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■3月

餞 別(せんべつ)

春は転勤や引越しのシーズンだ。遠くに行かれる方に「お餞別」として贈り物をされることも多い。本来、餞別は遠くへ旅立つ人にはなむけの気持ちを込めて金品を贈ること。昔は今と違い、旅は手軽で安全なものではありませんでした。旅立つ人に贈る餞別は別れのしるしでもあった。会社の上司に個人で贈るなら「おはなむけ」という表書きが使えます。「餞」の音読みはセン、訓読みは「はなむけ」と読みます。「馬の鼻向け」の意味で、古代、旅に出る人の安全を祈って、出発時にその人の乗馬の鼻を行き先の方に向けたことに由来するといわれています。またお会いする機会がある方へは「栄転祝」「昇進祝」「退職祝」「御礼」などとする方がいいでしょう。蛇足ながら、「銭別」と書くのは誤りです。

イースター

「イースター」はイエス・キリストの復活を記念する日です。
グレゴリオ暦では、この日は3月22日から4月25日の間になります。たとえば、2012年は4月8日、2013年は3月31日、2014年は4月20日となっています。十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念する。卵は殻をやぶって雛が生まれることから復活を表し、キリストの復活のシンボルとされている。イースター・エッグとは、卵の殻に鮮やかな彩色を施したり、美しい包装をしたゆで卵を出す習慣である。エッグハントは、庭に隠されたカラフルな卵を探す子どもたちの遊び。エッグレースは、スプーンに載せた卵を落とさないようにゴールまで競争する遊びです。英語圏やドイツでは、ウサギをかたどったチョコレートやパンが作られる。ウサギは多産なので生命の象徴であり、また跳ね回る様子が生命の躍動を表しているといわれる。
最終更新:2015年05月11日 00:00