第3回放送までの死亡者名鑑
【佐藤道明】
《スタンス:マーダー(ステルス)》
《登場話数:7話》
《退場話:119.
King of naked》
《最期の台詞:「……やめろ、そんな目で俺をみるんじゃねええええええぇぇぇぇぇ! ぐっぷ!?」》
《解説》
小学生時代は神童と呼ばれていた青年。
中学に入ってから成績が伸び悩み、今では立派なニートになっている哀愁漂う設定が印象的。
引きこもり生活が祟って運動神経も低く、ゲーム開始直後にマーダーの
詩仁恵莉にあっさり追い付かれてしまう。
警察官である
榊将吾に助けられたことで命を拾ったものの、直後に最悪の殺し屋・
ヴァイザーが乱入。
恵莉が殺害され、加勢に入った
オデットと榊が応戦するも圧倒される。
命を賭してでもオデットは道明を逃がそうとした。だが、道明の中に芽生えた悪意は既に花を開いていたのだ。
道明は自分が殺し合いで勝ち残る為に現状を利用し、リモコン爆弾によってなんとヴァイザーを殺害。
爆発に巻き込まれたオデットも重傷を負い、このことが最悪のマーダーが誕生する切っ掛けとなった。
ヴァイザー、(道明の誤認だが)オデットを殺害した道明は気絶した榊を連れてその場を離れる。
皮製造機を利用することで
アザレアの姿に変装し、少女の姿で他者を油断させ利用することを画策。
同時に支給品で「組織」のメンバーの情報も獲得し、彼らを利用することも目論んだ。
更に殺し屋
ケビン・マッカートニーの著書を読むことで拷問技術も学ぼうとした…のだが。
いつまで経っても目覚めない榊、本を読む程度で拷問技術など覚えられる筈が無いという事実、変装したことによる数々のデメリット、皮製造機の使用に伴う首輪消失によって他参加者から警戒される危険性…冷静になった道明は自らの読み違いや悪手を次々と思い知ってしまう。
放送でオデットの生存までも知ってしまった道明は必死に打開策を思考し、己への過信を頼りに立て直しを図る。
しかし榊は既に目を覚ましており、道明の計画を全て聞いていたのだ。
悪を断罪する
案山子の正しさを確信した榊は道明を殺害しようとするも、寸での所で
鵜院千斗が登場。
正気を失っていた鵜院は榊を殺害し、道明を保護するが…鵜院は道明が首輪を装着していないことに気付く。
鵜院に首輪の所在を問われた道明は、鵜院が正気を失っていることを利用し口八丁で何とかその場を誤摩化し切り抜ける。
鵜院から逃れた道明だったが、直後に組織のメンバーである
ピーター・セヴェールと遭遇。
アザレアではないことを見抜かれた道明は尋問を受けるも、ピーターの提案で同盟相手として同行することに成功。
ピーターに煽てられて。気を良くした道明は気付いていない。ピーターは道明の首輪について『実験』をしようとしていることを…。
その後
遠山春奈、
火輪珠美、
亦紅の対主催チームと遭遇し、組織のメンバーである亦紅を味方にするべくピーターが交渉を行う。
最終的に交渉は決裂し、結局ピーターとの二人旅は継続することに。
そして道中で
近藤・ジョーイ・恵理子と遭遇し、三人で移動することに…なったが。
道明はピーターと恵理子の様子がおかしいことに気付く。しかし時既に遅し。
二人は道明の首輪が本当に消失したのか確かめるべく、道明を禁止エリアに放り込むことにしたのだ。
道明は自らのリモコン爆弾によって恵理子を道連れにしようとするも、彼に自爆覚悟でボタンを押す度胸などある筈がなかった。
そのまま道明は禁止エリアに放り込まれ、首輪爆破によって死亡した。
初登場話で圧倒的なクズっぷりでオデットを陥れ、有力マーダー候補だったヴァイザーを爆殺するなど番狂わせを行った道明。
この件が最悪のマーダー・オデットニキ誕生の切っ掛けにもなっているので、後々への影響力も大きい。
しかし、それだけだった。以降の道明は失策や詰めの甘さが目立ち、他の参加者や状況に翻弄されることが多かった。
それでも何とか立ち回り方を試行錯誤していたものの、最後は自尊心の強い性格をピーターに利用され命を落とすことになった。
道明は狡猾に生き残ろうとしていたものの、結局最後まで「自分は優秀な人間である」という奢りを捨てられなかったのだ。
《称号:一瞬の栄光を築いた男》
【斎藤輝幸】
《スタンス:危険人物→未定》
《登場話数:6話》
《退場話:120.
悪魔を憐れむ歌》
《最期の台詞:「あぁ………………死にたくないなぁ」》
《解説》
悪魔「オセ」と契約した少年。
契約によって獣人への変身能力を得る代わりに40になればその心臓は徴収されることになり、クラスの日陰者から支配者へと立身を遂げた時から死に怯えていた。
ゲーム開始直後に
新田拳正と遭遇、殺し合いの中で出会った他人への恐怖とラフな態度で絡んでくる拳正に逆上、獣人に変身して交戦に至った。
悪魔オセと契約して手に入れた獣人の高い能力で拳正を圧倒した………のもつかの間、頭を切り替えた現代に生きる八極拳士、拳正の技術によって徐々に押され始め、
浸透勁による内蔵への攻撃で厚い獣人の筋肉を突破され、同じ所に叩きこまれた裡門頂肘によって気絶、殺し合いの場で輝幸を放置することに危惧を感じた拳正の背に背負われ移動する。
その後、目覚めた輝幸は当然拳正を警戒するが会話の内に
サイパス・キルラから奇襲を受けるが拳正に助けられ、拳正はサイパスを引き付けて去ってしまう。
消極的ながら借りを返すために拳正を探した輝幸は幸か不幸か拳正がサイパスに殺されようとしている場面に遭遇。
拳正を助け、熟練の殺し屋であるサイパスには拳正と二人がかりでも敵わなかったものの撤退させることに成功する。
しかし拳正を仲間と認識したわけではなく第一回放送後に放送を聞き、友人の死ををすんなりと受け入れた拳正の顔を見た輝幸は拳正と決別、アドバイスをもらいながら拳正と別れ西へ向かう。
その後
一二三九十九、
夏目若菜と遭遇、警戒心の強い若菜との接触で一時険悪な空気が流れるが九十九の説得で事なきを得る、その後九十九と若菜の説得により両者についていくことになる。
そして拳正と再開するために若菜たちと共に北に向かっている最中に再びサイパスの奇襲を受け九十九が負傷する、
自分が囮になるという若菜に対し、自分こそ適任だと思いつつ手も足も出なかった記憶から言い出せずバツの悪さを感じるが
若菜に任された重みを感じつつ九十九を背負って北の合流地点、温泉旅館へ向かった。
そして廃墟となっていた温泉旅館の前で
田外勇二と遭遇。
子どもである勇二に安心し、魔法によって九十九の負傷を治してもらい安堵の息を吐いたのもつかの間、
既に勇者として覚醒していた勇二に悪魔の力を見咎められ、最高峰の対魔の力を持った聖剣に悪寒が走りオセからも警告が入る。
しかし、若菜に託された九十九のため踏みとどまり、勇二と交戦に入る。
対魔属性を秘めた聖剣を持ち、身体能力においても勇二が上の圧倒的な不利であったが
かつて木偶の棒と揶揄された体の大きさによるリーチ差、更にオセによる更なる能力を持ってして勇二に抗う、
途中での
船坂弘の加勢によって九十九と共に勇二から逃れることに成功したが既に輝幸は致命傷を負い、余命幾ばくもない状態であった。
最後に言い残す事はあるかとの船坂弘の問いに対して輝幸が答えたのは友人や家族への遺言――――ではなく、
この殺し合いの場で出会った、大嫌いな相手でもあった、その場に居た、自分の手を握って涙をこぼす九十九への言葉であった。
「…………生きてよ、あんたは」
それが悪魔によって余命を定められ、命のタイムリミットを知らされて、誰よりも死の恐怖について考え、
誰にもそんなものは味わってほしくないと思った輝幸の本心であった。
そして言い残したことを言った後、呟くように言葉を漏らして九十九と船坂に最期を看取られた。
ロワでは殺し合いの場で行動を共にした明るく自身に満ちていた人種を嫌い、
積極的に助けることはしなかったが結局見捨てることは出来ず、
定まった己の死に絶望していたが、己の意志を裏切ることができなかった輝幸、
最期までどっちつかずだった彼は悪魔の力を得て、殺し合いに巻き込まれても最期まで普通の人間だったと言えるかもしれない。
《称号:超人系一般人》
【三条谷錬次郎】
《スタンス:マーダー(優勝狙い)》
《登場話数:7話》
《退場話:121.
愛のバクダン》
《最期の台詞:「…………だったら、だったら僕は…………君の為に死にたい」 》
《解説》
《称号:》
最終更新:2016年02月29日 15:36