航空機

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・Su-33 -THE IDOLMASTER MIKI

正式名称は星井美希専用神経接続操縦システム試験零号機。 ロシア空軍のSu-33 をベースにしたコフィンシステム最初の機体で、すべての能力がまとまっていて素直な動きを見せるが、コンピューターの大半は機体の制御や火器管制に参加しない。 そのためシステムに未知の領域が多く存在しており、普段使われていない部分が目覚めた時に何が起きるかは不明。 プロトタイプからシステムの設計を流用しているため、癖が少ないのが特徴。 ナノコーティングによって機体表面の光学模様を自由に変えられる可変迷彩処理が始めて実用化された機体でもある。 エンジンはオリジナルの機体とは違う新開発の物を搭載、アフターバーナー無しのスーパークルーズを持たせられたが、機体の形状の都合でステルス性は高くないため航続距離の延伸程度しか役目を持っていない。 空中戦は強いので任務では航空戦力と対峙する。この機の開発でAIによる脅威判定、敵味方の識別などの戦術的なサポートを利用した戦闘の体系が完成した。

・F-117A -THE IDOLMASTER YUKIHO

正式名称は萩原雪歩専用神経接続操縦システム試験初号機。 世界初のステルス爆撃機をベースにした機体で、将来的な隠密作戦や爆撃のために開発された。 ピンク色の目立つカラーリングはステルス機らしくないが、こちらもナノコーティングによって任務に合わせた色の変更が可能なので特に問題にはならない。 再設計の際に航空力学に則った細部の構造の変更が行われていて、ベース機の弱点であった形状による様々な制限を改善した事で航続距離や最高速度など、性能の全体的な底上げがなされた。 高度な処理が行えるコンピューターのおかげで対地攻撃能力は非常に高く、ナノコーティングによってさらに向上したステルス性を生かして地形情報が十分に得られない地域を偵察し、周囲の気流や天候が投下する爆弾に与える影響を算出してより正確な攻撃を可能としている。 主に極秘裏に潜入して敵の防空網に対する破壊工作や監視活動を行ったり、爆撃による航空支援が任務。 平時でも飛ぶ事が多い。 ちなみに穴掘り娘の名を持つ雪歩の天賦の才能か、対地攻撃の正確さや、地下施設に対する攻撃能力と打撃能力は異常に高い。(本人曰くその場所のどこが掘りやすいのかが分かり、その場所が弱い場所らしい)。

・F-15E -THE IDOLMASTER CHIHAYA

正式名称は如月千早専用神経接続操縦システム試験弐号機。 ベースとなった機体が新型である事もあって、非常に高い性能を誇る。 格闘能力、空爆、空戦とあらゆる面で他の765プロの戦闘機を上回る能力を有するが、システムを最大限に生かす設計の結果防御面はベース機より低下しており、被弾した場合のダメージは深刻なものとなる恐れがある。 高度が高くなればなるほど機動性が上がるという特異な性質を持ち、空戦における大きなアドバンテージとされ、コフィンシステムとフライ・バイ・ライトを組み合わせた操縦系統もあってドッグファイトでも推力偏向機構を備える第5世代戦闘機と互角以上に渡り合う事が可能。 尚、装備できる武装の種類は全765プロの機体の中で最も多いため今後投入される作戦も多いと予想される。 コンピューターのセキュリティシステムは非常に強固で、ナノマシン認証で信用の無い物はエンジンの始動もできない。 春香機との相性は抜群。 主に春香や真、真美達と一緒に航空戦力の殲滅を任務とするが、対空戦を苦手とする他のアイドルたちの戦闘機を護衛することもある。 元になった機体が機体なので近接航空支援に赴いて空爆も行う。

・F-22A -THE IDOLMASTER HARUKA

開発者をもってして、航空支配戦闘機と称された世界最強の戦闘機のひとつの春香仕様。 正式名称は天海春香専用神経接続操縦システム試験参号機。 システム搭載機としては初の第5世代戦闘機をベースにした戦闘機で、ベース機の抱えるステルス性維持のためのメンテナンスの手間と費用高騰を、ナノコーティングによる代替措置によって解決した結果オリジナルよりも整備性が向上している。 前述のとおりF-22をベースとしているため高いステルス性を持ち、独自開発の新型エンジンによる出力のアップによってペイロードの増加も実現した。 一部ファンの間で閣下と称される春香の専用機らしく、敵のデータリンクや電子機器に対して容赦ない電子攻撃を仕掛ける電子攻撃機としての特性も持ち合わせており、伊織機と同じEMPを使った非常に攻撃的な電子攻撃を行い、敵の電子機器を徹底的に破壊する。(このEMPは指向性を持ち、狙った標的だけを攻撃できる)。 全方位に最大出力で放射した場合、周囲30キロの電子機器をすべて使用不可能にできるため文字通り空域を「支配」する事が可能。この空域では対策の施されていない電子機器は使い物にならないため、戦闘機の操縦やミサイルの誘導も殆どできなくなる。千早機と一緒に飛んでいる時はこの攻撃特性がさらに凶悪化(特に千早に対して危害を加える敵がいた場合)し、怒りを込めたように半導体が発火するほどの高出力でEMPを照射、この世に一片たりとも破片を残すまいとするような凄まじい攻撃をお見舞いする。 実際、アメリカで試験中にふざけて千早機に危険な急接近をしたりウェポンシステムを解除したF-15にEMPで電子攻撃を仕掛け、操縦系統を破壊して身動きが取れなくなったところに機関砲を38発叩き込んで撃墜している。(パイロットは脱出、アメリカ側はパイロットの敵対行為に対する自衛措置としてこの件を不問としている) 主な任務は敵航空戦力の殲滅と電子攻撃。任務内容によっては他のアイドルの護衛もする。 高いステルス性を生かした奇襲もこなす。 接近するミサイルを感知して、そのミサイルめがけてEMPを照射して誘導装置を破壊、無力化するアクティブ防護システムが試験的に導入されている。

・Mirage2000-5 -THE IDOLMASTER YAYOI

正式名称は高槻やよい専用神経接続操縦システム試験四号機。 ミラージュ2000をベースにしたシステム搭載機で、圧倒的な加速性能と最高速度を誇る機体そのものがミサイルのような機体。 システムの出力コントロールと乗せかえられた大出力のエンジンが原因だが、ミサイルの着弾寸前の時やロックオンを振り切る時にこの加速性能を発揮する事で空戦を有利に戦うなど、パイロット独自の工夫によって能力を引き出している。 スーパークルーズ時の速度もトップクラスであるため偵察機としての能力も付与されている。 伊織機との相性はよく、やよい機と一緒に飛行している時に限っては伊織のワガママッぷりもある程度抑えられる。 強行偵察や各種センサーによる情報収集が主な任務で、誰よりも先に戦場を飛ぶ。

・Rafale M -THE IDOLMASTER IORI

正式名称は水瀬伊織専用神経接続操縦システム試験伍号機。 ラファールをベースに開発された機体で、速度が変化するごとに機動性が上下するワガママな反応を見せる。 全体的な性能はそこそこ良いが、そのあまりにクセの強い操縦性のせいで伊織以外操縦が出来ない。 春香同様人を扇動、洗脳する能力に長けたパイロットのおかげか心理戦や情報戦を行う事も可能。 こちらの機体のEMPは指向性が無く無差別攻撃に近い。しかし対策を施された味方には損害は出ないので市街地や他国の部隊との共同作戦でもなければ、特に留意される事もない。効果の及ぶ範囲は半径60km。 主に心理情報戦と電子攻撃、敵対空陣地や基地に対するEMPによる破壊工作での攪乱と援護が任務。

・F-2A-THE IDOLMASTER AMI-、F-16C-THE IDOLMASTER MAMI-

正式名称は双海亜美専用神経接続操縦システム試験六号機甲、同じく真美専用試験六号機乙 。 亜美はF-2、真美はF-16をベースにしている。 パイロットやベースの機体は双子だがその性能は真逆で、亜美機はピッチ方向に、真美機はロールが非常に過敏に反応して一度動かすとフラフラとして止められなくなるほど安定性を感じさせない。 また亜美機はベース機に則って対地攻撃を得意とする一方で真美機は対空攻撃に特化しており、火器管制システムは優秀で連続した攻撃が可能。しかし搭載弾薬はそれほど多くないので補給のない状態では苦戦する事もある。 とはいっても亜美機はF-16とほぼ同じサイズながら攻撃機として設計されたA-10 とほぼ同じペイロードを持つF-2がベースなだけあって、ノーマルと比べれば弾薬は多いほう。真美機もエンジンの乗せ変えによってペイロードは増えている。 空中戦でも対地攻撃でも、主に支援機として活躍する。

・F-14D -THE IDOLMASTER AZUSA-

正式名称は三浦あずさ専用神経接続操縦システム試験七号機。 トムキャットの異名を取ったF-14がベース。 パイロットの個性を反映してか、すべての操作に遅延が発生する上に加速や減速までおっとりしている。 果てはミサイルが迷走する珍事を起こして、前述の戦闘機としては致命的な性能もあって飛行禁止措置を取られた事もあるが、何故かあずさが乗ると普通の戦闘機のように振舞う。 実は最高速度は全765プロの中でトップ。 主な任務は航空支援。

・F/A-18F -THE IDOLMASTER RITSUKO-

スーパーホーネットをベースにした秋月律子専用神経接続操縦システム試験八号機。 コンピューターの処理能力は765プロでも最高で、有り余る力を生かして電子戦機としての能力が付与されている。 新開発のレーダーによって600km先まで見通すことが可能な上、最大で120個の目標を同時に追跡できる。 挙動はとてもデジタルチックだが、性能は良い。 攻撃能力は特筆すべき高さを誇り、高いシステムの処理能力によって複数の目標への同時攻撃や連続攻撃もらくらくこなす。 対空戦闘も可能だが、対地攻撃能力が高いため役回りとしては航空支援が多い。 ジャミングやレーダー支援、攻撃支援など部隊への敵情報提供や電子戦支援を行いながら地上兵力を叩くのが主な任務。

・Typhoon -THE IDOLMASTER MAKOTO- 正式名称は菊池真専用神経接続操縦システム試験九号機、ベース機はタイフーン。 運動神経抜群の真の機体らしく機動性は高い。しかし電子支援(誘導のための処理を分散処理する)なしではミサイルが使えず、高い機動性を生かして格闘戦に持ち込むことで真価を発揮する。 その機体特性のため後方支援が多いが、強力なジャミングがかけられた状況下でも戦闘能力が衰えないため切り札として前線に出る事もある。 ジャミングによって戦闘能力が制限される戦場で、そのジャミングの元を断つ任務に就くことがよくある。

・A-10A -THE IDOLMASTER SP-

社長専用神経続操縦システム試験拾号機、ベース機はA-10。 765小隊のコフィンシステムシリーズ最後の機体としてロールアウトした。 全アイドルの能力とプロデューサー、社長&小鳥さんのデータを集約、分析して設計された最後にして最強の攻撃機として誕生し、部隊指揮官である社長自らが乗り込む。 挙動はやや不安定だが、アフターバーナーのないスピードの遅さのおかげか、問題になるような事はない。 ただしその遅さやそれに起因する機動性の低さは戦闘機としては致命的になるが、システムと大幅に増加したペイロード、それを存分に生かす事の出来るコンピューターによる高い火力に新素材の装甲によって高められた防御力でその欠点をカバーする。 装甲素材の変更とEMPによるアクティブ防護システムによって対空戦闘もこなせるように改良されている。 対地、対空攻撃能力はともに非常に高く、どのアイドルの乗る機体よりも火力は高い。 律子機よりも大きなレーダーを搭載していて、 800km先まで探知が可能な早期警戒機のような能力を持つ。 それゆえ、アイドルたちの航空機の管制や情報提供などを主な任務としているが、その火力でもって支援をする事もある。 気化爆弾を搭載可能で、通常の爆撃でも畏怖の対象となる。

・F-22

第5世代戦闘機の中では一番早くデビューを果たした。 高いステルス性、可変パドルによる高機動など異常ともいえるほどの高性能であり、あまりの性能に航空支配戦闘機と呼ばれる部類に入る。 しかし高性能な分コストも高く、1機あたり150億円超という破格の値段が付いている上ステルス性の維持のための表面処理や塗装にも莫大なコストがかかるため、生産縮小や派生型の開発凍結などの欠点もある。 システム崩壊による戦火の拡大、中国とロシアの内戦の影響で紛争が世界中に飛び火したため14年に日本、イスラエルへ輸出されライセンス生産が始まった。米軍内部での調達数も増加している。 ライセンス生産第1号は765小隊の春香機であり、航空自衛隊のF-22Jもステルス性維持のためのメンテナンス費用の削減のためナノコーティングが施されている。

・F-22 Ver.T

F-22のつばき仕様。表面処理を改良してフライ・バイ・ライトへの乗せ換えとエンジンをカスタマイズしたもの。 火器管制システムと制御系のコンピューターをNERV謹製の新型に交換しているため全体的に性能が底上げされている。

・F-15 Ver.T

F-15のつばき仕様。F-22と同じくスミレの紹介でNERVにカスタマイズを依頼したもの。 制御系を一新、表面のナノコーティングによってベースのE型より機動性とステルス性が増している。 フライ・バイ・ライトへの乗せ替え、コンピューターのアップグレードによる高機動化と、それに伴う機体の強化が主な変更点。 コンピューターの高性能化によって爆撃の精度が上がり、ロックオンも速い。

・XFA-32C ゲイム

防衛省の極秘プロジェクトによって開発された戦闘機。 心神以前にステルス、推力偏向機構を念頭に置いた国産戦闘機開発のための研究が行われ、その最初の機体としてロールアウトした。 エンジンはプラットアンドホイットニー社から購入したものを搭載している他は、電子兵装から機体素材まですべて国産である。国内の技術でどれほどの戦闘機が製造できるかを知るためのテストと言う意味合いもあり、量産は計画されず4機の生産後、全て機密のうちに開発テストを行って、各務原の航空自衛隊基地にて研究のため保管される予定だった。 予算すら偽装され、開発も殆どアメリカで行われた(機体番号もアメリカ風)ため正確な出自を知るものはごく少数。 無尾翼という珍しい形状をした制空戦闘機で、ステルス性を持ち3次元ベクターノズルによる高い機動性を誇る。開発当初は世界最強とも言われたが、コストがかかることとテスト中の事故が災いして、当初の予定を変更し1機のみが生産されるに終わった。現在はNERV地下空港の先進兵器研究所の倉庫に保管されている。得られたデータは心神計画へと引き継がれた。 765小隊の戦闘機に搭載されているコフィンシステムと同じものが搭載されていて、プロトタイプから美希機に至るまでの間にロールアウトした。 開発は三菱重工だが、アメリカの圧力で一部設計と技術アドバイザーとしてボーイング社が関わっている。

・R-103 デルフィナス3

防衛省技術研究本部とNERV技術開発研究所の開発した航空自衛隊の主力戦闘機。 1、2の試験運用で得られたデータを生かして再設計された機体。 現在F-22Jが50機運用されているが、F-4やF-2の後継にするには不十分だったため柔軟な運用が可能な攻撃機を目指している。F-2並みのペイロードを誇り、対地攻撃能力が向上している他対空戦闘能力もF-15Eに見劣りしない。ある程度のステルス性を持つ。 開発に当たってAIであるMAGIが設計に参加し、ナノコーティング技術による機体表面の層流制御、90%に新素材が使われるなど航空機としては破格の技術が投入されている。 民間からも広くアイデアを募集したためこれまでにない流線型と言う革新的なデザインを持ち、新素材を多用してコフィンシステムを搭載しているため性能は高い。 先進的なフォルムは世界の度肝を抜き、航空ショーに持ち込まれてのお披露目ではその高い機動性もあって強烈なインパクトを残した。Rから始まる機体ナンバーから、このシリーズをRナンバーと呼ぶ。 開発は三菱重工、ヴェクター、NERV技術開発研究所、防衛省技術研究本部。

・XR-103K.T

765小隊の如月千早の身体、操縦データなどの情報を元に、三菱重工の保有するAIと防衛技術研究所のAIが1から設計をした機体。完全な千早専用機であり、外見はデルフィナスにカナード翼として前進翼を装着したフォルムとなっている。 設計は起こしたものの、コストやパイロットの養成などの問題により凍結中。

・X-49 ナイトレーベン

エリア51で開発された全翼型戦闘機。 翼の内部にミサイル、機体中央にはレーザーを配した構造でステルス性を持つ。 日本のコフィンシステムに対抗するための操縦システムの研究の過程で作られた戦闘機で、脳と機体を人工神経で直結することで常識ではありえない機動で飛行する。 しかしそのあまりに危険なシステムは他の方式に取って変えられ、人工神経の接続手術を受けた被験者によるテスト飛行を最後に開発は中止、機体も処分される。 また、この人工神経を始めとする操縦システムの基幹部分を開発し、脳とコンピューターのダイレクトアプローチの基礎理論を築いたヨーコ・イノウエ博士が研究中の事故で死亡している。この機体の開発過程においてコフィンと同じ操縦技術が生まれ、米軍で研究が続いている。

・XR-900 ジオペリア

Rナンバーがついているがこちらは先のナイトレーベンの研究者グループがイギリスに移籍して開発した別物。 性能はナイトレーベンとほぼ同等だが、米軍とEUが共同開発中の先進操縦システムを利用して操縦する仕様に変更されている。

・F-2

防衛庁(当時)が開発した支援戦闘機。分類は戦闘攻撃機である。 増槽に空対艦ミサイル4発を装備しながら超低空を飛行できる機動性と安定性を実現しており、水面ギリギリを飛行するF-2をレーダーで捉えることは困難であるため目標は一度攻撃されればひとたまりも無い。 至近距離まで接近した戦闘機から発射された多数のミサイルに対しては、近接防空システムもなす術がなく、撃ち漏らしたミサイルによって確実にダメージを与えることができる。 爆撃と近接航空支援のために設計されたA-10攻撃機とほぼ同じペイロードを持ちながら航続距離は約800km、高度な電子制御による非常に高い安定性とアメリカ空軍のパイロットもその操縦性と性能を高く評価している。 このような戦法が取れるのはF-2を除いて存在しないため、世界でもこのF-2の同時多発攻撃を防ぐことのできる艦は無いと言ってよい。 現在、R103と混合運用中。

・A-10

近接航空支援専用の攻撃機。 近接航空支援向けにジェットエンジン装備のため低速であるが、それを頑丈さと兵装の多さで補う。特に頑丈さには定評があり、対空砲によって308箇所に穴を空けられたり対空ミサイルでエンジンのカウルを吹き飛ばされながらも帰還する逸話を持つ。 低速である他、対地攻撃専用機として設計されているため対空戦闘はできず、レーダーすら搭載されていない。ホバリング中のヘリを機銃で撃墜したことがあるが幸運の結果であある。 このような機体特性のため制空権を確保できるアメリカ軍と、アメリカ軍に制空権を確保してもらった戦場で活動する機会が多く、独自の戦闘機部隊を持つ戦略自衛隊のみが運用する。 搭載する30mm機銃は強力で、機銃掃射による支援攻撃も得意としている。この機銃は反動が約2tの撃てば減速すると言われた代物。

・AH-1

コブラの名前で知られる世界最初の攻撃ヘリコプター。長らく米軍で運用されてきた。 世界各地の戦争で戦車と歩兵を葬り去ってきたヘリコプターで、アパッチの導入によって現役を退くまでおよそ30年以上使用され、ベトナム戦争から戦い続けた老骨。

・UH-60

ブラックホークと呼ばれ、世界で最も優れた多目的ヘリコプターであり世界で最も知名度の高い軍用ヘリでもある。 その用途は多彩で、特殊部隊の強襲の為のヘリボーン、ヘルファイアミサイルを装備しての地上攻撃、ロケット弾ポッドとドアに備え付けられたM134ガトリングガンによる近接航空支援、物資の輸送など何でもこなす。 米軍のあるところブラックホークありと言われるほどで、様々な特殊作戦を影で支え続けている。 しかし任務によっては低空を飛行したりホバリングで静止するため、的になりやすくソマリアやイラクでは多数のブラックホークがRPG7のような対戦車兵器によって撃墜され、近年の課題のひとつとなった。

・C-1

航空自衛隊で運用されている中型輸送機。 70年代の安保で揺れていた時代背景によって開発時に意図的に航続距離を短縮され、増槽無しでは北海道から沖縄まで飛行が出来ない程の致命的な欠点がある。 しかし4重フラップによるSTOL(短距離離着陸)性能と運動性能は特筆すべき高さを誇っており、輸送機でありながら90度バンクでの急旋回をこなす。そのため開発時にはアメリカ政府が特殊部隊運用のための特殊作戦用輸送機として購入したいとの打診があったとされる。 耐用年数を迎えた事、また上記の性能不足のため後継機の開発が進められ、順次退役している。

・C-2

防衛省の開発した新型の輸送機で、C-1の後継機。 2013年より配備が開始された新入りで、C-1の運動性能に加えて輸送機の最高傑作といわれるC-130の最新型を越える積載量と航続距離を持つ高性能機になっている。 新型哨戒機とセットで開発が進められたため部品の共有化が図られており、開発費を抑える事に成功した。 現在航空自衛隊と戦略自衛隊で運用されている他、その性能に目を付けた米軍が購入を打診している。

・OH-6

MDヘリコプターズの開発した小型の観測ヘリ。卵型のボディからフライング・エッグとも呼ばれる。 小型であるためループが可能なほどの軽快な機動性を誇り、構造が簡便で保守性も抜群、卵形のボディ形状は抗力も小さく頑丈で、視界も広くとれるなどその特性から世界中で軍民問わず活躍している。 ナイトストーカーズではロケット弾ポッドとガトリングガンを装備したAH-6Jや兵員輸送用のMH-6が運用されており、ソマリアのモガディシュの戦いでは小型でありながら4人の完全武装の兵士を運搬できる能力を遺憾なく発揮、デルタを最初に降下させた。 小型ながらパワフルかつ小回りが利くので、機体両サイドにミニガンとロケット弾ポッドを取り付けた状態でも路地を縫うように攻撃ができる。 現在J型を除いて老朽化のため退役が進んでいる。

・CH-47

チヌークとも呼ばれる。 ベトナム戦争で実力を見せつけた大型輸送ヘリで、ハンヴィーのような背の低い車両なら2両搭載できる。兵員ならフル装備の兵士を一度に30人以上運ぶことができ、吊り下げる形なら10t近い貨物の運搬も可能。 着陸地点に大量の人員を一度に投入できる能力を遺憾なく発揮することで、米軍の作戦行動を支えている。 特殊部隊の運用にも欠かせず、特にナイトストーカーズはこの大型ヘリを手足のように操り、着陸できない小さな建物の屋上にハッチ部分だけを接地させて部隊を降下させたり、水面ギリギリでホバリングしてボートを回収するなど半ば曲芸に近い飛行ができる。 日本では自衛隊が運用しており、部隊の運搬はもちろん災害派遣でも物資の輸送や被災者の輸送に大いに貢献した。米軍で運用されているものには側面にMk.19擲弾発射器が装着できる。

・AC-130

スペクター、スプーキーと呼ばれる攻撃機。元はC-130輸送機で、左側面に105mm榴弾砲、ボフォース40mm機関砲、20mmバルカン砲を装備し、機内でTV操作クルーが画面を見ながら照準を合わせて攻撃を行う。輸送機ゆえに大量の弾薬を搭載でき、航続距離も長いため長時間に渡って上空に留まりながら連続した支援が提供できる。 元は近接航空支援のために開発されたが、武装偵察や戦場への補給など様々な任務に就いている。 武装がすべて左側面に装備されているのは左側に座る機長が視認しやすいためである。尚、105mmと40mmの同時射撃は禁止されている。 対空防護手段としてミサイルを装備する計画があり、対地攻撃力の強化としてロケット弾の搭載も検討されている。 基本的に輸送機なので、制空権が確保されていなければただの的に過ぎない。そのためこの機を運用しているのは米軍と、米軍と行動を同じくしたり自らの力で制空権がある程度確保できる戦略自衛隊に限られる。

・E-767

航空自衛隊の運用する早期警戒機。機体上部の取り付けられたキノコ型のレーダーが特徴的で、そのレドーム自身も揚力を生み出す。非常に長い探知距離を持っており、一機で日本全土をカバーできる。主な任務は地上のレーダー基地の整備中にできる防空上の空白の穴埋め、有事の際は航空戦力の分析と探知、そして友軍への指示である。強力なレーダーを搭載して遠くまで見渡せると言っても、戦闘機から見ればただの旅客機なので制空権の確保された味方の領空から出ることはない。

最終更新:2012年04月21日 18:49