今日も楽屋には笑い声が絶えない、そんな素敵な日常。
私達の最近の流行りはかしゆかいじめ。
もちろん、それは愛情の裏返しなんだけどさ。
ついこの間もかしゆかのスカートめくりがプチ流行してあ〜ちゃんと二人で大爆笑。
かしゆかは先生に泣きついてたけど。
K『あ〜ちゃんまでめくってたでしょ!?』
A『のっちにそそのかされて……。』
N『そそのかしてない、ないっ。』
あ〜ちゃんだって楽しそうにしてたじゃんっ。
おかしくてまた笑ってしまう。
二人といるといつも笑いが絶えない。
私はなんて素敵な日常を当たり前に過ごせているのか、
ふとした時に幸せを噛み締めてみる。
N『とりあえず、ごめんかしゆか。』
K『いや、全然感情こもってないから。しかもとりあえずって。』
A『のっち、ダメじゃろそんなんじゃ。』
K『いや、あ〜ちゃんもやらかした本人だから。』
二人から愛されてるなんて美味しいポジションだよ、かしゆか。
K『もーっ、あたしで遊ぶのやめてよぉ。』
A『ムリ。』
N『ミートゥー。』
A『ミートゥーってっ。しかもモロ日本語っ。』
こっち見てゲラゲラ笑ってるあ〜ちゃんにつられて私もかしゆかもゲラゲラ笑う。
K『ミートゥ〜。』
ふざけて私の真似をするかしゆかにまたあ〜ちゃんがゲラゲラ笑って、私もまた笑う。
多分あ〜ちゃんも私もさ、甘やかしたいんよかしゆかを。
でもかしゆかさぁ、素直じゃないじゃん?
強がりじゃん?
ストレートな表現は照れてはぐらかすじゃろ?
だから私たちもストレートには甘やかさんのよ。
照れたような拗ねたような、その顔がみたくていっつもいじわるしてしまう。
でもさ、私もあ〜ちゃんもさ、
かしゆかが大好きだからさ。
それだけは忘れないでいてね。
あ〜ちゃんは
私の太陽で、
かしゆかは私にとって海見たいな感じ?
じゃあ私は、
空になって二人を包みこみたい。
あ〜ちゃんには、いらん。って言われるかな?
かしゆかには、気持ちわるっ。って言われるかな?
でも、私はそんな二人が大好きです。
握ったこの手は離さないよ。
最近、のっちがなんだか強気。
強気、って言うよりあたしにたいして態度がでかい。
昔はさ、あたしより身長も小さくてモジモジしてて引っ込み思案でさ、ホント可愛かったのに…。
最近は可愛くない。
むしろどんどんかっこよくなってる。
どれだったか忘れたけど、なんかの雑誌ののっちのコメント。
心を許した人にはいじわる。
のっちの好きなあの歌の歌詞、あきれた顔が見たくて。
自分を歌詞で表すと、少しいじわる。
………。
なんでその標的があたしなんよっ。
もうっ!
まんざらでもない自分もなんなん?!
あ〜ちゃんもあ〜ちゃんで、一緒になってあたしをいじって楽しんでるし。
あたしはいじられキャラじゃないですよー??
A『あれウザイよね。』
N『うん、ウザイ。』
ちょっと!?
うん、わかってる。
ウザイのはわかってる。
でもホントは二人に相手にして欲しいんだもん。
せっかく三人でいるのにさ、案外バラバラに好きな事して過ごしてるじゃん?
ちょっとつまんないんだよね、実は。
だから相手して欲しくてさ、
でも付き合い長いからちょっかいのかけかたもさ、ストレートじゃ恥ずかしいんだよね。
こんだけずっと一緒におっていまさら相手にして?
なんて素直には言えんじゃろぉ。
うん、あたしは言えんわ。
でも多分二人にはバレてんだよねぇ。
あ〜、恥ずかし……。
O.A観てみたら、
ごめんなさいって気持ちと、バレてて恥ずかしい気持ちと、ちゃんとわかってくれてる嬉しさと、が入り交じった複雑な顔してた。
あ〜ちゃん、あなたの事ならどんな事でも受け止めるよ。
のっち、いつもあたしとあ〜ちゃんを支えてくれてありがとう。
ずっと三人で歩いて行けるよう、あたしも頑張るから。
だから、この手を握ってて。
−Side A−
かしゆかって小悪魔って言われてるみたいだけど、あたしたちには小悪魔どころか小さい子供みたいなんよね。
昔はちょっとお姉さんな感じがしてたけど、最近は落ち着きない小動物みたいな可愛さが際立ってる気がするんよ。
あとそれとさ、肝心なところではあたしたちに素直に頼れない不器用な性格、あ〜ちゃん知っとるんじゃけぇ。
けど素直に頼ってね、
なんて言っても言う事きかんじゃろ?
じゃけぇ、のっちと二人で
ツンデレ街道まっしぐらなんよね。
だってゆかちゃん、素直に甘やかされたら気持ち悪がるあまのじゃくさんじゃけぇね。
手のかかる子ほど可愛いもんよね。
まぁのっちはどう思うとるか知らんけど。
のっちものっちで、最近逞しくなっとる気がする。
ええ事じゃ。
仲の良さは変わらんのに関係性は微妙に変化しとる。
変わらないものも変わって行くものも、
あたしたちは当たり前の様に受け止め、流して、
毎日を生きてるけどこれでいいのかな……。
N『あ〜ちゃん?』
K『大丈夫?』
二人があたしを現実(いま)へと引き戻す。
A『…大丈夫だよ。』
最近、のっちがお気に入りのウィンクで返す。
N『ぬはっ!不意打ちだよ、それっっ!!』
でも好きでしょ?のっち。
K『あ〜ちゃん?』
あぁ、やっぱりこの人ははぐらかされてはくれないか。
A『ほんまに大丈夫よ。』
うん、大丈夫。
強がりとかやせ我慢なんかじゃなく、
二人がいれば大丈夫なんよ。
かしゆかがフワリと笑って頭を撫でてくれた。
??
かしゆかの手に被らないところに軽い衝撃が。
ポンポン
と、のっちが優しくあたしの頭に手を。
あぁ、優しい人たちに囲まれて、
あたしはなんて幸せなんだろ。
気付いたら
ポロポロ、
涙が流れていた。
N『あ、あ〜ちゃん?!』
K『よしよし。』
別に弱ってる訳じゃない。
別に強がってる訳じゃない。
ただ、幸せを感じたら涙が溢れてきただけ。
A『……、嬉し泣きって甘い味がするんじゃね。』
三人ならきっと平気。
だから手を取り合って歩いて行こうね。
(完)
最終更新:2009年04月10日 01:01