ろしい威力の自爆装置がついてるんです。……それが爆発したらここら全部が蒸発します!……アルカナの機体が眩く発光を始めたらそれがスイッチを押した印。……こんな所で押すとは思えませんが気を付けて下さい」

セレネは自爆装置の危険性を改めてアリスに教える。
起爆すれば、ひとたまりも無いだろう。



「アリス・ウィンザード!?……速い!?」

デュネイアスの剣を使う戦闘スタイルは今までのデータに無かった物だ。
ネクロマンシーで操ったガラクタを割り込ませて剣がTHE MAGICIANに届くのを妨害したものの、驚いている。

「んふふふ!!……だが、私もアルカナシリーズの1人。たかだか、お嬢様風情に押されてたまるものかデス!クロノの為にも死ね!!」

投げナイフをこれでもかと連続して投擲し、自身はジャミングと迷彩による消失イリュージョンで完全に姿を消す。
隙を伺いデュネイアスに忍び寄ってやる考えだ

>>803
「……姿通りの難解な動きやな。全く読めんよ」

だが、こちらも剣技は本職。夜光剣で水圧の剣を容易く切り払う。

「私を変えたのは。……ふふふ。いちいち口に出すものや無いかな。……ヒミツや?」

答えを煙に巻くセレネ。それが解らないから彼らは人形なのだ。
THE MOONは三日月の斬波を無数に飛ばす夜光剣の奥義、乱れ三日月でTHE HANGED MANを吹き飛ばす。


807 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 16:22:10
>>805
ハングマン「クッ・・・舐められたものだな・・・!!」

吹き飛ばされ、間合いが開く

【残りHP89%】

ハングマン「・・・ッッ、剣技はお前の方が上手だったな。だがッ!!」

スプラッシャーをMOONを中心に乱れ打つ。牽制をかけているのだろうか。

ハングマン「お前から、その秘密とやらを聞き出せるまでは退くつもりはない。答えて貰うぞ・・・!!」


808 : ◆YZUHAnFXK6:2011/07/13(水) 16:33:07
「A'Fか……、出るぞ!」
カタパルトから放たれる白く揺れるその姿。
スラスターから溢れる緑光が箒星のように尾を引き、戦場へと切り込んでゆく。

アルカナティック・フレーム……説明を聞いた限りでは、特殊な特機タイプの集まりという印象だった。
だがそんな甘い考えはこうして相対すること消えてしまった
あの《天使型の機体》とA'F―――どちらも同じようなノイズを感じるのだ。
既に何度も感じたことのある目に見えないような、感覚以下のノイズ


>>802

どちらが敵でどちらが味方か。
そもそもアリスへと通信を行った時点で7割方分かりきったようなことであったが、
一応の確認としてコンタクトを行った。

「そこの天使ちゃん、この状況はどういうこと……」
だが一瞬だけ言葉が詰まる、しかし頭を軽く左右に振って頭に浮かんだ疑問符を消し去った。

「どういうことだい、これは仲間割れって事でいいのか……?」


809 : ◆vGTe9D4z5Y:2011/07/13(水) 16:40:18
>>804
「そうか。結局あなた達…いや、お前たちは人形なんだな」
落胆の声をあげる
人形の操り主がサンダルフォンからワールドに代わっただけだ
そこには自分の意志などない
「人形め。お前たちじゃどんな弱者にも勝てない。自分の意志がないものはだれよりも……弱い」
かつての自分がそうであったように

>>805
「分かった。ようは自爆させる前に破壊すれば、良い。そういうことだよね」
セレネの助言を素直に受け取ると、刃を鞘に納める
「斬る」
彼女の間合いに入った投げナイフは全て刀によって、細切れにされる
さらに、一太刀、周りにいたゾンビどももついでとばかりに細切れにした
「昔の私はあなた方と同類だった。アリスお嬢様という役割を演じてた、ただの傀儡
でも、今は違う。それを証明してあげる」
偽りの記憶に、偽りの地位、偽りの出生
彼女の人生は嘘で塗り固められていた。だからこそ、彼女が得られた唯一の本物を……守る
今は殺気も押し殺しているため、気配は読み取ることが出来ない
だが、マジシャンは必ず攻撃をするため、自らの間合いに入ってくる、そう踏んでいた
(必ず殺気を私に向けて、近づいてくる。その時が勝機──かな)
かつての自分なら消失マジックを周辺ごと焼き払い突破しただろう
今はそれを出来る能力も自信もない
だが、今しか出来ないこともある
それが剣術と念の感知能力だ
間合いにさえ入ってしまえば、目を瞑っても感じることが出来る
アリスは静かに、マジシャンがしびれをきらすのを待っていた

>>808
「仲間割れでは…ないよ。私は……もともとあいつらの敵だったみたい」
すぅ、と息を吸いながらの発言だ
自らの出生を知ったことで、自信を失った彼女は初対面の人間にはどうにも物怖じしてしまう
モニターに映るのは年齢より酷く幼く見える少女だ
おどおどしてる姿と相俟って、酷く戦場には不釣り合いに見えるだろう


810 : ◆OLze.DQMEw:2011/07/13(水) 16:40:32
>>787
「わりオッサン!そいつら任せた!」
忍者のような外見を持った機体のパイロットはそう言うとゾンビ機体たちを飛び越え、
包囲の外へと簡単に抜け出した。
「さぁて…すでにバレちゃってるぽいけどやりますかね…」
すでにTEXチームに姿を見られている。
それはこの機体のパイロットーレイモンド・ウィリアムスにとっては少々面倒なことであった。
「さて、みなさん。パーティを楽しんでくださいな?」
台詞を言い終わったとき、すでにレイことレイモンドの機体の姿はなかった。
そして、どこからかスラッシュ・リッパーがデュネイアス、THE MOON、THE MAGICIAN、
シグルド改、THE HANGEDMANに襲いかかった。


811 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 16:53:52
>>809
ハングマン「アリス・ウィンザード・・・巫女であったお前がそう言うとはな・・・。」

彼は内心、驚きを隠せなかった。
嘗てのアリスの口からは聞くことがなかっただろう発言・・・そう、彼女はセレネと同じく完全に自我によって動いているという宣言。

ハングマン「何故だ、何故・・・お前までもが"枷"から解き放たれている!?」

>>810
ハングマン「・・・邪魔をするな!!」

彼は機体の波動エネルギーを機体周囲に蒔いてウォーターゲートでダメージを掻き消す。


812 : ◆YZUHAnFXK6:2011/07/13(水) 17:09:19
>>809
「……そう、か」
詰まったのは少女の態度に面食らったからではない
頭の中、意識の深層にあった言葉―――――アリス・ウィンザード
表情に出さない様にと、無理やり顔を顰めた

「分かった、周りのザコを片付けて―――」

>>810
アリスの援護しようと腰にホールドしていた銃C・アームズを引き抜く

その瞬間であった、デュネイアスとメガリオンの間へと円盤が割り込んできたのは。
すぐさま機体を旋回、攻撃の飛んできた方向をモニタへと映し出す
A'Fとは明らかに違う、そしてリオン系列でもない。
間違いなくTEXタイプの兵器――――あれが少佐が言っていたTEX-11と見て間違いないだろう。

「ロックに入っていなかったのはラッキーか……!」
瞬時にスラスターを吹かし、TEX-11の元へと風を割って翔る。
カードリッジロード――――実弾の炸裂散弾を使用するC・アームズのSモード

「SはsplitのS……割れるって意味でな!」
TEX-11は確か高速戦闘特化
ならば攻撃面積の広いショットシェルを使用して広範囲へと攻撃を行うべきだと踏んだのだろう


813 : ◆FB0Vu0hpIc:2011/07/13(水) 17:13:59
>>810
「……まだ雑魚敵が残っているでしょう?チート行為は御遠慮願いたいデスね」
「なんや。連邦軍のPTとやらか?……いや、状況が変やね。両方に攻撃を仕掛けてる」

それぞれ投げナイフでの撃墜、夜光剣での切り払いでスラッシュリッパーの横槍を防いだ。

>>807
「それが自分で解らないのはやっぱりキミが人形だからや。……悲しい事にな」

哀れむ様な眼でセレネはハングマンの事を見る。
奥義・月影。分身と共にスプラッシャーを潜り抜けていく。
【THE MOON 残りHP75%】

「退かせるつもりはこちらも無いんよ?……マジシャンと一緒にここで終わらせる」

質量を持った黒い影の様なTHE MOONの分身がTHE HANGED MANへ突撃して行く。
それらは対象に当たれば黒の爆発を巻き起こし、夜光剣の幻影奥義・雪月花の起点となる。

>>809
「その通りですアリス様。自爆を止めるにはパイロットの心臓を止めるしか方法はありません。てか、知りません」


「……ぅぐぅぅぅ!!アリス・ウィンザード!口を慎むがいい!私はクロノの為に!彼の為にだけ動いて……!!これは人形では無いぃぃ!」

マジシャンはアリスに人形呼ばわりされた事にマジレスしてしまう。我慢ならなかった。
あろう事かデュネイアスの下方。いつの間に潜ったのか、地中からTHE MAGICIANは飛び出して来る。

「です!デス!DESU!DEATH!!」

もはや血が昇りすぎで何を喋っているかも意味不明。
殺気のこもったナイフで切り裂きにかかった。


814 : ◆OLze.DQMEw:2011/07/13(水) 17:50:44
>>811-813
スラッシュ・リッパーは簡単に避けられてしまった。
「あらら~、やっぱ?」
普通のパイロットならば直撃である。
簡単に避けられたのは相手が全員エースだからである。
しかし、レイは全く気にしていなかった。それどころか、
「実は読んでたりして!」
メガリオンの攻撃をすでに読み切っていた。
TEX-11と呼ばれる機体…ジュワユーズではムラマサと呼ばれている。
ムラマサはC・アームズを蹴り上げると、メガリオンの肩を踏み台にして飛び上がると、
THE MOONとTHE MAGICIANにクナイのような物を投げつけた。
投げつけられたクナイからやがて網が飛び出る。
改良型のスパイダーネットである。

レイはあることを狙っていた。
それは複数の相手の感情を高ぶらせることによって起こることであった。


815 : ◆hrBR6tpC7Y:2011/07/13(水) 17:53:16
>>813
ハングマン「ぐぅぅ・・・お前もその人形である筈だッ・・・!!」

MOONの攻撃はウォーターゲートを突き抜けてダイレクトに襲い来る。これが彼女の機体に与えられた"役割"だからだ

【残りHP70%】

ハングマン「どうしてお前は俺たちに刃を向ける?その刃は・・・『ムーン』の存在意義は、サイコドライバーの調査・捕獲にあった!なのに、お前は任務を達成するどころか・・・"兄弟"を裏切り、そして殺すとでもいうのか!!」

だたのプログラム誤作動ではない。最早、プログラムを自分で書き換えているとしか考えられないセレネの行動原理。
人形が自ら自我に目覚めるなど、あってはならないこと・・・

【気力+30、必中】

ハングマン「波動変換率・・・60・・・75・・・90・・・さぁ、呑まれるがいい!!」

彼の機体は光り輝くと、背後から大津波が突如として押し寄せてきた。それはMOONだけでなく辺り一帯を覆いつくす勢いである。
これを避けるのは容易くないだろう

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最終更新:2011年07月14日 17:45
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