民間組織

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・中華連邦

血の日の出事件を機に発生した暴動が全国に波及、遂には人民解放軍も分裂し内戦状態に陥った中国の南部で、リー・チョウレンが建国を宣言したユーラシア大陸の新しい国家のひとつ。
連邦制を敷く民主化を唱えて、5億人の民衆と中国の民主化を訴えてきた世界各国による支援によって戦闘を有利に進めている。南京を首都と定めている。
沿岸部分の都市、工業地帯から得られる潤沢な資金と、それを背景にした近代兵器で武装した中華連邦軍が現在北部の中華人民共和国と戦闘状態にある。

・中華人民共和国

元は共産党の一党独裁体制の下社会主義を掲げた国家であったが、システム崩壊を機に恐慌状態となった世界経済のあおりを受けて大不況に陥った。
その事をきっかけに各地で暴動が頻発するようになり、遂には血の日の出事件と呼ばれる軍による市民の虐殺まで発生、これが火種となって共産党も抑えられないほどの大暴動が起きた。
結果外国人は全員退避、経済は完全に崩壊し検閲も麻痺状態となった。
内戦状態に突入した南京にて、分裂した人民解放軍を率いて中華連邦の設立が宣言され、北京の共産党に宣戦を布告し、民主化を唱えて市民を味方につけると共産党の人民解放軍に攻撃を開始した。
現在共産党の勢力は北部に後退しつつあり、人民解放戦線を組織してゲリラ的な抵抗を続けている。

・ロシア連邦

ソ連解体後も長きに渡ってアメリカと世界の超大国として君臨し続けた巨大国家。
天然ガスや油田で貿易を進めていたものの、資源の枯渇や慢性的な経済の不況で軍を維持することも難しくなっていた。近年現政権の転覆を狙う超国家主義者と政権支持派との間で内戦が勃発、13000発もの核兵器が不安定な状況に晒されている。
一部ではその核兵器が国外へ流れているとの噂もあり、SASがロシアの現政権支持派と協力しながら核兵器の行方を追っている。

・ミスリル

元は拡大するPMCによる代理戦争の広がりに危機感を覚えた世界各国の首脳が、極秘に世界大戦や大規模な紛争に発展しかねない火種を消す「火消し」を担当する専門部隊を創設したのが始まり。
指揮権は基本的に国連だが、実際に動くかどうかは評議会による。中立の立場であるため、国家間の紛争を武力行使によって解決する荒っぽい手段をとる場合に声がかかることがある。 世界各地の紛争地帯にASや部隊を送り込んでテロリストの殲滅に当たる。
現在はウィスパードと呼ばれる特殊能力を持った人の人道的保護も行っている。
装備はTDD-1、AS、ヘリコプター、巡航ミサイル等一国の軍隊に相当するが、どの国家にも属さない中立の立場を守る。本部はシドニー、また太平洋の島々に基地も保有している。
戦闘を行う部隊は基本的に傭兵で、国連軍やPMC同様契約した兵士が戦闘を担当する。
国連とも各国政府とも関わりがない、独立した軍事組織だが太平洋の各地に基地を設けており、香港と東京に司令部を置いている。
基本的に中立で、第3新東京市地下のドック以外の拠点は国家の影響力が及ばない。
作戦部と研究部は日本政府と関わりが深く、国家による保護を受けて任務を遂行することもできる。

・ジャッジメント

学園都市の治安維持組織のひとつ。
主な仕事はパトロールや地域での奉仕活動で、犯罪者の捕獲から迷い犬探しまで多岐にわたる。
能力を使って犯人を捕獲する権限を持つが、逮捕と護送後の処理はアンチスキルの領分で、アンチスキルでは手の回らない草の根活動ともいえる。外勤警察官と刑事課の警察官の仕事の住み分けに近い。
犯罪現場にいち早く駆けつけ活動を開始するため危険も伴い、特に能力を使えない状況下ではただの素人でしかないため事態の悪化を招く事もある。そのため特別強化講習が予定されている。

・アンチスキル

学園都市のもうひとつの治安維持組織。
こちらは防弾チョッキにニーガード、シールドにアサルトライフルなどの火器を使用する。
SATに近い存在で、ジャッジメントの手に余る武装した犯人の逮捕や護送を主な任務としている。
銃火器でなければ解決できない事件だけでなく、ジャッジメントの捕まえた犯人の移送も手がけており、ジャッジメントの上位組織と言った性格も持ち合わせる。
ジャッジメントに比べて訓練は積んでいるが、室内での銃撃戦や突入、CQBといった特殊な状況下での戦闘は訓練されておらず不十分な面がある。仕事内容の関係上数少ない大人の構成員も確認されている。

・ピューブル・アルメマン

フランスを本拠地にする大手PMCのひとつ。中東を中心に兵を展開しており、スネークの潜入した国では反政府勢力の討伐を依頼されていた。しかしシステム崩壊に伴って全兵力が完全に機能不全に陥り、株価は暴落し戦争経済の破綻とともに倒産した。展開していた地域に残された兵器や装備は月光のような高度なものを除いて紛争地帯に流通しており、各地でPMCに依存して弱体化した政府軍を苦しめる一因となっている。
倒産後は解体され生産部門はフランス政府へ、兵站部門は民間の量販店グループへ払い下げられた。

・レイブンソード

アメリカに本拠地を構える大手PMCのひとつ。東欧、アフリカに展開していた。
システム崩壊とともに倒産し、解体された各部門は他社と同じく払い下げられているが、生産部門と他の大手PMCより先進性が大きかった研究開発部門は別会社として独立して新生PMC「レイブン」となった。

・ウェアウルフ

アメリカに本拠地を置く大手PMCのひとつ。南米コロンビアの他アフリカにも展開していた。
システム崩壊後は警備会社へ鞍替えしたものの負債を抱えて倒産、その後世界各地に散ったPMC時代の兵士が集まって「セイバー」を結成した。
ウェアウルフ時代の名残は会社のシンボルマークに僅かに見られる程度で、かつて自動化された月光を始めとする無人機で優位に立った頃の面影は残っていない。これは解体後各部門が殆ど人の手に渡ってしまったためで、無人機開発で培った技術もレイブンに吸収されているためセイバーの装備は旧式のものが多い。その結成の経緯から、手段を問わず稼ぐ事を至上目的としている。

・プレイング・マンティス

大手PMCのひとつ。解体後は生産部門がベイラーへ、研究開発部門がレイブンへ買い取られたため完全に消滅してしまっている。兵站部門の石油基地はセイバーに攻撃を受けて奪取されたため何も無くなった会社に見切りをつけた社員は全員他社へ移籍した。

・ベイラー

元米軍仕士官、警備会社が設立したPMC。新法の適用された第1号で、シェアトップを走る。
装備はシステム崩壊をきっかけに顧客を拡大した軍需産業の各企業から支援されてるため米軍で使うものが多い。

・セイバー

全員顔を隠すと言う特異な集団で、PMCの中では新参。資金源や経営者の経歴などは殆ど分からず、末端の兵士ですら正体が分からない者が多い。一般人から犯罪者まで幅広く雇い入れている。
装備は旧ソ連時代の旧式だが石油資源は豊富。

・レイブン

旧大手PMCの研究開発部門を吸収したPMC。そのため技術力は3社の中でもトップで、VR訓練による効率的な訓練と最新の装備で兵士を固めている。
その技術力を生かして製造業を営んでおり、資金源はその収益である。

・DOREBINS

銃器密売のトップシェアを占める世界最大の武器商人集団。GOP前に世界中でSOPによる規制を逃れた銃火器を、民兵や小規模な現地PMCへ販売して利益を上げていた。
GOP後は武器洗浄人から武器商人となり、国連主導で行われた紛争拡大を防ぐための銃火器の販売規制にあやかって、正規のルートより安い価格で武器を販売したり入手しづらい武器を売りつけるなど、SOP時代より変わらぬ商売を続けている。
彼らのネットワークを利用して戦場の情報やテロリストの情報を得るなど、国連側にもうまみがあるため事実上公認の立場。

・STOP Security Service

「降りかかる危険をとめる」という意味を込めて名づけられた総合警備会社。SSSとも呼ばれる。
本社は安全上の都合で日本にあり、業務はSPによる警護や施設警備から戦場における作業やジャーナリストの警護、そのための諜報活動、航空機の護衛まであらゆることを行う。
業務の内容上、高度に訓練された部隊(中身は本物の軍人の特殊部隊だったりする)を独自に持っていて政府からの信頼性も高い。
ヘリコプター、戦車、戦闘機まで運用する世界最大規模の企業。
要人の送迎、犯罪者を護送する護送車の警備なども担当している。
また、警備のための情報収集と言う名目で独自の調査部を持っており、興信所としての顔もある。
マフィアのボスと言った大物の護送には、MRAPと武装ヘリまで動員した警護を行い、武装した構成員に襲撃されても問題なく移送を完了できるプランを用意していることもあり、メキシコから南アフリカなどの治安の悪い地域での護送にはよく出動する。
裏ではミスリル同様紛争の鎮圧、大量破壊兵器の追跡や破壊、危険人物の暗殺などを行っている傭兵部隊としての顔があり、その中核をTF20のメンバーが占めている。国連より様々な権限を与えられているため、あらゆる国であらゆる軍事活動を行う。

・ヴェクター・インダストリー(Vector Industries)

戦争経済の崩壊による不況を乗り切るために日立、トヨタ、三菱、三井住友、ソニー、東芝他多数の国内企業が合弁企業として設立した巨大多国籍企業。
トヨタの自動車技術、三菱と住友の重工業、ソニーと東芝、日立のエレクトロニクスなど各企業の得意分野を集結させたため兵器からパソコンまであらゆる産業へ手を伸ばしている。本社はアメリカにあるためアメリカ企業として認識されているが、自衛隊の規模拡大に伴う防衛産業の拡大が急務となっていた日本政府が、この会社の技術力がNERVと技術研究本部との共同研究に欠かせないと判断してのことである(武器の輸出を禁じていた立場上の配慮)。
AGWSや戦闘艦の建造も手がけ、Rナンバーの開発にも参画している。
KOS-MOSはこの会社とNERVの共同研究の産物である。

・水瀬グループ

水瀬財閥の経営する企業体。
日本有数の巨大企業で、三井、三菱、日立、ソニーなどと共に世界中に事業を展開している多国籍企業である。
水瀬重工は自衛隊に兵器を納入しており、新型戦闘機開発やASの生産、整備にも参加しているため、765小隊にも身近な存在。

最終更新:2012年04月22日 01:48