1月】 【2月】 【3月】 【4月】 【5月

■2月

初午(はつうま) 2月11日

本来は、農作業が始まる旧暦の2月に行われていた。立春を迎える2月の最初の午の日は、一年のうちで最も運気の高まる日とされている。「午(うま)」は方位の南を示し、時間は正午を表わす。全国各地で神前に油揚げを供え、油揚げと菜を食べる風習がある。栃木県では、大根や鮭(さけ)のおじやをつくり神前に供える。新潟県では豊年を祈願して小豆飯とにしんを供える。鳥取県では米の粉を神前に供える。熊本県では湯豆腐、いなりずしなどを売り出している。これらの習俗からみて、初午の日とは、その年の豊作を予祝する意味の祭りであったといえる。『今昔物語集』や『紀貫之集』にも初午の稲荷詣でについての記述がある 。

全国火災予防運動

「全国火災予防運動」の名称が使用されるようになったのは1953年からで、それまでは「全国大火撲滅運動」と呼ばれていた。アメリカの火災予防週間に倣って、1946年GHQの指令により東京都で実施された。春は3月1日~3月7日。秋は毎年11月9日~11月15日。この時期はまだまだ寒さが残り、家庭や職場でストーブ等の暖房器具など火を使用する機会が多く又空気が乾燥し、火災が発生しやすくなる。同じ時期にあわせて「全国山火事予防運動」と「車両火災予防運動」が実施される。

建国記念の日

1966年に「建国記念の日」は2月11日と定められました。戦後占領軍の意向で祝日ではなくなりましたが、紀元節を復活させようという動きが高まり、反対する動きを抑え「紀元節」から「建国記念の日」に改正され設けることとなりました。神武天皇(じんむてんのう/76年3月11日)は、日本神話に登場する人物で、日本の初代天皇。 「建国記念の日」が「建国記念日」ではないのは、史実に基づく建国の日とは関係なく、建国されたという事実そのものを記念する日だからだと言います。
日本の起源を祝日にしようという動きは、明治時代、神武天皇(初代天皇)即位の初日を日本の紀元(歴史が始まる最初の日)としたことから始まります。

恵方巻き

節分の日に、その年の恵方を向いて太巻きを食べるという風習は、関西から始まったものですが、今では全国的に定着しているようです。元々は、大阪の海苔問屋協同組合が節分のイベントとして行ったのをマスコミが取り上げたのをきっかけに広まったものだとか。「福を巻き込む→巻き寿司。」 「福を切らない→包丁を入れない。」
一種の縁起かつぎですが、結構楽しいものです。食べ終わるまで話をしていけない、のだそう。ちなみに、2013年の恵方は南微東(南南東のやや南寄り)。
最終更新:2015年05月11日 00:00